子猫の名前
小さい頃から動物が大好きで、小鳥やハムスターを飼ってきたけれど、猫や犬は両親に反対されて飼うことが出来なかった。現在母子家庭の我が家では決定権は全て私にあると言っても過言では無く、私が飼いたければ飼ってもいいのだ!
動物病院から帰る頃には私も子ども達も小さな可愛い子猫にすっかり魅了されていた。これは憧れの猫を飼う絶好のチャンス!でも子ども達に「ママが飼いたいから飼う」なんて絶対に言っちゃ駄目だ。子ども達には「飼い主が見つかるまで」と言い子猫との生活が始まる。
飼い主探しはしていなかったけれど、飼い主探しをしている事にして1週間程すると、息子が「飼い主見つかった?」と聞いてきた。まだ見付かっていないよと伝えると、うちで飼いたいと言ってきたのだ。
動物を飼うことの大変さや、命の大切さを少しだけでもイメージして、覚悟した上で、子ども達の意思で飼うと決めて欲しかった。飼うと決めたならこれから20年近く一緒に過ごす事になるだろうから。息子は小学校5年生なりに覚悟を決めた様子だったが、娘は正直言ってどちらでも良さそうだった。。。
この日から子猫は息子の弟になり、息子の名前から由来して「ジョージ」と名付けました。
元々野良猫で警戒心の強かったジョージは、なかなか懐く事無く、いつも人と一定の距離を保っていて、小さな頃はソファーの下に隠れてフローリングを背にひっくり返ったままシャカシャカと移動して、ソファーの下に手を入れようものなら猫パンチをくらった。猫じゃらしで遊ぶと興奮して天井近くまで柱を登って降りられなくなったり。降りられないのを助けると、怖がって暴れて助けた人間の腕も胸も傷だらけになったりした。相変わらず娘は少し怖がる時もあったけれど、それでもジョージは我が家のアイドルで、約束通り?息子は弟ジョージのお世話を本当によくやっていた。