わだつみの 命どぅ宝 今もなお
タイトルは終戦日を偲んで考えました。
朝ドラの「ちゅらさん」が好きでした。
主人公えりいのおばぁの言葉「命どぅ宝(ぬちどぅたから)さぁ」の台詞が特に印象に残ってます。
沖縄の言葉で「命こそ宝」という意味だそうです。
【わだつみの 命どぅ宝 今もなお】
記事タイトルを解説しますと、「わだつみ」とは海神や大海をあらわす言葉なので、海神=海の彼方で眠っている御霊たちと読み替えました。
「命どぅ宝」はそのまま亡くなった方々と私たちの命の尊さです。
それらは「今もお同じ」である=大切にしなければならないという想いを込めました。
沖縄は広島・長崎とならび77年前の太平洋戦争で大きな戦禍に見舞われました。この言葉の重みが増します。
また、現在、遠く離れたウクライナも戦禍に見舞われており、胸が痛みます。
そこに、選挙遊説中に元首相の安倍さんが凶弾に倒れたとの報に接しました。
この事件に私は大きな衝撃と悲しみを受けました。
◆ ◆ ◆
安倍さんは首相在任中に「安全保障」にも力を入れておられました。
また長期政権のメリットを活かして、各国首脳との継続的な信頼関係の構築と国際会議やイベントにおける日本理解の積み上げなどなど。
この死を無駄にしないためにも、新たな戦渦を防ぐためにも現政権や日本国民は周辺諸国の動向を注視し、必要な意思表明と行動の必要性をあらためて実感しました。
現代においても南シナ海の緊張が高まり続けると、沖縄や日本が再び戦いの最前線になってしまうかも知れません。
海外からの輸入に頼る日本は、太平洋やインド洋に連なるシーレーンをいかに守るかが鍵です。その一つが沖縄です。
特に危険視されているのは中国です。
沖縄の平和と美しさを守り続けるために、政治・経済・軍事・文化・医療などあらゆる分野の周辺諸国交流と相互理解の継続が必要だと思います。
「沖縄周辺で戦争があると、みんなが損をする、誰も得をしない」と思わせるのです。これは日本を守るスタンスにも同じことが言えます。
◆ ◆ ◆
経済の語源は「経世済民」です。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%B5%8C%E4%B8%96%E6%B8%88%E6%B0%91/
これは「世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと」と訳されます。
まさに人々が安心して暮らせて、生活の糧を得る手段が「経済活動」です。経済活動を支える基盤が「外交」や「防衛」です。
ただ、外交や防衛などの政策は、直接的な対立に発展する可能性があります。これらを政治判断をふまえて統合する「経済安全保障」が国際社会の最先端のテーマだと感じています。
「経世済民」の精神のもと、経済安全保障担当相のポストこそ、日本の存亡に関わる最重要ポストであると考えます。
上位ポストを望んで不満を漏らしている高市大臣は、はたしてその使命を理解しているのでしょうか。。。
◆ ◆ ◆
中国も多くの国民を養っているわけで、発展を求めるのは理解できます。特に大切なのは、エネルギー・水・食料です。
だからといって、かつての「帝国主義」のような戦争による領土の拡大や資源を簒奪したり、その恩恵を自国のみで享受するようなブロック経済の手法は許されない時代です。
海に囲まれた日本は中国や周辺国との間で連携と相互理解を深めることが必要です。
①海洋および天然資源の共同開発と公平な管理
②海難救助の共同訓練および海難情報の連携
③海賊行為取締の共同訓練および合同作戦
④大規模災害における軍隊・警察・消防・自治体の対応ノウハウの交換
上記の①~④を継続し、政治・経済・軍事・文化・医療などあらゆる分野での周辺諸国交流と相互理解によって、ゆくゆくは同盟関係まで発展させることも「理想の1つ」だと思います。
そして、海の彼方で眠っている御霊を忘れず、手を取り合って命を尊び、はぐくみ続けることが私たちの使命ではないでしょうか。
最後まで、お読み頂きありがとうございました!
【追記】
偶然なのですが、記事をアップした本日8月25日に安倍さんの四十九日法要が営まれたそうです。あらためて在任中の功績に感謝しつつ、ご冥福をお祈りいたします。
きっと、お父様やお祖父様に胸を張ってご報告されていることと思います☆
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