器用な人は心が貧しい理由とは?
こんにちは!アロマ心理学開発者大島鶴枝です。
本日は、できないことがある方が周りの人に応援される仕組みをお伝えしていこうと思います。
器用貧乏って本当?
最近、あるグループ内の配信で、こんな人を見かけました。
Aさんは、文章も書けて、センスもよく、ブランディングもできる、とってもビジネスセンスがある人。
なんでもやれることに自分なりの自負があるからでしょう。
Aさんがこんなことを言っていたんです。
「なんで、できないことがあるのに、ほおっておくの?できないことがあったら、できるように努力するのが普通じゃない?」
確かに、自分1人でなんでもできるようになると、人にお願いして頭を下げたり、誰かに合わせて仕事をする必要がないので、全て自分のペースで進められます。
でも、この発言は、『私は能力があり、なんでもできる』と他者と比較しマウントをとっているように見えたのです。
なんて悲しい人なんだ。
1人でできるということは、誰かにありがとうって言えないってことになる。
できないことがあるから人を頼り、感謝が生まれ交流が生まれる。
人との距離が縮まって、親友のような関係になるのに、それが1人でなんでもできるようになると、交流が生まれない。
それがどんなに寂しいことか・・・。
ただ、この人って昔から言われれいる『器用貧乏』に入るんじゃない?と思った時、私自身も、この器用貧乏なのかもしれない。
文章が書けて、OBSを使いこなし、台本なしにトークができ、しかもアロマ心理学なんてものを開発までしている。
もちろん、努力なしにこうなったわけではないけど、いつも思っていたことがあるんです。
なぜ、私のことを助けようとする人がいないんだろう・・・。
そう思って、ふと、違う人の配信を見たら
器用なのに貧乏って、こういうことだったんだ!という本当の意味を理解できたんです。
器用でなんでもできると人が集まらない
人は、社会的な生き物だと、よく言われます。
1人でいると寂しいから、小さな集団である家族を作りたがり、小集団の中に所属し、安心を求める。
このことからも、1人でいると不安や恐怖を感じやすいという特徴があることがわかると思うのです。
でも、なんでも1人でできる人って、人の協力を得ることに煩わしさを感じたり、自分よりもできない人にできるように教えてあげることを面倒に思ったりしてしまう傾向があるかと思うんです。
それは、自分ができる人だから、できない人の気持ちがわからないという側面を併せ持ちます。
そうなると、必然的に、器用な人はひとりになります。
1人は、寂しいし、1人だと、何かを達成した時の喜びや幸せを感じにくい。
それが人間という生き物なのです。
お金を得ることを目指す行為は、お金で幸福感を味わえると思っているからです。
でも、こういうタイプは、1人で、目標を達成できてしまうので、幸福感が半減します。
だから、器用な人は、心の幸福感が欠乏している(貧乏である)ことから、器用貧乏と呼ばれるのです。
不器用な人で応援される仕組み
私は、自分が器用貧乏なんだなあとすごく感じることがあります。
仕事も1人で基本、なんでもできてしまうので、誰かに助けて欲しいと弱みを見せることが少なく、弱みを見せることが苦手です。
きっと、周りの人は、私のことを『強い人』と思っていると思います。
心理学を開発しているからこそ、人の心理も解説できるし、メンタル的にも強い。
でも、人間は社会的な生き物であるからこそ、
それでは、満足できないようになっていると感じるのです。
そんな時、私が所属しているグループで、陶芸家さんが他の人の応援を受けて、初配信を行っているのを見ました。
自分でOBSを覚えなくても、周りの人に応援される形で、とても綺麗なOBSで自分の陶芸の楽しさやワクワクを伝えている配信を見た時、
これが私にない部分だとはっきりとわかったのです。
それは、周りの人に応援される人柄と不器用さです。
その陶芸家さんは、見る人にエゴ丸出しで、自分の凄さを見せつけるような配信ではなく、
優しい雰囲気とその陶芸が楽しくて仕方ない、ワクワクした自然な姿を配信しただけです。
でも、その配信は、人を癒す、心温まる人柄に溢れていました。
そして、自分の初配信を応援してくれた人たちに、暖かい感謝の言葉を伝えていました。
きっと、自分1人で、配信していたら、得られない幸福感でしょう。
今の私には、体験できない幸福感です。
私は、なんでもできると周りに思われてしまい、応援される能力が欠乏している。
Aさんを決して否定できない。
1人で得られる幸福感なんて、たかがしれている。
みんなで楽しく目標に向かって進むから、人は大きな喜びを得ることができるのに、
私は、それを面倒に感じ、人を頼ることなく、器用貧乏になってしまった。
でも、ちょっと目線を変えると、私は、決して器用貧乏ではないことがわかったのです。
応援される力を発揮するには
確かに、私は、文章も書けて、OBSを使いこなし、ライブで台本なしで、トークができ、心理学まで開発できちゃう器用な人です。
仕事にまつわることは、1人で基本的にはできます。
でも、アロマ心理学を作り、統計をとるということを必死で行うためには、必ず『誰か』の存在が必要なのです。
私は、今、アロマ心理学の新しいテキストを作るために、たくさんの人の事例を集めています。
アロマ心理学を学びたいと思ってくれている人に、アロマ心理学を楽しんでもらいながら、自分のほしいその人の性格的特徴を、人と関わることで、学ばせていただいているのです。
私は、確かに、今まで器用貧乏だった・・・。
でも、システム関係のことだったりで人の手を煩わせなくなった自分は、やはり努力してきたし、できるようになって悪いことなんて一つもなかったのです。
だから、神様は私に、『人に頼り感謝できるように』アロマ心理学の開発を与えてくれたのだとそう思っています。
今、私のオンラインスクールで、アロマ心理学の事例を提供できているのも、私のアロマ心理学を応援し、学びたいと集まってくれている50人の仲間を得ることができたからです。
その方達に、毎日、感謝をしながら、私は新しく器用でない自分に出会えて、とても幸せです。
人は人の役に立つことで幸福感を得られる。
私は、アロマ心理学を伝えることで、私と関わる人たちは、アロマ心理学がよくなるように、自分という人をオープンにしてくれることで
アロマ心理学は、これから、きっとさまざまな人の力を借りて、世に羽ばたいていくのでしょう。
器用貧乏な私に、人に感謝する機会を与えてくれたアロマ心理学。
この素晴らしい心理学に感謝です。
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