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ねこさん・わんちゃんの下痢とフード
はじめに
前回の記事で、ねこさん・わんちゃんの下痢にまつわるお話を解説しました。
今回はねこさん・わんちゃんが普段から下痢をおこしにくくなるフードのあげ方や選び方を解説します。
そして、下痢のパターン別のフード選びの考え方についても解説します。
※注意
実際にねこさん・わんちゃんが下痢をしてしまったときに、この記事をもとに飼い主さんご自身で療法食を選ぶことは絶対にしないでください。
なぜなら、いま起きている下痢がどのタイプなのかを飼い主さんが正しく判断することは非常に難しく、下痢のタイプに合わないフードをあげてしまうと、さらに悪化させる恐れがあるからです。
下痢のパターン
まずはじめに、下痢のパターンについて前回のおさらいをしておきましょう。
水分が十分に吸収されずに腸の中に残ってしまうパターン
● 水分の取りすぎ
● 食べすぎ
● 消化・吸収不良
● 腸の運動が普段と違う
● 腸の血管がむくんでいる体から水分が腸の中にしみ出してくるパターン
● 腸で炎症が起きている
● 腸の細胞が水分を分泌している
前回の記事で解説したように、下痢は病気の名前ではなく、症状の名前です。そのため下痢という症状がおこるパターンは、上に書いたように、いくつもあります。
(前回の記事はこちら)
ですから、さきほど「※注意」にも書きましたが、ねこさん・わんちゃんが下痢をしたときに、飼い主さんがご自身でどのパターンかを判断することはほとんど無理です。
とくに、次のチェックポイントにひとつでもあてはまる場合は、なるべく早く動物病院に連れて行ってあげてください。
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