あきな奥様ストーリー⑨
全ての服を脱いだあきなさんは、正しくビーナスのような美しさだった。
何の嘘も虚栄もない、純然たる美しさ。
息を呑むのを忘れるほどの美しさとは正にこのことをいうのだろう。
その美しさに、思わず見惚れてしまう。
そんな私の様子に気付いたのか、あきなさんがこちらを見た。
そして、柔らかく微笑む。
「あらあら……もうそんな風になっちゃってるのね……」
呆れ半分、感心半分のその言葉が何を指しての言葉なのか、私は一瞬計りかねた。
彼女の視線の先を追いかけると、彼女は私のペニスの状態を見て言っているのだと理解できた。
私のペニスは何十年ぶりかに、硬く勃起して、内側から下着を持ち上げるほどの状態になっていたのだ。
「うわっ、ととっ」
思わず慌てふためくこちらを見てか、あきなさんがくすくすと嗤う。
「ふふ……っ、隠さなくて大丈夫よ」
優しい声音で囁きながら、あきなさんが私の下着に手をかける。
そしてずり降ろすようにして、私の下着を降ろし――固く屹立したペニスを露わにしてしまう。