P-GEN(ルークトゥンモーラムファンクラブ)

タイ音楽愛好家。タイ音楽の魅力を伝えるべく、文章を書いたりDJしたりと、右往左往しています。少しでもサポートしていただけると励みになります。

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最近の記事

【タイ・音楽の旅2023】8日目:火が灯される灯篭船と学生たちによるイサーン音楽の演奏

2023年10月28日 ナコンパノム2日目。イサーンの朝は当然だが、バンコクのように車の往来が激しい場所ではないので、時間もゆったり流れていて、気分が落ち着く。 この日は急いで起きなければならない用事は特になかったので、昼近くまでベッドの上でSNSなどを見ながら少しゆっくりする。Facebookでフォローしているナコンパノムのページには、次の日のライ・ルア・ファイのスケジュールがアップされていた。18時から12隻が流されるようで、かなり長時間のイベントになりそうだ。 外

    • 【タイ・音楽の旅2023】7日目(2):厳重警備で緊張感が漂うネスカフェのライブ

      2023年10月27日(2) 学生達によるイサーン伝統音楽のステージが終わり、次にメインステージで行われるネスカフェ・シーナコンのライブを観る為に移動した。 初めての会場だと目的の場所を探すのに一苦労してしまう事が往々にしてあるが、この会場は4年前にも来たことがあったので、どの場所に何があるのかはだいたい把握していた。 4年前にここでモーラムのコンサートを観た時、最初は県庁の建物の前にステージが建てられていたので、通りからも見え、分かりやすかった。しかし、コンサートが深

      • 【タイ・音楽の旅2023】7日目(1):灯篭船を求めてタイ東北部ナコンパノムへ

        2023年10月27日(1) この旅もようやくここからが本番。4年ぶりのイサーンである。 そもそも今回の旅行はイサーンに行くのが目的だった。最初の計画では、タイについてすぐにイサーンに行こうと思っていたけど、コンサートの情報を収集し計画を立てている内に、やはりバンコクには何日か滞在しなければならなくなって、前半1週間はバンコク滞在となった。 イサーンに行くにはいつも長距離バスでモーチットから行くので、最初はそのつもりだったが、まずナコンパノムへ行かなければならず、そこへ

        • 年を越す前に聴いておきたい2023年のタイ・ルークトゥンモーラム10選

          旅の記録の途中ですが、まもなく2023年も終わろうとしているので、今年はどんな曲があったのかを簡単にまとめておこうと思います。 と言っても、実は前半はほとんどタイの音楽を聴いていませんでしたので、印象に残っている曲はあまりありません。なので、選んだ曲は今年の後半のものが中心です。 また、選曲の基準はヒットした曲だけでなく、個人的にお勧めの曲なども含んでいます。 なお、順位は僕の個人的な注目度が強く反映している事をご了承ください。 10.イーラー・ナー・ハーン(อีหล

          【タイ・音楽の旅2023】6日目:もしかしたらモーチットで観るモーラムはこれが最後になるかも・・・

          2023年10月26日 帰国日を除けば、バンコクの滞在はこの日が最後になった。そして、後で判明した事だけど、モーラムが好きな身としては、記憶に留めておくべき重要な1日なるかもしれない。 今回のタイ滞在は2週間だったので、前半1週間が過ぎた訳だけど、持ち合わせのバーツが最初に空港で両替した分では足らないかもしれないという状況になってきたので(いかんせんタイの物価が上がっている上に円安なもんで)、イサーンに行く前にもう少し両替することにした。 ラップラオの宿から近めの両替所

