権力に対する人間の戦いとは、忘却に対する記憶の闘争である#ペーパーシティ
権力に対する人間の戦いとは、忘却に対する記憶の闘争である
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今まで立ったことのない場所で、向いたことのない方向に身体を向け、経験したことのない途方もない時の長さ見つめ続けるような、そんな感覚で日本の戦争を観た。
身体が重い、頭が重い
人が喜ぶ様子や悲しむ様子に入りこみ涙が出ることはある
けど悔しさ、無念といった感情に入り込み涙が込み上げてくるのは久しぶりですごく重たい
また無知の自分に出会ってしまった
何も知らない自分が恥ずかしく嫌悪感でいっぱいになって見て見ぬふりしそうになるけど
絶対にその自分と出会わなければならない
その自分と一緒に生きていく
なるたけ正確に世界を捉える
私の上映時間にはご年配の方が多かった。東京大空襲の頃は親の世代じゃなかろうか。
上映が終わり席を離れる時に色んな方と目が合った。ただ目が合ったんじゃないと思った。
ほんの一瞬だけど、とても明確に受け取るものがあった。
憔悴されている様子のなか
なぜ来たのか?
感じるものはあった?
何をどう感じた?
この思いを知ってくれ
お願いだ、変えてほしい
どうか消さないでくれ
忘れてはならない
私はしっかりと見据えられていた
はっきりと託された
東京という場で、おそらく限りなく当事者である人達と観た。ペーパーシティ。私は一生忘れない。
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考えなきゃ。
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