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長きにわたる男性社会と女性の『美』

こんにちは!アロマ心理学開発者大島鶴枝です。

本日の内容は、『女は見た目が10割〜鈴木由加里著』を読んで、女性と美しさというテーマでお伝えしていこうと思います。

女性で生まれるということ

この本を手に取り読もうと思った理由は、『人は見た目が100%』というドラマが好きだったことと、

見た目が美しくなることで、自分を肯定し、自分らしい人生を歩める人が多いという印象があったことがきっかけなのですが

その内容は私のイメージとは違って、女性は生まれた時から『見た目』で判断されるという現実を背負っていることによって、苦しんでいる人が多く

見た目で判断されることで、人生を翻弄されてきた女性たちの姿を、現代文化論研究者の視点で書かれている、意外と衝撃的な内容の本でした。

今の現代は、ジェンダーも様々で、セクシャルマイノリティの人たちが声を上げるなど、女性だけが差別されているという社会ではなくなったと言えますが

それでも、女性として生まれてきたら、避けて通れない『見た目の美しさ』で判断されるということ。

この本では、女性という生き物は、『美しさ』を追いかける生き物であり、美しくなるということを求めることとは、切っても切れない生き物であることが、

異性の目を引くという目的だけではなく、根本に存在するのだということを、さまざまな視点で書かれていたのです。

女性は、誰のために美しくなるの?

昔、男性の友達に、ミニスカートを履いている女子が、痴漢に会うことを、『男がそそる格好をしているから当然だろ?』と、

異性を挑発するおしゃれをしているのに、触られるのは、想定内だろ?と
言われたことがあります。

ミニスカートを履いているのは、男性の気をひきたいからではなく、ただ、おしゃれして楽しいから、履いているからということを女性は知っています。

それでも、男性は、私たちのおしゃれを『男性たちのために』と思う傾向があり

その上で、男性受けしないメイクやファッションをしている女性に向けて、『自分たち男が求める女性像になるためには』という視点で、アドバイスをしている

そんな感覚を持っているようなのです。

でも、男性が好む『すっぴんのように見えるメイク』をする女子もいれば、『まつ毛エクステをし華やかなメイク』をする女子も存在するわけで

全てが男性のためにメイクをしているとは言えない。

女性は、自分のために綺麗になりたい。

このことが理解されないで、見た目で判断されるという現状は、過去、私たち人間社会が男性に優位に作られてきたという背景があります。

長きにわたる男性社会

歴史を見ても、この社会は、男性が生きやすくなるために作られた社会です。

王と呼ばれる『男性』、貴族と呼ばれる『男性』が複数人の女性との間に子孫を残す。

『紫式部の光源氏』のストーリーを見ても、女性は、常に待つ立場で、男性が家を訪れるという形だったため、慎ましく男性を癒す存在として、男性目線のいい女性を演じなければいけませんでした。

しかし、時代が変わり、女性が社会進出をするようになり、経済的に自由になれるようになったことで、自分のために美しくなるという願いを叶え始めたのです。

でも、長きにわたり、男性は『女性は自分たちのために存在しているモノである』という遺伝子レベルに刻まれた潜在的なものを持っているため、

女性が美しくなりたいと思う気持ちが、自分たちのためにあると思い込んでしまうのです。

女性が男性を選ぶ

男女の体臭の強さを想像すると、男性の方が女性よりも体臭がきついイメージがあるかと思います。

なぜ、男性の方が体臭がきついかというと、アポクリン腺と呼ばれるフェロモン臭を出す汗腺が、男性の方が多いからです。

このフェロモン臭は、男性が女性に興奮すると、耳から顎にかけて、脇や性器周辺から、体臭を女性に届けるために活発に働きかけます。

パーソナルスペースに入り、女性が男性とキスをすると、男性のフェロモン臭を女性が嗅ぎ、女性が遺伝子的にこの男性と、良い子孫を残せるかを判断するのです。

生存可能な遺伝子を残すために、女性は狩猟採集民の時から、強く逞しい男性を選んできた。

男女がともに働く現代。

この長きにわたる男性社会が、女性の社会進出によって、女性のリーダーが現れ、男性の考えていることが普通という時代から、女性の存在価値を見出すことができる時代は、やってくるのでしょうか。

風の時代は、女性が活躍する時代

200年続いた『地の時代(土の時代ともいう)』が2020年で終わりを迎え、2021年から風の時代に突入しました。

今までの感覚は、物質、安定、現実といった目に見えるものを重要視する傾向があり、目に見えないものを信じない傾向がありましたが

風の時代は、魂の時代。

目に見える物質的なものではなく、心に豊かさがあると気がつく人が増えていく傾向があります。

男性と女性では、コミュニティの形成が違ってきます。

男性は、格差社会を好み、階級制や戦争、奪い合いなどで自分の力を見せつける傾向がありますが

女性は、弱いからこそ、みんなとコミュニケーションをとって、仲良く協力して進むという人間関係を形成してきました。

これからは、どんどん『差』がなくなる時代です。

そんな時代だからこそ、女性がリーダーとなり、精神的にレベルを上げる『心の豊かさ』を追求していく時代がやっとやってくるのだと感じています。

今まで、男性は、私たち女性に対して、
『自分たちのために女性は美しくなっている』と思ってきたと思いますが

そんな古い感覚は、どんどん厳しい批判を浴びていくかと思いますし

女性が自分らしさによって美しくなるという観念が、より一層、広がっていく。

それがこれからの時代なのです。

だからこそ、女性は、今までのように『見た目だけを美しくする』のではなく、男性に支配されず、1人で自立する『心』を持つことが重要になってきます。

多くの女性が、他者に振り回され、美を追求する時代が終わり、自分のために美しくなれる・・・。

そんな、本来の自分で生きることができる社会になることを願っています。

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