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デブ・ペンケースⅠ

拘りを詰めた筆箱紹介です。


・筆箱

Le Bonheur(ル・ボナー)という神戸の革工房が作っている筆箱です。文房具界隈という括りでは非常に有名な筆箱だと思います。

この筆箱にはとても長い歴史があって、型がシンプルかつ秀逸なこともあり、沢山の同型ペンケースが存在しています。

自分の中で、容量が多いことが一番好んで使っている理由です。自分が使いたいペンや小物を好きなだけ詰め込んで、学校に行くのはとても楽しいです。

コバ処理やファスナー部分などとても丁寧な加工がされています。

特にこのニブ型のファスナーに作りの丁寧さが表れていると思います。このように加工が丁寧で、革製品の経年変化を楽しむ上で、糸などエイジング以外の部分でトラブルが起こらないのはとてもいい点だと思いました。

ファスナーの動作が堅いのだけが難点だと思います。ですが、全体的な性能の良さの中で見たらごく小さなデメリットだと感じました。

・無印良品 水性サインペン さびあさぎ

こちらはマーカーとしての役割を果たしています。無印良品の文房具はどれも安いかつ品質がいいので、結構重宝するものも多いです。

その中でも、特におすすめなのが水性サインペンに当たります。

ペン先の視界も良く、線幅のコントロールも良く効きます。自分の中でマーカーペンを使うときに、これを真っ先に選ぶようになりました。触り心地もかなり良いです。

カラー展開もいくつかの種類があり、自分の好みの色があればぜひ購入してもらいたいと思います。

・rotring Altro

こちらは過去記事で詳しく説明しているので、簡潔に説明します。

一般的に製図ペンと呼ばれているカテゴリの中に位置するアルトロです。その中でも特に一般的なモデルとして、当時の定価も安いものです。

このように欧州規格のコンバーターを装着可能で、自分はペリカンのハイライターインクをつけて、マーカーの役割として使っています。こちらは線幅の関係もあり裏移りしやすいので、特定の参考書のみで使用しています。そのため使用頻度はそこまで高くないですが、秀逸な見た目となかったら困るペンなので入れています。

この針金型のクリップや、その周辺のデザインが特に秀逸だと感じます。

・LAMY Scribble 3.15(old)

2004年に廃番となったブラックカラー、その中でも特に需要が高い芯ホルダーモデルです。

このペンは3.15mm芯をホールドすることができ、黒鉛芯だけでなく現行のセレクトボールペンのリフィルなどを挟んでボールペンとして使うことができます。

自分は今黄色芯を使っていて、茶紙へのマーカーやイラストに重宝しています。

こちらもかなり事細かく書いた記事がありますので、もしも興味があれば読んでみてください。

自分はこのペンを約3年間使い続けていて、非常に思い入れがあります。

塗装が剥げ初めて、ロゴも薄くなり始め、ボディにも細かな傷が入っています。これからもこのペンを使って受験合格まで走っていきたいと思います。


・uni-ball signo rt1

現行の安価帯ボールペンで最も完璧に近いボールペンだと思います。インクはさることながら、c300系という汎用性の高いリフィルやカラー展開、そして何よりこの見た目が素晴らしい出来だと思います。

直線的かつ独創的なノック部分です。signoのロゴの「s」が「∮」からインスピレーションを受けていそうなところも好感です。

中にはエナージェルのインフリーのターコイズを入れてノート取りに使っています。このインクもとても綺麗なので、この見た目のペンに装填できてとても満足しています。

ラバーグリップの劣化しやすさや傷が目立ちやすい点がネックですが、安価なので買い替え可能な点も含めてそこまでデメリットになり得ないと思います。

・caran D' ache 849 × paul smith

ポールスミスコラボ849の第二弾カラーの一つ、ストレートグレーです。
赤芯を入れてマル付けに使用しています。

849は多様なカラー展開があり、自分の好みの柄やカラーを探すのも楽しいボールペンです。ボールペンとしての性能も素晴らしく、一体化したボディとスタンダードな六角軸は安定感をもたらします。

搭載されているゴリアットインクも優秀で、長い描画距離や、海外メーカーにしては粘度が高すぎないインクで、滑らかな描きごこちがあります。

ノックが非常に静音で、シャコシャコと言ったノックはクセになります。

クリップの内側にロゴ、その上部にSWIS MADEのプリントがあります。控えめなデザインがとても良いです。

通常カラーならばそこまで値段も高くなく、ビジネスシーンなどでも活躍できるシンプルなボールペン。非常におすすめです。

STAEDTLER NORIS B

自分はよく絵を描くので、軽い軸で自由自在に線幅を操れる鉛筆は必須です。数ある鉛筆の中でも、自分はノリスを好んで使っています。Bという硬度ですが、黒が強く乗りすぎることがなく紙の上を滑るように描けるので非常に気に入っています。

