ここに帰ってくると
近所の橋から見える、川沿いの公園の雪景色
昼下がりの部屋の暗さと、ブラインドから漏れる陽
美容液を棚からとって、使って、戻す音
洗わずに袋に入れてとってある、パジャマのにおい
ここに帰ってくると、
お母さんがみたもの、お母さんとみたもの、
食べたもの、感じたもの、使ったもの
いろんなのがまだそのまんまあって、
いのちの現実が、なまあたたかく私のそばにいる。
一番近くに、お母さんを感じられる。
お母さんといた20年の大半をここで過ごしたから、
自然なこと。
それはね、やっぱりさみしくも悲しくもあるし、
でも少しあたたかい。
ただなんとなく、言葉があたまをふわふわと漂うので、
書き留めておく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?