見出し画像

読書感想 東大生がつくった マンガ やさしい経済学入門

キャリコン仲間とのプロジェクト参考のために読みました。


<巻頭より>
・東大式「難しい経済学が1時間でわかる」
・異世界の若き女君主が経済学で国を救う?!
・荒廃した国を救うのは経済学!
・マンガと図解で経済の仕組みがバッチリ!
・経済学が学べる究極の入門書
・ミクロ経済学の腕の見せ所

<マンガ設定>
・ソニア公国・・・ 漁業が盛んな島国。戦争で荒廃。
・ジョゼット・・・ ソニア公国の若き女君主
・ニコラ・・・ ジョゼットの侍従。剣士。
・トワーヌ・・・ 若き経済学者。ソニア公国の復興を手助け。


本編は6章構成で186ページありますが、マンガなのでサクッと読めます。「経済学はこういう風に使えばいいんだな~」というのが読み終わると感じます。


<流れ>
①ソニア公国の様々な場面において、君主ジョゼットがメインの質問や疑問を提示します。

②サブ的なコメントを侍従ニコラがします。

③2人への解答という形で経済学者トワーヌが語る。

④各章末ごとに用語解説も含めた「トワーヌの経済学講座」があり、全部で30個です。


マンガで分かり易く大筋を見せて、各章の経済学講座で解説するという「二段構え」になっています。解説がそこそこの文量があるので、ライトな経済学入門書と読む量は変わらないかもしれません(笑)

まずイメージを伝え、どこの話をしていて、どういう意味なのかとフォローすることで「読者を置き去りにしない優しさ」がある本だと思います。

題材はミクロ経済ということだったので、マクロ経済についてのマンガ(次作?)も読んでみたいですね☆


経営学部出身です。
私は正直、1回目では全てのテーマを理解できなかったので、2回目~3回目は「経済学講座」を先に読んでからマンガを読むという順番にしたら、理解度が上がりました。

キャリアコンサルタント的には経済学講座22の『失業の種類とUV曲線』、同24の『構造的失業とその対策』の理解は必須であるように思います。



【メモ】◆2点×5項目=10点満点(良い2 やや良い1 普通0)

①文量    :1
②初心者向き :2
③図表    :2
④事例    :2
⑤データ   :1
    合計 :8点   

もし宜しければサポートを頂けるとうれしいです☆