鉛筆キャップはVIARCO(ビアルコ)のバネ状の鉛筆キャップを使用しています。ユニークな見た目かついろんな太さの鉛筆の芯をしっかりと守れるので実用面でも気に入っています。

・select o matic 5617



前回記事で説明した芯ホルダーです。

この芯ホルダーの一番のメリットはやはりそのユーティリティ性で、気分によってリフィルを入れ替えるのでその使用用途は多岐に渡ります。

ボールペンリフィル装着時(D1リフィル)

色々使えるので、なくてはならない存在になっていると思います。

GRAPH1000 芯ホルダー

2本目の芯ホルダーはグラフ1000を改造してドロップ式2.0mmにしたものになります。

グリップは筆記具工房さんのセルロースグリップで、すべすべした触り心地でグリップ感も悪くないです。ノックストロークや重さ、クラッチの収まり、など全てかなり完璧に仕上げることができました。

もともとペンシルとして好きだったグラフ1000を芯ホルダーとして使えることができてとても嬉しいです。 

pentel GRAPH1000 FOR PRO 0.4

そしてそのグラフ1000のペンシルも入れています。こちらも筆記具工房さんのエボナイトグリップをカスタマイズしています。

通常のグリップも当然超がつくほどの名作グリップですが、自分は気分で付け替えたりしています。

エボナイトグリップはかなりグリップ感がありますが、なんとも説明が難しく正しく「吸い付く」という表現が一番合っていると思います。かなり安定して使いやすいです。

このペンの気に入っている部分は他にもあり、それは印字です。主張し過ぎずに筆記に集中できて、尚且つデザインをより際立たせるフォントと色合いだと思います。

・pentel p207

同じくぺんてるから出ている超有名ペンシル、p20xです。日本では廃番ですが、よく限定カラーやヨドバシカメラで逆輸入品として取り扱っているので入手難易度は極めて低いです。

このペンシルはやはり軽くて扱いやすいことと、12角形のグリップ、そして洗練された見た目が特徴的だと感じます。ほぼ円に近いですが角がありしっかりと握れるグリップは非常に良いと思います。

ロゴあたりもシンプルな見た目です。
かなり一般的なシャープペンシルかつ安価だと思うので非常にお勧めできる一本です。

・プラチナ ダブルノック式500円モデル

最近市場相場が爆上がりしている(なぜでしょう)廃番ペンシルです

500円と安価ながら非常に作りが良く、使っていても不安感がないです

ペン先はサイドボタンで収納します。このサイドボタンの見た目が非常に良く、人気の原因はおそらくここだと思います。自分もとても気に入っていて、暇があればカチカチしてます笑

ダブルノック式特有のガタツキも全くなく、まさに隠れた名作です。

・MIDORI アルミアンドウッド定規

小物類の紹介に入ります。有名な定規です。500円で気が使われた奇抜なデザインの定規を購入できるのはいいですね。自分は前まではアクリルの定規を使っていましたが、印字のやげや傷などが非常に目立つので、レーザー刻印がされていて長い期間使える、かつ比較的安いので購入しました。

木の部分を色彩雫の孔雀で染めました。ターコイズブルー的な色が出て非常に気に入っています。今の所は色落ち的な症状もないです。

・LAUFER PLAST-0140

友人からのおまけでいただいたものです。見た目的に全く消えないゲテモノ消しゴムかと思っていましたが、結構消し字性は優れています。硬めですがしっかりと消えます。

中に印字がありますが、正直このようなプリントは汚くなるのでやめて頂きたいですね。

見た目がかなりレトロチックで可愛く、尚且つ消えるので結構気に入っています。てるぺんあざす

・DAHLE 53482

芯ホルダーをかなりの頻度で使用するので、芯研器も欠かせません。デブ・ペンケースの大容量だからこそ入れることができたと思います。

とにかく鋭くキンキンに削れます。2.0mmと3.15mm対応なのも地味に嬉しい。

西ドイツ時代のものなので劣化が激しく、スポンジが付いていましたが触ったらボロボロ崩れていくので、剥がして紙ヤスリを付けました。これによってシャープペンシルの芯が折れたときに断面を調整できるようになったり、結構な恩恵があります。

・pentel c357

3つの芯径を分けて入れれる万能芯ケースです。見た目も良く、しっかりカチッと閉まるので、中で芯が漏れる可能性がないのもポイントです。

 

最後に

4000字を超える、自分の今公開している記事の中でも一番の長編になったと思います。ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!これからも不定期ではありますが更新していく予定なので、よろしくお願い致します!

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