見出し画像

2024年上半期は音楽に懸けた

仕事が忙しくなって、noteから離れていたここ4年ほど。

最近仕事で関わる方が、文章表現がお上手な方で、自分の経験をブログに綴ってみたいと話していたのでnoteをお勧めしたところ、うまくはまって3ヶ月ほど連続投稿を続けていらっしゃる。noteがその方の居場所として機能しているようだ。それが、自分がnoteを続けていた時と被って懐かしく羨ましくなったので、ここ最近のことを残しておこうと思った。

2024年は音楽に懸けた。
と言うのも、大学生の頃からフェスが好きで、色々参加していたが、ふと「これ何歳まで続けられるんやろう」という疑問が湧いた。
運動もせず、重力に従って弛む体、なくなる体力。
まだ体が動くうちに。子供もいない、自分の面倒さえ見れば良いうちに。なんなら好きなアーティストがたくさん出演しているうちに。その期間は意外と長くないのではないか。
そんな予感が打ち消せなくなり、フェスに付き合ってくれる友達に無理を言って、色々なフェス、ライブに参加した。
いつでも振り返ることができるように、残しておきたい。上半期と言うてももう9月なんですが。大量なので一言ずつ。

1月20日、21日
FUKUOKA MUSIC FES 2024
会場はPayPayドーム1つだけで、ステージも1つなので指定席に座って観覧することができる。もちろん座席とドーム内の屋台も行き来できるし、室内なので暖かくてすごく疲労度の少ない良いフェスだった。
WurtSが大きな会場を沸かせているのは良かったし、初めてちゃんとcoldrainの曲を知って、良さに驚いた。ここから少しの間coldrainばかりを聴いていた。Awichの力に圧倒され、ずとまよの唯一無二でエンタメ性の高いライブをしっかり観ることができたのも大きかった。好きなアーティストと興味はあるが知らないアーティストの比率がよくて、新しい出会いが一番あった、新年にふさわしいフェスだった。

2月4日 
女王蜂 十二次元+01 大阪オリックスホール
女王蜂のライブは、最高だったという記憶しか残らなくて催眠術でもかけられているのかと思う。また行きたくなる。もっときちんと記録しておけばよかった。

3月は本当はHello Sleepwarkersのライブがあった。友人の結婚式で行けず。

4月14日
Age Factory  「SONGS」Release Tour  GORILLA HALL OSAKA
初めてのage一人参加。ダイバーが確実に出るであろうフロアに突撃する勇気はなく、整番も遅かったので2階席ど真ん中に陣取った。それが大正解で、ゴリラホールの良い音質と1階のシンガロングが大きく響いて最高のライブ体験だった。ageはとにかく格好良い。良いとしか言いようのないメロディ。エモいともまた違う。みんながageの曲を好きなのが伝わってくる。
初めてのライブハウスで、西成から近いこともあり緊張してアドレナリン出しまくっていたからこんなにもよかったのか?と思ってしまうほど記憶に残っている。

4月29日
Age Factory 「SONGS」Release Tour 2024 Extra NARA EVANS CASTLE HALL
大阪が良すぎたため、争奪戦に勝てるか怯えながらもなんとかご用意されたチケットで。好きな曲も聞けて大満足。

5月4日
OTODAMA 〜温泉魂〜 泉大津フェニックス
大好きな一番安心するフェス。でも今年はなんだか人が多くて、シャトルバスから屋台のご飯まで、導線わるくて時間がかかった印象だった。
SAKANAMONの素晴らしさを再認識。スリーピースであそこまで粒の揃った楽しそうな音と、フロントマンが他のメンバーから愛されたバンドはないんじゃないか?とか思っちゃう。ルサンチマンのエネルギーに圧倒されて、もっと良い音で聴きたいなと思うなど。ラッキリのみんな自由に踊ってる感じ、星野源が言わずともでした。シンガロングもだいぶん大きくなって、人気と愛を感じた。

5月19日
SAKANAMON TOUR 2024 来ぶらり LIVE SQUARE 2nd LINE
OTODAMAの会場で慌ててとったSAKANAMONワンマン。有名なのに始めてきたライブハウスで、電車が通るたびに音がしたけど、それも掻き消すような流石の盛り上がり。中学生でミュージックプランクトンを好きになってから、いまだにライブでやってくれる、変わらない存在。ライブに通い詰めては離れたりする期間もあるけど、きっとまた戻ってくる。でも彼らが彼らの音楽をしてくれているうちに、少しでも多く彼らの音楽を浴びたい。

6月2日
dodo×tofubeats×VaVa 恵比寿 The Garden Hall
dodoちゃんが生で歌ってるところをどうしてもみたくて東京まで。恵比寿なんて初めていきました。dodoちゃんは思ったよりにっこにこで、ステージを動きまくりながらあの優しいラップをしていた。音程なんてまあ関係ない。ラップだからな。HIPHOP系のイベントは初めて行ったけど、おしゃれでいかつくて、人生で交わることのなさそうな若者がたくさんいました。dodoちゃんの曲で心震わすことがあるなら、少しは共通言語があるかもしれん。音楽って不思議と思った夜。

