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「ラブ&ドラッグ」映画の感想

たまには観た映画について感想でも。まあ結構前なんですけど。

「ラブ&ドラッグ」という映画で、ジェイク・ギレンホール演じる大手製薬会社で働く女好きなMRがバイアグラの発売とともに成績を伸ばしていく姿と、アン・ハサウェイ演じる若年性パーキンソン病を患う女性との恋愛を描いたラブコメディです。

私はジェイク・ギレンホールをかっこいいと思っているので見てみたいと思っていました。あとアン・ハサウェイがきらきらしているのは確かです。

ファイザーが何と言うか、こういうかなりポップな?映画に自社の名前を使用することを許可したことに少し驚きますね。バイアグラってアメリカでは本当にこういう風に受け取られていたのかなと思っちゃいそう。

以前在籍した医療系広告代理店の面接を受けた際、面接官からバイアグラの日本でのプロモーションを手がけたのは弊社なんですよと聞きましたが、その資料を見た記憶ありません。

アメリカの高額な医療用医薬品を避けてカナダに買いに行く「ドラッグツーリズム」や患者団体の活動、アン・ハサウェイがそれとなくストレッチをする姿など、思いのほかパーキンソン病の様々な側面が描かれており、興味深い部分がいくつかありました。

またパーキンソン病には症状にも治療薬にも、性欲の異常な増進やギャンブル依存などの副作用が一部の人に出ることが知られています(一部ですよ)。

当初、主人公の男女は複数の肉体関係を持つことをためらわない、性に開放的な性格として描かれていますが、もしもそういった症状まで踏まえて人物像が作られているならば、なかなか良く研究されている映画だったのかもしれません。まあ主人公の男には関係ないですけど。

結末は一昔前の日本のトレンディドラマを思わせるような展開(実際10年以上前の映画)で、問題提起とか重苦しい雰囲気はさほどないので、医療や製薬業界に関心を持っている方は機会があれば。


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