知らなくてゴメンナサイ。フランス映画の新星スザンヌ・ランドンにハマる!!!
こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。
本当に最近、フランス映画に触れてなかったんだなーと、反省したのは、この映画が公開されていたことを知らなかったから。
スザンヌ16歳
監督・脚本・主演 スザンヌ・ランドン
若干二十歳。カンヌ映画祭でその才能を絶賛されたサラブレッド!!!
名前から分かるように、彼女はヴァンサン・ランドンの娘。目とかパパに激似!!!(ちなみにママはサンドリーヌ・キベルラン)
日本公開は、オゾンの「Summer of 85」と同じ2021年。なぜ知らなかったんでしょう。オゾンの映画のことは知ってたのに。
そうか。ちょうどコロナ禍。
私は「愛の不時着」にはまって、その後もステイホームで南北朝鮮とか、韓国や北朝鮮のスパイ映画にハマって見まくっていたからだわ。。。
「スザンヌ、16歳(原題は、Seize printemps)」
まさに、私にドストライクの映画じゃないの!!!
白いシャツとショートパンツ姿のスザンヌ
グレナデンシロップのレモネード割を飲むスザンヌ
うつむき加減の、少しはにかんで、かすれるような小さな声で喋るスザンヌ
劇場でみかけた、大人の男の人に恋をし(なぜなら同い年の男子なんてガキにしかみえないから!)、朝食を一緒にとる約束をしたときに、嬉しくて踊りだすスザンヌ
カフェで、並んで座り、同じ振り付けで踊るシーンなんて、違うけど、ちょっとゴダールの「はなればなれに」のジュークボックスから流れる音楽に合わせてシンクロして踊るシーンを思い出したりして。
もう、すべてのシーンが好きすぎて、なんなのこの子!!! 天才!
エンディング曲の歌詞もスザンヌが書いているのだとか。
気に入って、ループして聴いてる。
特に、ここの、歌詞。
Un chemisier blanc effronté
J'attends que quelque chose se passe
Un garçon un début d'été
effronté と聞いたら、シャルロット・ゲンスブールが主演した「なまいきシャルロット(原題は、L'effrontée)」を思わずにはいられません。
こういうとき、ああ、フランス語やっててよかったって思う。
今日、映画の日に、早稲田松竹でなまいきシャルロットを観て、やっぱり好き!!!と思いました。
ふてくされながら、グリヨットのジャム塗ってパン食べたい。
(お父さんが、「グリヨットとレンヌクロード、どっちのジャムにするか?」ときいていて、シャルロットはグリヨットと答えてました。字幕では、チェリーと訳してたね。そうだけど、見た目的にはブラックチェリーかな? レンヌクロードのことはなんて訳してたっけ? 日本にはないけど、たしかスモモの一種よね?レンヌクロードの季節にフランスに行ってみたい)
公開当時のテレビインタビュー貼っておきます。
クロード・ミレール監督が、まるで保護者に見える。シャルロット、声ちっちゃ!!!
ソフィー・マルソーの「ラ・ブーム」とかもだけど、80年代って、カルチャー的に見ると、振り返れば、結構いい時代だったとしみじみ。