          【タイ・音楽の旅2023】6日目:もしかしたらモーチットで観るモーラムはこれが最後になるかも・・・

          【タイ・音楽の旅2023】5日目:タイの家族との食事

          2023年10月25日 この日、コンサートに行く予定はなかった。というよりも、あえて行かなかった。コンサートに行こうと思えばいくつかあったが、それ以上に大切な用事があったので。 自分にはタイに来た時にはいつも一緒に食事をしている大切な存在の人(タイの家族に近い存在)がいるんだけど、他の日の予定から考えて、どうしてもこの日でなければその都合がつかなかったので、コンサートは行かない事にしていた。 その用事の前に行かなければならない所が2つあった。とりあえず宿の下にあるセブン

          【タイ・音楽の旅2023】5日目:タイの家族との食事

          【タイ・音楽の旅2023】4日目:TAITOSMITH-今、最も熱いリアルなタイを歌う新世代の代弁者

          2023年10月24日 前日に引き続きバンコク滞在。住んでいた事もあるし、コンサートメインの旅行だと夜が中心になるので、バンコクにいる時は昼間はそれほど出歩かない。 この日も朝は比較的早めに目が覚めていたが、すぐに外へは出ず、昼頃まで部屋でのんびりしていた。12時過ぎて昼飯を食べようと思い、近くのお店に向かう。 バンコクでの滞在ではラップラオ方面に泊まる事が多いんだけど、以前宿の周辺には目ぼしい食事処が少なかった。しかし、イエローラインが出来た影響だろうか、少しずつお店

          【タイ・音楽の旅2023】4日目:TAITOSMITH-今、最も熱いリアルなタイを歌う新世代の代弁者

          【タイ・音楽の旅2023】3日目:ロットヘーで鍛えられた歌手のパワーとスタミナに圧倒された夜

          2023年10月23日 チョンブリーでの用事は1日のみだったので、再びバンコクに戻り、ここから改めてバンコク滞在のスタートになった。 朝はゆっくり目に起きて、とりあえず朝ごはんを食べようと、Google Mapでどこか食べられるところを探していたところ、宿の近くにクウィッティアオ屋を発見。ご飯の事はそれで解決したが、問題はバンコクへ帰る方法である。 パタヤなど賑やかな所なら、バンコクへ戻る方法はいくつかあるが、チョンブリー県庁周辺は観光客などほとんど来ない所なので、そう

          【タイ・音楽の旅2023】3日目:ロットヘーで鍛えられた歌手のパワーとスタミナに圧倒された夜

          【タイ・音楽の旅2023】2日目:ゲーム(ヂュンラホーラーン)の魅力に惚れ直した夜

          2023年10月22日 前日降っていた雨も上がって、昼間は誰もが想像する日差しと暑さになったバンコク。 この日はチョンブリーの県庁周辺で「水牛競争まつり」に関連するイベントが行われており、そこで今、ツアーしているヂュンラホーラーン(จุลโหฬาร)のヴォーカル・ゲーム(เกมส์ สุจิตรา)とタイ・ドゥーン・レン(ไทเดินเล่น)というバンドが来るという情報を得ていたので、チョンブリーへと向かう事にした。 パタヤへ行くなら大型バスを利用するのも可能だが、チ

          【タイ・音楽の旅2023】2日目:ゲーム(ヂュンラホーラーン)の魅力に惚れ直した夜

          【タイ・音楽の旅2023】1日目:1年ぶりのラムヤイのステージはさらに進化していた

          2023年10月21日 1年ぶりのタイ訪問。今回はホーチミン経由ベトナム航空を利用してみた。理由は少しでもバンコクへの到着時間を早めたかった為。朝9時半に成田を出発して、トランジットで3時間、そして19時半頃予定通りスワンナプーム空港に到着した。 時期的に雨は降らないと思っていたが、到着してみると何と雨!ただ、降りは弱かったのは幸いだが、日本の雨のように長時間降っている嫌な雨だった。 宿はMRTイエローラインが開通したという事で、今まで利用したことがなかったシーナカリン

