夏がくれば想い出す
今日は8月9日、長崎生まれの僕は子供のころからの記憶なのか、条件反射的に、空が青く澄みわたり、入道雲が白く立ちこめる空、そして碧く輝く海を目にするたびに、哀しくて、重苦しい気持ちになってしまう。
放射能にさらされて苦しみ死んでいった同胞たちのことが時空をこえて見え隠れするときがある。
つい先日8月6日、78回目のヒロシマ「原爆の日」僕はその日に合わせて舟を出して福島の第一原発を目指そうと思っていた。No Nukus を掲げ、汚染水の海上放出反対のための祈りを捧げながら海を漕ぎ、砂浜に上陸し、聖地を訪ねる、巡礼の旅をスタートしようと密かに心で決めていた。
しかし強い覚悟とマナを持って、舟出する勇気だけでなく、おおきな導きというか、なにかの後押しを感じることができないで断念してしまった。
台風が九州を旅していたというのもある。
なにか心のそこで、魂でつながるあたたかく優しい希望の光り、というか、繋がりというか、愛を感じないだけでなく、自分のクレアナさえも薄らぐ日々が続いているのも確かだった。
還暦という年齢なのか、厄年だからなのか、あまり夜は眠れないここ数ヶ月、数週間すごして体力と精神力がみなぎることから程遠ところに自分がいることも原因なのかもしれない。
こんなやるせない、自信のない気持ちで、海を漕ぎ巡礼しても、この母なる地球に自分の愛は届くのだろうか、太平洋を癒やす大洋の一滴になれるのだろうか、、、、
こんなにも弱い気持で汚染水を海に流すことを正当化する大きな世論や力に対抗しながら、一心に祈りを捧げ、海からの巡礼の旅ができるのだろうか、、、
「母なる地球をいたわり愛でる」ことを願う人たちの波動を1つにまとめ強力な愛のエネルギーに変えて、汚染水を海へ放出するという地球を破壊するという力を阻止する。
今の俺にそれができるかな、、、
不甲斐ない自分に憤りさえ感じる毎日なのだ。そんなことを自問自答しながら悶々とした日々を過ごしていた。
でも、確実に”科学的な根拠”を真実と信じる政府による海へ汚染水を流す準備は着々とすすんでいる。秒読み段階なのだ。
「人間がこんなに哀しいのに 主よ海があまりにも碧いのです」
人類史上、核兵器が実戦で初めて初使用され、民間人で容赦ない実験が行われたのが、ヒロシマとナガサキ。
この民間人を使っての人体実験を当然と考え、今でも正当化し、
神や愛よりも科学を信じる西側諸国の勝手さ、そういう民族が今も同じ様に原発をCO2を排出しない持続可能でクリーンなエネルギーだと言って強引に推進し、原爆を核抑止力だといいながら増産し続けている。
私達が愛してやまない太平洋上で何度も何度も原爆、水爆実験を繰り返してきた国々や政府。そういう西側諸国の人たちが国際原子力期間(IAEA)を組織化し運営している。そんな人達が言う科学的根拠をどうして信じることができるのだろうか。
人は科学力で、大自然の神秘すべてをも解明できる、と本当に信じているのだろうか?
100年後、200年後の 海への影響、地球の生き物に対する影響を今の科学者や政治家は今の科学で計算し予想することができるのだろうか?
被害者のはずの日本人なのに、世界で唯一の核被爆国なのに、核兵器禁止条約にさえ調印しない傀儡政権国家、日本。そんな政府だからこそ、汚染水を海に流すことを正当化して国民に納得させてしまう。
福島の第一原発の汚染水を海に流す行為は、僕たちの人間の血管に放射能物質を微量に含んだ汚染水を流し込むのと同じ行為だということにどうして気付かないのだろうか、科学は大自然をすべて熟知していると思っているのだろうか?
母なる地球と私達人類はつながっているのに、
ヒロシマとナガサキの話にもどるけど、、、、
下記はクラブのオハナに向けて発信したメールから抜粋した。
たった78年前に、この2日間だけで、20万人以上もの子供や民間人が一瞬にしてこの地球上から消えて亡くなったのだ。
科学が発明した核という地球上に存在しない物質を使って。
今にして彼の国や人種を責めるつもりは無いけども、
人間が人間に対してこういうことができるということを今に生きる僕たちは自覚しておく必要があると思う。
そんな悪魔のような火種が人間の心に存在するということを、他の生き物たちには決してない黒くうごめく悪が人の心にそんざいするということを。
こんな残虐な無差別殺人にいたるのは、ちょっとした意見の相違や考え方の違いから発展していく。相手を許せないという気持ちから発展していく。
ほんとに心から世界平和やマラマホヌア「母なる地球をいたわり愛でる」を望むなら、
まずは、私たちのまわりの平和から考えよう。
争わないこと、
相手のいやな部分でも違いを認め合うこと。
悪口を言わない。陰口を言わない、
ケンカをしない。
わがままや自分勝手を強引に通さない。
これだけでも身近に小さな平和をつくれるのです。
そして大きな平和、地球の平和、人類の調和につながっていくのだと思う。
ハワイの言葉だけど、
He moku he wa'a, he wa'a he moku と いう言葉がある、
直訳すると「島はカヌー、カヌーは島、」
でもこのあとに、もうひとつフレーズがある。
He wa'a he honua
「カヌーは母なる地球」そのものだ、ということ
まずはカヌーの中の平和と調和をつくりだしていこう、それがゆくゆくは自分たちが住む島、そして母なる地球の調和と世界の平和につながる、、、
と言う意味だと僕は理解している。
漕げる、漕げない、とか、海を知ってるとか、気が利く、動ける、とかどうでもいい、
海をこよなく愛し、地球をいたわり愛くしみ、アロハ、愛、の波動を拡散するオハナであれば、それだけでいい。
それが世界平和、そしてマラマホヌアの精神につながるのだから。