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嫌な出来事が同じパターンなのはなぜ?
こんにちは!アロマ心理学開発者大島鶴枝です。
毎日、生きていると嫌なことって何かしらありますよね?
私は、ある友人に電話するといつもパート先の人間関係の愚痴を聞かされ、毎回同じ悪口を言っているなあと感じます。
なぜ、同じパターンの嫌なことって繰り返すのか
その友人を例に、因果が巡る理由を解説していこうと思います。
フルーティー・マンダリンの友
彼女は、小さい頃から、私よりも素早く行動し、とてもちゃっかりした性格で、誰よりも頭の回転が良く、親切で明るい性格でした。
マンダリンは、とても繊細で傷つきやすい果実です。
オレンジやグレープフルーツは、果実の果皮が分厚く、それによって、紫外線から『実』を守ることができますが、マンダリンはみかんの皮のように手で皮が剥けるのです。
皮が薄いということからも、傷つきやすい繊細な果実の人であることが想像できます。
その上で、「マンダリン」の語源は、ポルトガル語で「命令する者」や「大臣」などを意味する「mandarin(マンダリン)」という言葉で、
中国の明朝時代ごろから清朝時代の官僚のことを呼ぶときに西洋人が使っていたものです。
フルーティーの中でも、人に対する強い繊細さを持っているのマンダリン。
この、強すぎる繊細さによって、彼女は『コントロールドラマ』を作り出し、それによって、いつもバイト先で、嫌な人が必ずいるという因果を巡らせているのです。
侮辱の傷によって自分を侮辱させる
彼女の体型は、侮辱の傷(O型:マゾヒストの仮面)です。
O型の人は、とても明るく楽しい人が多く、自虐しながら笑いをとる天才です。
私もこの傷で苦しんでいた時は、常に自分を下に見せるために、侮辱し、笑いをとっていました。
彼女は、それがとても多いため、周りがいじってもいい人なのだと思ってしまい、それが加速すると、彼女は、露骨に顔を引き攣らせ、傷ついた顔をするのです。
これが彼女が作り出す『コントロールドラマ』です。
侮辱の傷の人は、相手に罪悪感を抱かせることによって、エネルギーを奪います。
彼女は、自分を自虐し笑いをとることで、自分は侮辱してもいい人なのだと相手に思わせ、それで相手が過度に自分を侮辱したら、被害者の顔をして、相手が悪いと、罪悪感を抱かせることによって、エネルギーを奪う。
もちろん、これは無意識で行なっていることです。
だから、彼女はいつも、こう言います。
「あんな、ひどいことをよく言えるよね」
本人は、そのひどいことを言わせていることに気がついていないのです。
だから、この侮辱させる行為によって、被害者を演じ、罪悪感を感じさせるという行為をやめることができません。
そのせいで、毎回、同じパターンで、パート先で嫌な人が現れるのです。
職場に必ず1人いる嫌な人
彼女の嫌な人は、必ず彼女を侮辱する人です。
明るく楽しい性格の彼女は、パート先で、すぐに友達ができます。
マンダリンは、ポルトガル語で「命令する者」や「大臣」といった言葉ですから、そのパート先の司令塔になり、常に中心人物となり、人から人気を集め、人気者になります。
楽しくて気取らなくて、よく気がつくし、侮辱の傷の特徴であるユーモアがありますから、彼女はどこにいっても人気者。
でも、そこに、必ず嫌な人が現れます。
彼女の嫌な人(Aさんと呼ぶ)のパターンはいつも同じです。
ケラケラと彼女の自虐ネタに笑い、同調しながら、
「確かに、ちょっと太り過ぎかも」
と、侮辱の傷の人の特徴である丸い体型や丸い顔、容姿を貶すのです。
でも、Aさんをよく見てみると、
Aさんも同じように太っていて、丸い顔。
そう、同じ侮辱の傷の人なのです。
ここで、侮辱の傷の人は、侮辱されるだけではなく、侮辱する人であるということが浮き彫りになります。
これは、目の前で侮辱するAさんという人もいれば、
裏で他者に悪口を言うタイプと別れます。
実は、私の友人は、裏で悪口を言って相手を侮辱する人だったのですね。
つまり、彼女が陰で悪口をいっているその言葉が、Aさんを通じて、自分に返ってきていると言うことなのです。
でも、そのことに彼女は気がつきません。
だから、パート先で嫌な人がいると、家族や友人にその人の悪口を言いふらします。
嫌な人がいた方が都合がいい
先日、彼女に電話した際も、
同じように、パート先で嫌な人がいると言う話になりました。
その時に、彼女に、言ったのです。
「ねえ、その嫌な人がいることで、感謝できることってあるんじゃない?」って言ったのです。
感謝という言葉を嫌な人にいうというのは、コントロールドラマを演じている人にとって、かなり苦痛を強いられることかと思い
「その人から受けるプラスの面、つまり恩恵、得していることってあるんじゃないの?」
と、Aさんがいることによって、自分の利益は何なのかを、考えてもらったのです。
すると、彼女は、正直にこう言いました。
「Aさんって離婚しているし、家族仲が悪いの。それを知っているから、私はAさんより、家族が仲良しでよかったと思えているところはあると思う。」
「しかも、Aさんがみんなの敵になってくれるから、私が人気者になれる」
そう言ったのです。
彼女は、Aさんという自分よりも見た目が悪いと感じる人に、
体型のことを侮辱されたり、自分が生み出したネタを使って、侮辱されることが嫌だと言いながら、
彼女が離婚して家族との関係が悪いという面で、比較し、自分の家族は中良くて良かったと心の中で優越感を感じていた。
それは、Aさんという人がいるからこそ、生まれるエネルギーです。
そして、彼女のコントロールドラマは、常に嫌な人がいることで、パート先の仲間が、その人と自分を比べ、褒めてくれたり、尊敬してくれたりすることでエネルギーを生み出せるから、
Aさんという悪者を自分のコントロールドラマにひきづりこんで、Aさんに自分を侮辱させているということになるのです。
彼女は、Aさんがいることで、得をしていたのです。
これが、コントロールドラマを演じている人が他者からエネルギーを奪う行為です。
これは何も、彼女だけではありません。
心の傷を隠し、傷が浮き彫りにならないようにしている人は、みんな、他者からエネルギーを奪うことで、自分を満たし、活動源にしているのです。
自分に起きる現実は自分が作り出している
私は、このコントロールドラマに自分で気がつけた彼女を誇りに思います。
このように言語化するのって、とても勇気がいることですし、怖いことなのです。
でも、このことで、自分がAさんを必要としていたこと、Aさんによって、今の仲間との関係があるのだと知り、彼女はAさんへの見方を変えることができたでしょう。
高校生の時から、40歳近くまで、同じことをずっと繰り返していたことで、敵となる相手もどんどん強靭な侮辱の人であることを、私自身も見てきました。
心の傷と向き合うのは、本当に怖いことです。
でも、あなたの心の傷を癒すことは、あなたの行動が周りの人を幸せにすることにもつながるということを、ぜひ知って欲しいのです。
もう、傷つけあわないで・・・。
心の傷を癒やし、この風の時代に、軽くなってみんなで楽しい世界にいきましょう。
いつもあなたを応援しています。
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