          【タイ・音楽の旅2023】1日目:1年ぶりのラムヤイのステージはさらに進化していた

          モーラム・ミーツ・ダブ・ミックス、セットリスト

          2月25日に大塚のバー「地底」で開催された、今回で34回目を迎えるワールドミュージックのパーティー「Salud!!」。 光栄にも主催のKONPEXさんからDJのご依頼をいただきまして、参加させていただきました。 今回はアジア・オセアニアスペシャルという事で、他のDJの皆さんもアジア関連のレコードをプレイされていましたが、僕はいつも通りタイものでセットを組みました。 ミックスのテーマを「ダブ色のあるモーラム」に決めて選曲して、持ち時間は35分でしたが、1曲をじっくり聴いて

          モーラム・ミーツ・ダブ・ミックス、セットリスト

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その5:メンポー、ピー・サドゥー

          【Place5】2010年6月13日(2)メンポー・チョンティチャー&ピー・サドゥー@インパクト・チャレンジャー カオディン(ドゥシット動物園)でのコンサートが終わったのが、夕方頃だっただろうか。その後は前日に続き、ムアントンタニーのインパクト・チャレンジャーへ向かった。 開催されている「タイランド・ツーリズム・フェスティバル」に出演する歌手は前日来た時に調べておいた(といっても、この頃はまだタイ文字が読めなかったので、案内してくれていたSさんに確認してもらったのだが)。

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その5:メンポー、ピー・サドゥー

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その4:スナーリー、リウ、イン

          【Place4】2010年6月13日:プムプアン追悼コンサート@ドゥシット動物園(カオディン) 前日の怒涛の3ヶ所連続コンサートから1夜明け、この日はいよいよプムプアン・ドゥアンヂャンの命日である。 前日から案内してもらっているSさんからも、プムプアンの命日なので、彼女が祀られているスパンブリーのお寺「ワット・タップグラダーン(วัดทับกระดาน)」に行こうという話を受けていて、僕もそれを了承していた。 そのお寺では毎年、この命日の前後1週間ほどぶっ続けでコンサー

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その4:スナーリー、リウ、イン

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その3:イン・ティティカーン&ウーン・ザ・スター

          【Place3】2010年6月12日(3):イン・ティティカーン&ウン・ザ・スター@インパクト・チャレンジャー 7Cコンサートからのウェーティータイと、充分に濃い内容を体験させてもらった初日だったが、この日はまだまだ終わらなかった。 今度は大きなコンサートがよく開催されているインパクト・アリーナの向かいにある、インパクト・チャレンジャーという所に移動である。ここではよく展示会などのイベントが行われており、この時も、タイ国内の旅行イベント「タイランド・ツーリズム」をやってい

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その3:イン・ティティカーン&ウーン・ザ・スター

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その2:プムプアン追悼コンサート

          【Place2】2010年6月12日(2)プムプアン18回忌追悼コンサート@ウェーティータイ セントラル・ラマ2世での7C(チェット・シー)コンサートで、ルークトゥン・コンサート初体験にもかかわらず、ターイ・オラタイとシリポーン・アムパイポンという2人のトップ歌手に会う事が出来たこの日。 日本だったら1日1か所のコンサートに行けば充分な感覚だが、タイでのコンサート巡りはそれでは終わらないのが面白い所。 7Cコンサートは12時から生放送されているテレビの1時間番組なので、

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その2:プムプアン追悼コンサート

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その1:ターイ&シリポーン

          【Place1】2010年6月12日(1)「ターイ&シリポーン@7Cコンサート」 タイの音楽を追いかけるようになって、10年以上が経過した。 その間、CDやカセットテープを聴くだけでなく、タイに行き、現地で沢山のコンサートを観て来た。そして沢山の歌手や友人と巡り合い、沢山のタイの人々に助けられてきた。 この先もまだまだコンサートに行くつもりだが、この辺で一度、これまで行ってきたコンサートの事を記録しておこうと思う。 そもそもタイの音楽に興味を持つようになったのは、それ

          タイでコンサート三昧(ライブ回想録)-その1:ターイ&シリポーン