日記1013-ドラマってね-
今日は休日。午後からはアルバイトだったが、午前はフリーだった。たくさんやることがあったのに、動画配信アプリでドラマを見て過ごしてしまった。
このところ忙しかったので、本を読むのも漫画を読むのもおろそかになっていた。現実ばっかりで、物語の摂取が少なかったのかもしれない。
なんていうのは言い訳で、最近始まったばかりの秋ドラマの感想がちらほら聞こえてきたので、気になってしまったのだ。
テレビドラマには暖かい思い出がある。母がドラマが好きで、よく寝る前や、やることのない休日に一緒に見ていた。二人でドラマについてああだこうだ言いあう時間がとても楽しかった。
反面、父はテレビドラマが好きではなくて、ただの時間泥棒だと主張していた。なので、夜眠る前に母と二人でドラマをみていると、やってきて、そんなもの見ていないで早く寝なさい、と言って去っていくのだ。
なので、父がやってくる足音が聞こえたら慌ててテレビを消したり、見つかった時も母と二人で必死に言い訳をしたりした。母と共謀しているのが楽しくて、また、わざと怒りにやってきている風でもある父とドラマの必要性について議論するのも楽しくて、私にとってはとても楽しい思い出だ。
私自身は、ドラマは好きだ。もちろん好きでないドラマもあるし、そういうものはみないけれど、いいものは毎週の楽しみになってくれるから嬉しい。
人間が作る物語を、人間が演じていて、その道のプロである衣装さんや、照明、音響など、様々な人の「仕事」が合わさってできるというプロセスが好きだ。
これを言うと、映画も同じなのかもしれないけれど、ドラマのいいところは、細切れだけど長く続けて見られるところ、そのときそのときの世相が反映されたりすること、色んな人との共通の話題になるところ、などだろうか。
思えば昔から色々なドラマを見てきて、好きだったなぁと思うものは今でも覚えているし、たくさんの楽しい時間を享受してきた。
ドラマも娯楽であり、文化であり、芸術だよななんて思う。
さて、今の一人暮らしの家にはテレビがないので、ドラマとはかなりの間無縁だったのだが、動画配信アプリの利便性に気づいたころから、またいくつかのドラマを見始めた。
最近のもので言うと、deleがとてもよかった。
死んだ後に、自分が残したデジタルデータを削除してもらう、という依頼を受ける会社で働くケイと祐太郎。二人自身も暗い過去を抱えながら、日々やってくる「依頼人が死んだという通知」から始まる、依頼人の死や人生に隠された謎を解いていく話だ。ストーリーがよく練られていて、いつも想像とは違うラストを迎えていて、とても面白かった。
役者さんの演技もさることながら、映像が美しく、毎話まるで一本の邦画を見ているような満足感のある作品だった。
気に入ったので小説を2巻とも買った。本多孝好は昔から好きだったので、ドラマの良さも合わせて期待していた。期待通りだった。
deleはおいておいて、今期のドラマだ。
午前中に3本の新ドラマの第一話を見た。
我ながらよく見ることだ。
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