まずはこの記事をご覧下さい。 この記事にある事はどのショップでも起こってる事です。ウチでも昔ありました。トラブルを望んでいるショップは一つもないけど、ウイルスは目に見えないのでショップ側はどの子が突然発症するのか常に怯えています。 それは、ショップは色々なブリーダーから仕入れた犬が混じり合っているから。どの子が突然発症するのか分からない恐怖に怯える、さらに一頭が発症すれば時すでに遅しですでに周りの子たちにも感染が広がっている可能性があり、いつ終わるか分からない不安は続きま
劣悪な環境で約千匹を繁殖していたとしてブリーダーが摘発されたというニュースがまた飛び込んできた。法律が改正された今年の6月以降、この手のニュースを見ることが目に見えて増えて来た感がある。 この類のニュースをネットでみると、コメントの負の熱量は凄まじく、かなり過激なコメントも多く散見されるが、単に摘発された繁殖者を叩く事では何も解決しない。それよりも、なぜこうなったのか、その背景や経緯をイメージすることが大切だと思う。 「好き」が度を越して個人宅で猫が数十匹に増えてしまった
いきなりですが、2002年、消費者金融のアイフルのCMがきっかけでチワワブームが起きました。ご存知の方は多いと思います。 ↓ https://youtu.be/BV7Tm8zbj8I このCMが放映されたのが今から約20年前ですが、このCMの内容はペットショップで可愛い仕草の子犬に一目惚れして消費者金融でローンで購入する、っていう筋書きで、この内容を今この時代にそのまま放映したらツッコミどころが多すぎて間違いなく炎上するだろうなと思う。(ちなみに、先日インスタでアンケートを
当店ではハンデを持って産まれた子犬、子猫の他、ブリーダーの繁殖引退犬も引き取り、里親さんを募集しています。 先日、当店で引き取った繁殖引退の子をお引渡しした後、里親さんがトリミングや動物病院で診察を受け、当店で言われた年齢よりも少なくとも5~6歳は年を取っている、と言われ、当店にお問い合わせをいただきました。 当店でも、過去に引き取る際に言われた生年月日をみて、歯の状態等をみて、どうみてももっと上の年齢だな、という場合は適正な年齢に修正して募集することはありましたが、おそ
この写真は、8歳の繁殖引退犬(トイプードル)の歯石です。 この記事は、こうなる状態まで繁殖犬として使われてきたことに対する怒りや悲しみを訴える内容ではなく、どうしたら解決できるのか、を考えてみた内容なので、よろしければお付き合いください。 環境省は昨年、ペット先進国に見習い繁殖年齢は6歳まで、という方針を発表しました。 でもこれはあくまで「方針」であって、いつどんな形で施行されるのか、どんな罰則があるのか、どうやって確認するのか、具体的な時期も内容も細かな事は決まってい
保護犬、繁殖引退犬、トライアウト犬、言い方は色々ありますが、ペットとして家族と一緒に暮らしていけるのに家族が見つからなくて溢れている子達が沢山います。 ペットを飼いたい方はこういう溢れている子を迎えてあげる事をまず第一の選択肢に入れて、それで見つからなかったら第二の選択肢として子犬を購入する事を検討する、という順番になれば良いなと思います。 年間で新たにペットを迎える数自体はそんなに変わらないので、そのなかで保護犬がみんな需要の中に収まるように。 そうすれば、自然と新た
まぁ最近すごいですね。コロナの余波が。 経済的な事は分かりませんが、少なくとも今回のコロナはワクチンと治療法が確立されればそのうち季節性インフルエンザの仲間に溶け込んでいくんだと思います。 で、その時になって「あのときは大変だったなぁ」と懐かしむだけで終わるんじゃなくて、この経験を今後の世界のために役に立つ何かを残せると良いなとおもいます。 みんなマスクをしている異常な光景はさすがに無くなっても、飛沫が飛びやすい箇所の定期的な消毒とか、人が大勢集まる施設は入場時に表面体温
動物愛護で先陣を切っている有名人といえば、頭に浮かぶのは浅田美代子さんと杉本彩さん、あとは滝川クリステルさんとか、が思い浮かびます。 最近、他の先進国と同じく、日本でも犬を管理するケージの大きさの数値基準を設けようという動きがあり、そのたたき台として業界が設定した数値について、浅田美代子さんが真っ先に反対の狼煙をあげていました。 数値に関して詳しく知りたい方は、調べれば他国の数値も色々と出てくると思いますし、浅田美代子さんのFacebookをご覧いただければと思います。そ
当店では、様々な理由で流通に乗れなかった子を「トライアウト犬」と名付けて里親さんを募集しております。 今回、偽関節と言って、左前足が骨折したままくっつかないで固まってしまった為に本来曲がるはずのない箇所、手首と肘の中間がぶらぶらになってしまったポメラニアンを引き取りました。 最初に見たときは、ありえない方向に手が曲がっているので流石にエッ!!と驚きましたが、見ていると痛がっている様子はなく、折れたままになってしまった前足を理解し、自分の体とうまく付き合っている様子でした。
近年、血統書付の犬が増えるにつれて、その子のサイズ、柄の入り具合、珍しいカラーや、身体的な欠点の有無など、 色々とニーズが増えてきています。 それに伴い、かわいい、とされる仔犬は、とても高値で販売されています。 ただ、その陰で、心雑音がある、関節がゆるい、生まれつき指の数が足りない、等々の理由で、どのショップにも相手にされない 仔犬がたくさんいる事をご存知でしょうか? 本当に犬を飼う意義はなんでしょうか? 誰が見ても可愛い、極小サイズの子に高級な服を着せる事? ドッグショー
販売を辞めて業態を譲渡に切り替えてから1年半がたち、徐々にではありますが、おかげさまでお店の認知度も増え、里親募集した子はすぐに決まる事が多くなりました 里親募集に切り替えてからはそれまでは全然知らなかった世界や問題点をいろいろと知ることが多く、ペットにとって、飼い主にとって、世の中にとって、この先どの方向に向かって進むのがいいのかを考えることが増えましたので、今後の道筋を整理する意味でざっくりと文章にしてみたいと思います。 最近、テレビの報道もあり、保護犬、里親譲渡、殺
まだ海賊が恐れられていた時代、とある港町にピースという貧しい少年がいました。まだ小さい頃に両親を海賊に連れ去られてしまったピースが生きていく方法はただひとつ、物乞いしかありませんでした。 ある日は魚市場、また別の日は漁船の船着場で、木箱を置いて座っていれば必ず魚を入れてくれる人がいたので、運良く港町で育ったピースは食べ物に困った事はありません。 そんな生活がしばらく続いた頃、いつものようにもらった魚を食べていたピースがふと思いました。「毎日毎日、魚ばっかりで飽きてきたなぁ