7月6日
見放題 大阪2024
サーキット系のフェス。SAKANAMONを見に行ったのはもちろんのこと、SAKANAMONの最後の曲前に出て、どうしても見たかったのはThe Cheserasera
これも中高の青春時代に聞いていた。月と太陽の日々、賛美歌。「いつかは私あなたのこと忘れちゃうかもしれない。でもいつまでも味方よ 愛してる」という歌詞が好きで好きで好きでたまらない。ライブハウスで見たルサンチマンはやはりよかった。六月某日をいつか聴きたい。

7月21日
OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024
初めてフェスで熱中症で死ぬかもしれないと思った。直射日光を避けられる場所が少ない、アーティストがどうにも熱い人たちばかりで、ベガスを見たあたりでもう死にかけていた。どうにか屋根のあるところを確保して、ボーカルが変わってから初めて見たSPYAIRは、サムライハートをやってくれて思わず泣きそうになった。これも昔カラオケでよく歌ったな、いい歌詞。
目当ての1つのDURDONはいい空気感で、ちょっと重力が軽くなって、思わず体が揺れちゃうような空間だった。
そして一番の収穫はCVLTEの良さに気づいたこと。音源で少し聞いてはいたものの、実際に見ると音の迫力、つい目で追いたくなるボーカル、くるくる変わるメロディラインで、フェスの短い時間で恋に落ちてしまった。それからはずっと流している。

8月4日
ROCK IN JAPAN FES. 2024
女王蜂が出演キャンセルになって残念だったけど、一度は行きたいと思っていたロッキンに初参戦。ここでもでかいステージのSAKANAMONを見て、それはそれはよかったけど、やっぱりちょっと遠かった。いつものライブハウスの良さを再確認した。アジカンには圧倒された。ごっちの耳馴染み良い声が聞こえてくるだけで、来てよかったと思った。転がる岩、大好きな新世紀のラブソング、君という花が聞けて最高の思い出。夕暮れでどんどん日が落ちて美しい空だったことも覚えてる。大学でいつもカラオケに一緒に行ってくれて、たいてい「君という花」を歌ってた友人と一緒に「君という花」を聞けたので、顔を見合わせて笑ったのも幸せそのものだった。導線最高、休めるドームもある良い夏フェスだった。anoちゃんやVaundy、ずとまよもよかった。

8月23日
アルカラ KISAI 神戸PADOMA
仕事終わりに全力ダッシュを決めた。BIGMAMAとのツーマンで、何気にフェス以外では初のアルカラ。あんなに高校生の時いっぱい聞いてたのにな。
不思議な形をしたライブハウスで、初めはぜんぜんステージが見えない位置にいたけど、始まると流れ流されて4列目くらいにこれた。稲村さんの声はマジで楽器。でも「俺も歌練習して待ってるから」みたいなこと言ってて、これ以上上手くなるんか?ってびっくりしてしまった。「わ、だめだよ」「不完全なキミ」「チクショー」聞けたのは嬉しかった。半径30cmは本当に永遠に大好きな曲だろうな。アルカラはまた積極的に聴きに行こう。

8月25日
ゆれる TheSpringSummer 心斎橋ANIMA
大本命も大本命。高校生の時BPMを聞いた時から、これはずっと好きでいるだろうなと思っていたゆれる。十三であったライブを治安悪いのかな〜とか思って行かなかったのをずっと後悔していた。この日もちょっと緊張しながら心斎橋。
そんなにライブしてないバンドとは思えない、揃った演奏、迫力しかない。歌にもギターにもドラムにもベースにも。何百回聞いたリフが聞こえるだけで嬉しい。「悩みの種は人間関係 大概の改善法 さよなら月曜」って歌詞があって、その通り翌日は休んでしまおうかと思ったけど、こんなにエネルギーもらったんだから仕方ねえいくか、とちゃんと仕事した。スプサマ(というらしい)もとてもよかった。イントロやアウトロに一癖ある。声が良い。60歳くらいまでバンドして、この対バンイベント続けてくれるらしいから、絶対にまた行きたい。

8月31日
ラッシュボールは台風でなくなった。OTODAMAみたいにお引越しもありなのかもね。ラブシャと命運が別れた1週間だったなと外野から眺めていた。関係していた方々はとても大変な1週間だっただろうな。

ここまで書いて思ったけど、必死だな。
バンドの解散やアーティストの逝去、病気とか、思いがけないことが起こっていつか突然聞けなくなることがあるんだなって、何かの拍子で思ったことがよく現れたスケジュール。もちろん、何か起こるのは自分の身に対してもそう。いつ突然生活が終わってもおかしくないというほんのりした危機感が、フライパンの上の油のようにすーっと広がっている。なんでだろうな。でも後悔しないように、この選択は間違っていないと思う。音楽を体験し尽くしたい。思い出した時に、これ以上はできなかったなって思えるように。

ただ、消費するだけの虚しさも感じるので、こうして残しておきたいんだな。
個人的な備忘録を読んでくださってありがとう。






いいなと思ったら応援しよう!

ぺちこ
スキ・コメント・フォロー・サポート、どんな形でも、あなたの気持ちを頂けるなら、これほどうれしいことはありません。ぜひお気軽に🍅