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prologue

人はいつの日から本望を妥協するようになるのだろう。

オーケストラと共演して、ピアノ・コンチェルトを弾くんだ!

そんな夢を掲げていたはずだったのに、いつしか自分を納得させようとして、核心の周りをぐるぐるして、10年以上、かつての夢をなかったことにしてきた。
演奏をほめられても全く心が動かず、楽器も見たくなくて、すっかり離れるつもりだったのに音楽業界に再び導かれてしまって、演奏会やアーティストを見るたび、関わるたびにやるせない気持ちになって。そして再会した。

--クラシック音楽が、ピアノが、やっぱり好きだったんだという気持ちに降参してからも劣等感に苛まれ、機会損失を続けてきたわけですが、ここにきて脳のことや潜在意識についての学びをする運びとなって、過去を変えにきました。

さて、私の背景としては、クラシックのプロの世界の一般的な認識ではありえない経歴と、とっくにいわゆる"登竜門"をくぐる年齢は超えているのですが、それでもピアノ・コンチェルトを諦めなかったらどうなるのか。
そして、私のゴールは果たして本当にピアノ・コンチェルトなのか。

そのリアルドキュメントを、日々の音楽の学びと脳の学び(#THEGATE)の内容を中心にしながら綴っていきます。

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