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ちょびちゃんどこ?

毎朝、隣に住む義父は
朝起きると、愛犬ちょびを庭に繋ぐ

娘がたまたまちょびを見にいくと
「ちょびがいない!!」と義父

12年前、ちょびは一度いなくなったことがある
その頃は義母も生きていて
義父母と私たち家族で大捜索した
警察にも、市役所にも、愛護センターにも電話した

ちょびは娘が初めてトレーニングをした犬
ドッグトレーナーになりたいと思っていた娘(当時小学5年)が躾をした犬

ちょびにはもう会えないかもと
我が家全員、悲しみに打ちひしがれた

2日後、市役所から連絡があった
あるお宅から迷い犬を保護したと連絡があったとのこと

ちょびは我が家から2キロほど離れた家で保護されていた
我が家と保護してくださったお宅との間には、車通りの多い国道がある
よくぞ轢かれずに生きててくれたと安堵した

・・・ちょび
お願いだから見つかって
そして生きてて

夫が車で
義父が自転車で
私と娘は徒歩で
ちょびをさがした

ちょびは見つかった

家から200メートルぐらい離れた
畑と道の間の側溝にハマっていた

わん

微かな鳴き声を頼りに
娘がちょびを見つけた

16歳のちょびが無事に見つかって
本当によかった

我が家の絆がちょびによって深まったといっても
過言ではない








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