短歌人2019年10月号

正しさがどこかにあると信じてた丸ノ内線丸ノ内駅
それなりに大きい鞄を提げていく何も入れずにただ提げていく
大酒の呑めるしあわせ身のうちに流しで冷水汲んでいる朝
おおよその日の出の時刻を知っている泣く笑う泣く泣く笑う泣く
胡麻粒が歯にはさまっているような気持ちであなたに恋しています

髙橋小径(会員2欄)

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