首都高の思い出

用事があって、田舎のおばあちゃんの家に帰っていた。

母と、父と、私の3人で。

帰りの車の後部座席で、横になって目を閉じる。


小さいときにも、夏休みには田舎に帰っていた。

8人乗りのワゴン車で、そのときも、疲れると後部座席で寝ていた。

ガタン、ガタン、ガタン、と、規則的に段差を超える振動と、等間隔で通り過ぎるオレンジの街灯。

あれは首都高だったということを、やっと最近理解した。

そんな夏の思い出。

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