伴田良輔『眼の楽園』―モーテルという享楽
“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。
Utaro名義の文藝ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました!
「伴田良輔『眼の楽園』―モーテルという享楽」。
前回のブログ投稿「映画『サイコ』とラブホの関係」ですっかりモーテルの話にイカれてしまった私は、伴田良輔著『眼の楽園』(河出書房新社)から、現代アメリカ的な、「猥雑な《旅愁》」とやらを、ある文面から嗅ぎ取った――というエピソード。これがたいへんな収穫となりました。
それは結局、サム・シェパードの『モーテル・クロニクルズ』(筑摩書房)とヘルムート・ニュートンのとある写真、又はその写真集から、さらに現代アメリ的な文学や映画などに発展していく兆しということになるわけですが、これがまた面白くなっていく。
やはり、モーテルなんです。
“ご休憩場所”としての車庫付きホテル(=モーテル)に、人の性愛が絡んだ“ごく自然な形”が浮上して、猥雑ではあるけれども、ある種の人間味がそこに感じられる。私の中ではすこぶる画期的な、文学的あるいは映画的な比喩であり、その萌芽の“装置”という解釈に、生々しくもトピカルなイマジネーションがどんどん膨らんでいく気がするのです。
ともかく、モーテルなんだと…。
ぜひご一読ください↓↓↓。
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伴田良輔『眼の楽園』―モーテルという享楽
https://dodidn.com/blg/2024/09/post-5652/
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