もしもカメに名前をつけたら
ニホンイシガメを2匹飼っています。
ペットショップに行ったのが2020年10月。
大きい子と小さい子を買ったのですが、店を出てすぐ私は思いました。
名前が浮かばん。
オスかメスかも分からないし。
（カメの赤ちゃんは見た目では性別不明）
そもそも自分で名づけることに謎の恐怖を抱いていた私は、すぐさまイラストレーターのじゅえき太郎さんに連絡。
「カメに名前つけてください」
とLINEすると30秒後に
「もっしー」
と送られてきました。
その由来は
・「もしもしかめよ」
・「もしもカメと話せたら」（当時いっしょに作っていた書籍）
とのこと。
あぁこの人天才だわと思いながら、大きい子は「もっしー」に決定。
小さい子の名前はデザイナーさんに相談することにしました。
私：大きい子はもっしーって名前にしたんだけど、小さい子の名前は何がいいと思う？
デ：なっしー。
私：なんで？
デ：まだ名無しだから。
あぁこの人も天才だわと思いながら、小さい子は「なっしー」と命名。
こうして2人の天才に名付けられたもっしーとなっしーですが、性格がかなり違います。
たとえば急に
ボカーン！
と爆音が鳴ったとして。
「なんだ！？」と近づいてくるのがもっしー。
「うわぁ！！」と逃げるのがなっしー。
たとえば急に
これから自由時間でーす
と言われたとして。
遊び回るのがもっしー。
じっとしてるのがなっしー。
もっしーは好奇心旺盛でアクティブ。
なっしーは慎重でおとなしいんです。
なので、なっしーは後付けの由来として、
おとなしい＝なっしー
ってことにしました。
ただ。
最近ふと思うんです。
なっしーは本当に「おとなしい」のかと。
ニホンイシガメはカメの中でも特に温厚だといわれています。
私はもっしーとなっしーの2匹の性格しか知らないけど、もしここにニホンイシガメが100匹いたら、、、
なっしーがおとなしいのではなく、もっしーがさわがしいのかもしれない。
飼い始めた当初から私は無意識にもっしーを基準に考えていて、「もっしーよりなっしーはおとなしい」と思っていました。もっしーがマジョリティ（多数派）だと思い込んでるふしがあったんです。
でもニホンイシガメ全体では、なっしーみたいなおとなしい性格がマジョリティで、もっしーみたいなさわがしい性格はマイノリティなのかもしれない。
これはカメに限った話ではなく、日常生活にも潜むワナなわけで。
なにが言いたいのかというと、
自分の基準が一般の基準と同じとは限らない。
ということ。
・・・
・・・
・・・なんてのはホントどうでもよくて、「さわがしい」を名前の由来にしていたら、もっしーは
がっしー
になってたなぁと一人でニヤついてます。
もうすぐ飼い始めて３年です。
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