マラマホヌア航海 続々編
先週わたしたちocean_vaaは南伊豆の弓ヶ浜を舟出して、恩馳島→神津島→式根島→新島→三宅島→新島→利島→伊豆大島→葉山ホームと約300キロを3日間かけて島と島を漕いでつないだ。
その数日前に葉山→弓ヶ浜110キロをエスコート船なしで漕いでつないだので、約400キロをぐるっと一周漕いでつないだことになる。
今回このコースを漕いでいて、数万年、数千年前の海洋民族たちが何度も漕いで辿っていた海の道なんだと確信した。
今に生きる僕らとは違い、違い風の声を聞き分け、海と語り合うことができた彼らは、、
黒潮、黒潮反流、風、などの地球と月の息吹を繊細に読みながら、
それこそ宇宙とつながりながら、
碧い水の糸をたぐり寄せるようにして自由自在に、
龍神に乗り、
意識の中でつながった島を目指すようにして、
その水脈を漕ぎ進み、伊豆諸島や沿岸だけでなく、この大きな太平洋の島々と、環太平洋全体を果敢に漕いでつないでいく彼らの姿が何度もこの航海中に見えたのだ。
私たちと同じようにして仲間が協力し合って漕いでいる姿なのだ。
見えたというより、意識の世界で何度もつながったのだ。
感じたのだ、
便利になりテクノロジーが発達すればするほど、その偉大な先人たちの叡智と能力に目覚めることが難しくなってしまうけど、
それでもいまの私たちにでも太古のこの地球に生きた彼らと同じ様にできることがある、
それはマラマホヌア『地球をいたわり愛しむ』ということ、
あの、キラキラと輝く黄金の世界、
果てしなくつづく蒼だけの世界、
海しか視界に入らない水だけの世界、
それがこの地球上のほとんどで、真の姿だということ、
それは太古の昔と何も変わらず、いまもいつもそこに、私たちのすぐそこに存在し、寄り添い、
愛と癒しを惜しみなく、そそぎ、私たちに与え続けてくれているのだということ。
この心にしみる蒼の世界は、水だけの世界は、私たちの心象風景となり、一生涯にわたって皆を照らし続けるだろう。
そして、
"母なる地球"とか、
"マラマホヌア" という言葉が魂の叫びとして自然に口からもれる、
マラマ
ホヌア
そして、そのたびに叡智の人たち、私たちの祖先、古代の海洋民族たちとつながり結ばれるのだ。