かんな奥様ストーリー⑬
二回目となると、疲れるな。
俺はベッドに大の字に寝転がる。かんなは俺の二の腕に頭をのせ、横にちょこんと寄り添ってくれた。
「すっきりした?」
「うん」
耳元で甘く囁かれ、俺は頷いた。
「埼玉に来たら、また逢いたいな」
衝動的にかんなを呼んだが、刺激的な夜になったと思う。
妻に内緒でというのに後ろめたさがあるが、レンタカーを走らせて買った、十万石まんじゅうでご機嫌を取ってもらおう。
次、埼玉へ出張する日が楽しみだ。
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