ひめか奥様ストーリー④
私と腕を組んで歩いていたひめかちゃんが、その体をぴくりと震わせた。
「……っ」
どうやら話に集中していて、不意打ちのような形になってしまったらしい。
腕に掴まっている彼女の手に力が込められ、若干恨めしそうな目で私を見上げて来た。
「ん? どうしました?」
私がそう彼女に呼びかけると、彼女は「なんでも、ないです」と小さな声で応える。
なんとも嗜虐心を掻き立ててくれる振る舞いだった。私は思わず笑みを浮かべつつ、とびっこの振動を強める。
きゅっ、とさらに強い力で彼女が私の腕を掴んだ。
「……っ、んっ……っ」
声をあげないようにと、口を閉じていたが、それゆえに呻き声が煽情的に響く。
軽く体をくねらせる彼女の姿は、とても魅力的で――端的に言って、エロかった。