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女性が夢を追いかける男性に惹かれる理由

こんにちは!アロマ心理学開発者大島鶴枝です。

本日は、『脳のバグらせ方〜世良サトシ著』より、女性がなぜ夢を追いかける男性を求めるのか、『知能低下の人類史〜エドワード・ダットン著』の人類の歴史と合わせて解説していこうと思います。

脳は健在意識1割、潜在意識9割

多くの人は、『脳は人間の意思を反映し、その人の心や身体を動かす器官』だと思っているかと思いますが、

本書では、
「脳は人間の意思以外でも、さまざまなものを反映し、その人の心や身体を動かす器官』と伝えており、

私たちが意識している部分は、現実にたった1割しか反映されないとのことなのです。

脳には、ざっくり分けて、『大脳新皮質(新皮質)』と『大脳辺縁系(旧皮質)』があり、

大脳新皮質(新皮質)は、あなたの『顕在意識』である意思や決断などに対応している部分です。

新しい脳と呼ばれる所以は、私たちの祖先がここ数千年で発達させた領域だからです。

人類が誕生した500万年前から数千年までは、本能の脳と呼ばれる大脳辺縁系(旧皮質)のみで活動していたため、他の動物と同じようにほとんどの脳を本能に従って行動していました。

この大脳辺縁系(旧皮質)は、私たちの3大欲求である、食欲、睡眠欲、制欲を司っており、私たちの生存に欠かせない部分です。

人類の脳の発達の歴史から見ても、大脳辺縁系(旧皮質)のみで活動していた期間が長かったこともあり、

現代の私たちの脳も、この元々あった本能の脳である大脳辺縁系(旧皮質)が占める範囲の方が大きく、新しい脳である大脳新皮質(新皮質)はが占める割合は小さいのです。

そのため、私たちは、大半のことを私たちが意識していない脳の領域である本能の脳(潜在意識)で行なっています。

新しい脳の部分で、決断や意思決定を行なっているため、潜在意識である私たちが現実を作り出していると思い込んでいるのです。

脳は繁殖と生存が最優先

私たちの現実は、本能の脳の領域による行動によって、コントロールできない部分で作られているので、

現実の恋愛がうまくいかず、悩んでいる人も多く存在します。

でも、本書では、この潜在意識である本能の脳をうまく使えるようになれば、恋愛どころか、人生までも自分の思い通りなものになると伝えているのです。

では、実際、どのように潜在意識に働きかけ恋を成就させれば良いのでしょうか。

それは、私たちの祖先が遺伝子を後世に残す目的で、数百万年という長い年月をかけて、脳にインプットしてきた性質を利用するのです。

例えば、『暗闇で襲われたら対処できないので、暗闇を恐れるようになった』という人間の本能を知れば、真っ暗にして眠ることは、熟睡を妨げるということがわかりますし、

『自らとかけ離れているものは、敵の可能性が高いので警戒心を覚え、似ているものは味方の可能性が高いので安心感を覚えるようになった』という人間の本能は、

類は友を呼ぶということわざのように、同じ趣味嗜好の人の方が、友達になりやすいと言ったこととつながります。

私たちは、本能の脳によって、私たちの意思とは関係ない部分で、無意識に行動し、さまざまな現実を作り出しているのです。

では、人類にとって、恋とは、なんのためにするものなのでしょうか。

それは、『後世に遺伝子を残すために行われるものであり、本能の脳によって、魅力的な異性を見ると発情することで、自らの遺伝子を後世に残すようになった』こととつながる行為なのです。

しかも、女性の脳には、
『泣いた赤ちゃんを放っておけなくなることで、自らと同じ種の生存の可能性を上げるようになった』という本能的なものが備わっています。

つまり、人類の本能の部分では

①子供を作り、育て、自らの遺伝子を後世に残そうとする本能(繁殖本能)
②身に危険が迫った時に察知し、回避しようとする本能(生存本能)

の2種類が存在しているということなのです。

これらの本能は、なくてはならないものであり、私たちの意思とは関係なく、無意識に求めてしまうものなのです。

そして、①(繁殖本能)と②(生存本能)どちらが強いのかというと、①(繁殖本能)の方が強いと本書は伝えています。

なぜなら、女性が妊娠するということは、自分の死に直結するくらい危険な行為だからです。

現在では、出産の際の母体死亡率は世界平均でも0.2%程度と低いですが、1800年前までは、細菌と消毒が発見されるまで、10%〜20%程度も死亡していたと言われています。

自分の生死に関わるリスクを抱えながらも、女性は子供を産むことを選んできた歴史を見ると、人類の繁殖能力の強さが理解できますね。

男性は女性を獲得するために生きている

『知能低下の人類史〜エドワード・ダットン著』によると、人類は、狩猟採取民だった頃から、男性は強く権力を持っているものが、多くの女性を妻や愛人にすることができる一夫多妻制をとっており、

女性は、弱い男性の子供を生むと、戦いに負け、子供を殺されてしまい、生存確率を下げるため、本能的に強く権力を持った男性を選んできたという経緯があります。

そのため、女性は、男性に地位やお金や権力を求める傾向があり、その本能が男性に成長することを促しているのです。

男性社会が、能力や収入など、他の男性よりも優れていなければいけない理由は、強い男性のみが、遺伝子を残してきたという歴史があるため、

男性が他の男性に『負けたくない』と思うことは、自分の遺伝子を残すことができないことへの恐怖による本能的な部分によるものなのです。

つまり、男性は、女性を獲得するために、他の男性に勝ち、地位とお金を獲得し、遺伝子を残したいという本能によって、生きている。

男性は女性のために生きているのですね。

女性は、自分の子孫を残すために、自分の子孫を生き延びさせる能力が高い男性に惹かれるような本能を身につけてきたという説は、ダーウィンの『種の起源』にも書かれています。

だから、女性は、お金を持っている相手を魅力的に感じやすく、その上で、夢を語る男性に惹かれます。

男性が夢を語ることで、女性に『自分は地位やお金を稼ぐ可能性がある優秀な男性なのだ』と女性の本能を刺激しているのです。

嫉妬やマウントは意味がない

この歴史から見ても、私たち女性は、子供を生存させる可能性が高い、夢を語る男に惹かれる傾向があり、

地位やお金がある男性を魅力的だと思い、その男性に群がるのは、多くの男性が多くの女性を愛し、ハーレムを作ってきた歴史があるからといえます。

現代は、狩猟採取民時代ではないので、一夫多妻制は認められていませんし、多くの男性の願望であるハーレムを作ることは、難しいという現実がありますが、

この本能的な部分は、意思とは関係なく動くため、男性は、多くの女性を好きになりますし、本気で恋をします。

男性は、その瞬間、一緒にいた女性に恋をする生き物です。

だから、女性同士の嫉妬やマウントによって、争い男性を独占しようとする行為は無駄であり、この行為によって、恋が楽しいものから苦しいものへと変わってしまうのです。

女性は、優秀な男性をみんなで共有し、子孫を残してきた生き物。

女性同士の争いはやめて、その瞬間の男性が自分を好きでいてくれることに感謝をし、恋を楽しむ。

そうすることで、多くの女性が、男性に『求める愛』を行うのに対し、あなただけが『その瞬間の彼を愛する』ことができたなら

その男性は、かならずあなただけ特別であると、大切にしてくれるようになりますよ。

男性は女性を獲得するためだけに生きている。

それを理解し、恋を楽しいものにしていきましょうね。

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https://petit-bon-aroma.com/guidebook/

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