細胞から若返りを図るオートファジー
ケトン体は人類を救うに書かれているように、毎日3食食べるのは、食べ過ぎであるという観点から、今回は、オートファジーに欠かせない「ナッツ」の油について。アロマで学んだ知識を活用して、お伝えしたいと思います。
オートファジーとは?
細胞自体が持っている『細胞内のタンパク質』を分解するための仕組みの一つのことです。
ナッツを摂取理由
私たちの身体は、一つ一つの細胞で構成されています。細胞は、細胞膜に包まれており、主に、私たちが食事で摂取したオイルでコーティングされています。
細胞は、栄養を吸収したり、老廃物を排出したりを繰り返しています。その際に、細胞膜が、どんなオイルで包まれているかで、細胞の代謝が良くなったり、悪くなったりするのです。
①飽和脂肪酸
飽和とは、満たされているという状態。砂糖水なら、もう砂糖が水に溶けない状態が”飽和”です。身体に取り込まれると、飽和状態なので、他の分子と結合できず、そのまま体内に蓄積されてしまう。
②不飽和脂肪酸
不飽和とは、まだ満たされていない”状態。砂糖水なら砂糖がまだまだ溶ける状態です。身体に取り込まれると、他の分子と結合し、物質代謝を行い、有用な物質に変化します。
①は、バターやラード、ココナッツオイルなどがあります。飽和状態なので、これらのオイルを摂取しすぎると、細胞膜の代謝がスムーズに行われず、細胞が劣化してしまう可能性があります。
そのため、②を積極的に摂取する必要があるんです。②は、オリーブオイルやアボカドオイル、セサミ(ゴマ)オイルなどがあります。不飽和脂肪酸には、1価、2価、3価があり、段階によって作用が異なります。
1価の不飽和脂肪酸(オメガ9)
【アーモンドに含まれるオイル】
オレイン酸が80%含有されているため、オメガ9のオイルが摂取できます。心臓や脈管系を保護する働きや、エモリエント効果(皮膚を柔軟に保つ)などがあります。
【ヘーゼルナッツ・マカデミアナッツに含まれるオイル】
オレイン酸が70%含有され、パルミトレイン酸が30%も含まれているため、若返り効果が期待できます。皮膚や血管への活性効果と皮膚の柔軟性を保つ働きがあります。
※以下の2価、3価の不飽和脂肪酸(オメガ6、オメガ3)は必須脂肪酸と呼ばれ、人体に必要な成分であるのにもかかわらず、ほどんど体内で合成されない脂肪酸です。
2価の不飽和脂肪酸(オメガ6)
【ピーナッツに含まれるオイル】
ピーナッツは、オメガ9のオレイン酸が55%、オメガ6のリノール酸が25%含まれているオイルです。免疫系を強壮し、細胞を更新し、心臓、脈管系を保護します。
オメガ6のリノール酸は、様々な酵素と結合し、γーリノレン酸(オメガ3)に変化し、※1善玉プロスタグランジンに変化します。
※リノール酸は、アレルギー引き起こす可能性があります。
3価の不飽和脂肪酸(オメガ3)
【くるみに含まれるオイル】
くるみは、ほぼ、αーリノレン酸で構成されているナッツです。血液をサラサラにし、抗炎症作用、鎮痛作用、細胞の修復をサポートします。
αーリノレン酸は、酵素の力を借りて、EPAを経て※1善玉プロスタグランジンに変化します。
※1:アレルギーを抑え、ストレスを緩和し性ホルモンの分泌を促します。血液をサラサラにします。
ナッツのより効果的な食べ方
ナッツには、良質な不飽和脂肪酸が多く含まれているため、細胞膜の代謝をスムーズにさせる働きにより、細胞が劣化しにくいという特徴があります。
ナッツだけを食べていても、良質なオイルはとれますが、最終的に酵素と結合し、善玉プロスタグランジンに変化させると、もっと細胞が健康になるため、
日中、ナッツを食べていたら、夜は、青魚(さば、イワシ、アジなど)を食べるとより健康を促進します。もしくは、オリーブオイルかけたサラダにナッツをトッピングなども効果的な食べ方です。
ぜひ、皆様がナッツを食べて、オートファジーの促進にお役に立てくださると嬉しいです。ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
https://petit-bon-aroma.com/guidebook/
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