こどもと一緒に。つくし公園愛護会、活動再開。
3月から活動自粛の連絡があった公園愛護会活動も、6月中旬にハガキで活動再開OKの連絡がありました。活動にあたりましては、マスクの着用、手洗い、うがいの励行のほか、密集、密接、真正面での会話等の回避対策(厚労省新しい生活様式<検索>)を講じるよう注意喚起を行ってください。とのこと。はい。
この4ヶ月間、思えば公園を取り巻く状況がなんだか大きく変わった感じ。公園を利用する人が増えたり、使い方や遊び方・気にすることが変わったり、ゴミも増えたり、草も伸びて、草むしりのやり方も変わった。自治体の対応、企業の取り組みなど、目に見える具体的なモノもあれば、みんなの公園を好きな気持ちが前より少しずつ強くなったというような見えないコトもある。
久しぶりに、みんなで遊びながらそうじ
4ヶ月ぶりのみんなでそうじは、LINEグループの投票の結果、土曜日の夕方前に。親子で、家族みんなで、大人だけで。それぞれの暮らしの中で、その日の過ごし方のひとつとして存在するアクティビティ。
「ごみ結構落ちてるよ〜」「蚊も出てきてるよ〜」「紫陽花剪定する?」などの事前会話から、みんなそれぞれが必要そうなものを持ち寄った。前回の分散草むしりのあと、業者の除草も入ったおかげで、公園内のジャングル度は低かったので、自転車を置いているスペースをやることに。
公園に隣接するそのスペースは同じ鎌倉市の所有だけど管轄する課が違っていて、正式には「公園」ではないため市の手配する業者除草には含まれない。でも実態は公園の自転車置き場。管轄が違うから管理や手入れも別で、厳密には愛護会の対象エリアではないのだけど、気になるからやる私たち。鎌倉市にはアダプト・プログラムもあって(神奈川県内で一番はじめに開始されたらしい)、これは公園愛護会とは別の市民ボランティア制度なので、ここらへんついて、今度もう少し掘り下げてみようかな。
壁際のしんなりした草をごそっと取ったら、大量のダンゴムシを起こしてしまったようで、その後大量のダンゴムシの壁登りマラソンのような事態になっていた。バッタにカマキリ、ダンゴムシ、てんとう虫、いろんな虫を片っ端から収集する小学2年生の虫博士が、ダンゴムシのオスとメスの見分け方を教えてくれた。はじめて知った私には驚きだったけど、子どもたちの間ではフツーのことらしい。
紫陽花がとってもキレイだったから、切っちゃうのまだもったいないねということで、足元だけスッキリさせたりしていた横で、子どもたちも紫陽花の花遊び。花吹雪をふらせたり、水に入れたり、お届けものごっこをしたり、この時期だけの花でたっぷり遊んで楽しそうだった。最後は誰かのスクーターが花車になって、アジアのどこかの国みたいになっていた。大人にはないね、この発想。
子どもと一緒に活動するのって、面白い。大人が横で草むしりしてるからこそ生まれる遊びは、子どもたちにとっても特別な感じ。それぞれが好きなように過ごせる公園なら、「こうしなきゃダメ」がなくて、そうじをしたり遊んだり、ちょっと手伝ったり、そこから新しい遊びをつくったり、いろんな良い時間が生まれる。
「そうじ」だけを考えたら非効率だけど、だからこそ、面白いし、学びが多い。私たちはプロではないから、やっぱり楽しいことが一番。公園を通して、地域で楽しくすごすことができたら、それがきっと大成功。大人も、子どもも、みんな。
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