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落ち込んだときはいつも腹に乗ってくれる

猫の察し能力は半端ないです。

きのう母の病気がわかって落ち込んでいたのですが、ずっとそばにいてくれました。

なんだろう、声のトーンとかは変わらないはずなんだけどな…。

猫は人の言ってること、思ってること、すべてまるっとお見通しなんじゃないかな?

人間ばなれ… いや、猫ばなれしてるなぁ…

恋人とのケンカや失恋のときにも

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これまでも、わたしが落ち込んでるときには、ずっと隣にタイガがいてくれました。

わたしは落ち込むとき、一人になりたくて家に引きこもるタイプです。

でも、一人でいてもそういうときは思考がどんどんネガティブになって落ちていくだけなんですよね。

誰かに相談できたら一番いいのだけど、性根が気を遣う、遠慮してしまうタイプなので、そううまくはできません。

9年前、タイガと一緒に住み始めてから、悶々とただ落ち込むのに歯止めがかかるようになりました。

落ち込んでるときだけ出してくれるゴロゴロ音

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では、そんな察し能力の高いタイガさんが、どんな感じで癒してくれるかというと……

わたしが泣いている場合

これは失恋したときだったと思うんですが、タイガの存在も忘れて、もうひたすら泣きまくっていたんですよね。

(二股かけられてたのなんか、気づきたくなかった…!!)

(やっぱりわたしは誰ともうまくやっていけないんじゃ…)

なんて、軽く自分の恋愛能力の低さに絶望していたのです。

気づいたらタイガが近くに来ていて、洋服を舐めだしていました。

顔もいつもより穏やかで、「大丈夫だよ」と言ってくれてるみたい。丁寧に、毛づくろいするみたいに、長い時間ずっと繰り返し舐めてくれる。

そのうち、ゴロゴロ音が聞こえてきました。

なんだかすごく応援されているような気持ちになって、少し笑えたのを覚えています。

自分の悲しい感情に気づかないで笑ってるとき

よくあるんですが、自分では「これくらい大丈夫!」と思っているのに、実際は結構ダメージを負っている場合も。

こういうとき、わたしでも気づかない心の奥の変化を、タイガは見抜いている気がするのです。

きのうのわたしは、まさにそんな感じで…。

母の病気は、手術すれば完治するし、手術の成功率も極めて高いらしいのです。何も心配いらないよ、と父には言われていて。

それなのに、どこかいつも通りではない自分にタイガは気づいているようでした。

ずっとお腹の上から離れようとしなくて…。

あたたかい体温を感じて、じんわり心がほぐされるような気がしました。

タイガ、ありがとう。

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