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松山バレエ団『くるみ割り人形』 atフェスティバルホール
この季節がやってきました♡
この曲を聞かずに、この演目を鑑賞せずにクリスマスを迎えることはできません!
そして、久しぶりのリアル鑑賞!
⭐️開催概要
日時:2024年11月16日(土) 15:00開演
場所:フェスティバルホール
⭐️演出・振付
演出・振付:清水 哲太郎
とってもメルヘンな舞台装置と衣装!
これらが、少しオーバー気味なリアクションをするダンサー達の振付と
とてもマッチしていて、見事に観客をおとぎ話の世界へ連れて行ってくれます。
テーマパーク(⚪︎⚪︎ランド)を超えた「夢の国」に行けたような気分になりました♪
他のバレエ団と大きく異なる点は、エンディングにクララと王子の「別れのパドドゥ」があること。「人生 楽あり苦あり」、「出会いあれば別れあり」。そんな経験を通してクララが成長していく姿が描かれています。
⭐️キャスト
クララ・金平糖の精: 森下 洋子
くるみ割り人形・王子:大谷 真郷
数々の名だたる芸術賞を受賞されてきた森下 洋子さん。本年75歳!!
恥ずかしながら、森下洋子さんの踊りを拝見するのが、今回が初めてでした。
このお年で、ポアントで全幕の舞台に立つと聞くだけでも驚愕しますが、「百聞は一見に如かず」です。
小柄で華奢なお身体からは想像もできないオーラが放たれます。
パデシャなどの小さなジャンプさえも難しい状況のようでしたが、そんなの関係ありません!全身全霊をかけて舞台に立たれている方は、パドブレだけで、
立っているだけで、観客を惹きつける「何か」をもっていらっしゃるのです。
⭐️まとめ
この舞台では ダンサーの技量にフォーカスするのではなく、全身で物語を表現することに重きを置いているように感じられました。
比較的 涙脆く、映画館ではよくハンカチを準備しているのですが(笑)、
舞台で感動することはあっても、涙を流したことはありませんでした。
今回初めて、劇場で涙が出てきて…「私、情緒不安定になっているのかな?」と心配するや否や、横のお方は涙を拭り、前のお方は鼻をすすっていらっしゃっるのを目撃…!
これまで数々の有名ダンサーの素晴らしいテクニックや表現力に感動させられてきましたが、それ以外の別の点でこんなにも心を動かされることは無かったです。
お子さんの発表会やパートナーの趣味に付きあってバレエ見に行くけど、眠たくなるんだよな〜と思っているあなた。
贅沢にも海外バレエ団の舞台を見すぎて、国内のバレエ団だと少し物足りなく感じてしまう(ごめんなさい💦)…と思っているあなた。
ぜひ松山バレエ団の『くるみ割り人形』を観てください。
これからも森下洋子さん および 清水哲太郎さんのご活躍をお祈りすると共に、
お二方の引退後も 魂を込めてバレエを魅せる若手ダンサー達によって松山バレエ団が存続していくことを切に願っております。