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続・バンギャの魂百まで。

前回のnoteでの宣言通り、再びヴィジュアル系バンド・RAZORのライブに行ってきました。参戦したのは、本日7月3日に開催されたボーカリスト・猟牙さんの生誕ライブです。

5月のライブ以降ずっと音源を聴いていた甲斐あって、前回よりは分かる~聞いたことある~となる曲が多かったです。それでも1/3くらいは初見だったので、まだまだいろいろ聞かねばなと思いました。

でも、知ってる曲はもちろん、知らない曲でもノリやすいのがRAZORの良いところ。中盤で披露された「MISSING PIECE」のしっとりした空気感も良かったし、その後のスタジアムロック味のある「UNION」の壮大な、ちょっと尊さも感じられるような雰囲気もかっこよかった…

前回のライブの後に「また聴きたいな~」と感じた「邂逅」はなかったし、今回はカバンを持っていたので暴れまくることはできなかったけれど、それでもやっぱり楽しかったです。

怒涛の勢いで13曲披露され、アンコールで再びメンバーがステージに集まった時、

「今日誕生日だし、とあるバンドのカバーをやってもいいかな? 俺のロック人生にすごく影響を与えた曲」

と猟牙さんは言いました。

LUNASEAとかガゼットをやるのかな。もしかしたらJ-POPかも?なんて思っていたら、メンバーの皆さんがステージ中央で円形になり始めて……その光景に、私は懐かしさを感じました。

カバー曲の正体は、私が大大大大大大大大好きだったBORNというバンドの代表曲「RADICAL HYSTERIA」だったのです。※BORNは猟牙さんが在籍していたバンドです。

X上には、ファンだけでなくバンドマンからも「懐かしい」「聞きたかった」というコメントが溢れてますね。

私にとってのBORNは、「このバンドが売れなかったら誰が売れるっていうんだ」と考えるくらい推していた、言わば神のような存在。

地方遠征をしたり、握手会やチェキ会に参加したり、バンギャじゃない友達に布教しまくって一緒にライブに行ったり、PV撮影会に参加したらギターのヘッドが当たって瞼を切ったり……と、いろいろ思い出深いバンドなのです。

RAZORがいま7年目なので、BORNの活動はそれよりも前。

懐かしい。けど、懐かしいなんて言葉では収まらない。

当時、何度この曲を聞いただろう。この曲をライブハウスで聞けなくなる日がくるなんて、微塵も想像しなかった。もう生では聞けないんだと考えて寂しくなったり、もっとライブに行けばよかったと後悔もした。

本当に、二度と聞けないと思っていた。BORNの解散あたりから「ラディカル」はセッションバンドの定番曲になったと聞いていたが、RAZORが、猟牙さん本人が歌うなんてまじで1ミリも思ったことがなかった。

なので、本当に本当に本当に嬉しくて、びっくりもして、感動もして、懐かしさとかいろんな感情が込み上げて、ボロボロと泣いてしまった。自分でも引くくらい泣けてしまって、せっかくのラディカルなのにヘドバンもモッシュもほとんど出来なかった。

前回RAZORのライブに行った帰り道、無性にBORNが聞きたくなって、iTunesに残っている音源を繰り返し聞いた。ライブDVDやCDを手放してしまったことを、少し後悔もした。

そんな私の心情を見透かされたような気がした。

演奏が終わったあと、猟牙さんは「この曲を聞いて、心がぎゅっと掴まれた人もいると思う。でも、ここを経て今があるから」と言っていて、それでまた泣いてしまった。

そして、今日もまた「歌い続けてくれてありがとう」と心から思った。

どんなライブだったのか気になったあなたへ🙌

こちらをぜひ!


追記

解散から約8年。当時のメンバーとのこんなやり取りが見れるなんて思わなかったよ……ありがとう…


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