にっぽん自慢のオーシャンワヒネ

先日、江ノ島東浜で開催されたレースを終え、オーシャンヴァアのカヌークラブのオハナ(家族)に向けて書いたメールから、、、


皆さん、週末はお疲れ様でした。

ジュニアカテゴリーに参加したオピオたちも加えると7チーム、応援を加えると有に50人以上のオーシャンオハナが江ノ島の東浜に集合しました。
レースへ参戦するヴァアが海に出るたびにオハナみんなのマナをヴァアに注ぐ、そのマナの光に優しく包まれて、オーシャンのクルーとPilialoha とKupunaそしてHawaiki Nui が無事に荒波を渡り帰ってくる。まさにオーシャンオハナがTahoe (一つになる)そんな江ノ島弁天様も祝福してくれた1日でした。

台風のうねりが大きく打ち寄せる中、それぞれのクルーが果敢に海に漕ぎ出していく姿にはたくさんの勇気と感動をもらいました。ありがとう

毎回レースといえば、いつもメンズが主役で、もうこの何年間も、何回もオーシャンのメンズチームはダントツで優勝してきました。今年のパドチャレも辛うじてメンズのオープンチームは、1位と3位ではあったけどね。
も何よりも今回の主役は、いつもメンズのサポート役のような存在で、パドチャレでは、僕が覚えている限りオープンカテゴリー(年齢制限が無く実質クラブの代表チームで競い合うカテゴリーです)では毎年、毎回、3位か4位というオーシャンwahine、アロハな笑顔だけはいつも一等賞、日本一のオーシャンワヒネだったんだよね。
そんな彼女たちが大活躍で、今回は断然キラキラと輝いていました。

クプナの僕はたしかに感じたんだよね。

オーシャンというクラブのマナのレベルが上がる、ステージが上がる。
そんな、オーシャンの新たな幕開けのように感じたので、その感動とともに、オハナ皆んなにも日曜日の模様を少しだけシェアしたいとおもいます。

台風一過の日曜日、午前中は台風のうねりが大きく残るだけで、風も穏やかでした。けども昼前に南風、海なる風も吹き出して、ワヒネのレースの時間帯が一番急激に風が強まり、それに伴い南のうねりも一段と大きくなりました。
ワヒネのオープンカテゴリーがスタートするすぐ直前に突風のような南風が吹き出したので、距離もコースも変更する余裕もなく、そのままレースはスタートされてしまいました。(その後に行われたメンズはコース変更され距離もかなり短くなったのにね)
その数分前、ワヒネが浜からこぎ出る時は南のうねりが大きく揺らぐぐらいで、波打ち際のショアブレイク以外はわりと静かな海だったので、僕も事前のミーティングで、海に出る前の彼女たちにむけて、ベールのことや、海水が入らないように漕ぐこと、などなど、必要なアドバイスをクルーたちにすることを怠ったことが俺はすごく心配になり、皆んなが無事に戻って来る様に、ずっと『パーマイパーマイ』と風を鎮めるチャントを唱え、祈りながら浜で待ってました。そのぐらいラフなコンディションだったのです。
そんな中、最初に荒波を超えて帰ってきたのは男女混合ミックスチームの常勝クラブ黒潮漕(新しく名前が変わり駿河湾OCC) に一艇身の差で、うねりに乗りながら迫るチームTaputapuatea の赤いヴァアPilialoha が見えた時には鳥肌が立つほどに驚いた。(ミックスの決勝レースも同時にスタートしていた。ちなみオーシャンのミックスチームRaiatea は総合3位でした。)
また新人パドラーが多いもう一つのワヒネオープンチームLokahi も荒れた海の上を一糸乱れず6人が調和して皆んなが無事に漕いで帰ってきた姿を見てすごく誇らしくなったよ。

あの厳しい海況の中、peperu したyuki & nodoka だけでなく、一心不乱に助けあい協力して、ヴァアと海と一つになり波濤を超えるオーシャンワヒネの姿がずっと見えてたよ。

その頑張りの結果、ギフトとして与えられた栄誉。

women open カテゴリー1位、パドチャレ始まって以来23回(最初の頃パドチャレは年に2回開催されてた期間がありました)で初めての女子オープンクラスでのオーシャンワヒネの優勝です。それもまったく他のクラブのワヒネチームを寄せ付けないダントツの一等賞でした。


念願していたわけでもないし、今までそれを目指して練習してきたわけでもないけども、、、

いつのまにか、この結果に至った。

今いるワヒネたちがオーシャンヴァアになぜか導かれ、集い、この同じ時空に共に存在して、海を漕ぎ続けた。

ただそれだけなんだけど、、、

目に見える形でこんな結果が与えられたことに感動しました。


何度も言うけど、、まったく優勝を目指して練習してきたわけではないけども、、、


今まで長かった

いろいろあった

ながーい道のりだった、


それを思うとクプナ(長老)として、

自称女子コーチとして、

感無量にならざるをえないんだよね。

昔を知るワヒネたちもきっとそうでしょう。

10数年間の長い長い航海だったように感じる。


今回この結果は、優勝したチームのクルー達の力だけでなく、オーシャンで今現在海に向き合い、ヴァアを漕いでるワヒネたち、そして歴代のオーシャンワヒネたちすべてのアロハな愛の波動の蓄積おかげだと思う。


嵐のあと、大浜にゴミが漂着したら自分から進んで黙々と様々なゴミを拾い、ビーチクリーンをするオーシャンのワヒネたち、海に、砂浜にいつも感謝の心を持ち海を漕ぐ。
このマラマホヌア(母なる地球を愛しみ寄り添う)なワヒネたちのマナがあるからこそ、オーシャンオハナはいつも無事に海を漕いで渡れるのだと、

レース後に江ノ島から葉山まで西のお天道様に照らされながら、波を超え、強い風に向かって笑顔で漕ぎ続ける誇らしいオハナたちを見ながら、
やさしくキラキラと輝くあたたかさを感じた1日でした。

オーシャン自慢の、いや、にっぽん自慢の海をこよなく愛するオーシャンワヒネ。彼女たちは世界一だと俺は胸をはれるよ。


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