ストレイシープ

自分の好きなこと・考えたことについて。 喫茶店・コーヒーや読書が好き。

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マガジン

  • 喫茶店・コーヒーと私

    喫茶店・コーヒーを愛する人はたくさんいます。 皆さんが、どうして喫茶店・コーヒーを好きになったか知りたい! だから、私から伝えます。私の喫茶店・コーヒーにまつわる思い出を。 全十回程度になる予定です。

最近の記事

喫茶店・コーヒーと私⑥

 さて、ブラックコーヒーを飲めるようになった私は、晴れてカッコイイ大人の仲間入りであります。  そして、私はその当時、コーヒーをブラックで飲めるようになったら、してみたいことがありました。それは喫茶店巡りです。  私が大学に通うため下宿している京都は、オシャレな喫茶店の宝庫なのです。「京都の喫茶店」というような特集が、たびたび雑誌で組まれるくらい!  特に、京都一の繁華街、三条・四条河原町付近は、レトロ喫茶店が集積しています。大学二年生の春頃から、私は雑誌に載っているよ

    • 喫茶店・コーヒーと私⑤

       さて、こと喫茶店・コーヒーに関していえば、話は一気に大学一年生まで飛んでいきます。その間、私の喫茶店への憧れは息をひそめていました。  しかし、大学一年の春休み、私は唐突に、コーヒーをブラックで飲めるようになりたいと思いました。なぜかというと、当時の私は、コーヒーをブラックで飲めるのはカッコイイことだと思っていました。つまり、ちょっとカッコツケたくなったのでしょう。そして、コーヒーをブラックで飲んでカッコツケたいという気持ちは、今も変っていません。  ところが、いきなり

      • クリスマスの詩 トマス・ハーディ『The Oxen』

         さて、今年もクリスマスがやってきました。クリスマスにまつわるお話はいくつもありますが、今回はイギリスの作家トマス・ハーディによる『The Oxen』(1915)という詩を紹介したいと思います。短くて読みやすく、とっても素敵なクリスマスの詩です。 【原文】 Title: The Oxen Christmas Eve, and twelve of the clock,     "Now they are all on their knees",  An Elder s

        • 喫茶店・コーヒーと私④

           秋から冬にかけての時期、バスに乗って「ちろる庵」に通う一週間が始まりました。原則、公共交通機関を使って出勤する、というのがルールでした。  職場体験は、テーブルの片づけや、コーヒーカップに水を入れて運ぶ練習から始まりました。店員さんは軽々とコーヒーを運んでいますが、私はこの練習で、コーヒーをこぼさずに運ぶのはなんて難しいことなんだろうと思いました。オシャレなコーヒーカップが、すべてマグカップのように背が高くて安定した構造であったらなあ。カチカチ音を鳴らしながら揺れるカップ

        喫茶店・コーヒーと私⑥

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        • 喫茶店・コーヒーと私
          6本

        記事

          喫茶店・コーヒーと私③

           さて、中学生になると、以前ほどの頻度で喫茶店に連れて行ってもらうことはなくなりました。  話は変わりますが、中学二年生の秋ごろ、職場体験という学習活動がありました。その名の通り、自らで体験する職場を探し、許可を取り、一週間その職場で働かせてもらう、という一大イベントです。  さあどうしようどこに行こうと思いました。友達は、カラオケ屋やうどん屋、消防署などを希望していたと記憶しています。そんな中、私が最初に電話をかけたのは、とある法律事務所でした。なぜ法律事務所なのかとい

          喫茶店・コーヒーと私③

          喫茶店・コーヒーと私②

           「ポップ」の話はさておき、主に祖父母の影響で、私は小学生にして喫茶店を好きなりました。  それも、少しアンティーク調な、およそ小学生が好みそうもない雰囲気を持つ喫茶店に、私はより強く惹かれました。その趣味は今も変わっていません。  中でも一番のお気に入りだったのは「ちろる庵」という喫茶店です。 少し薄暗い照明は、黒を基調としたテーブルや椅子と調和しており、とても落ち着く空間でした。  ここに来るのはランチの時間帯で、私は決まってポテトサンドとコーラという組み合わせを頼

          喫茶店・コーヒーと私②

          コーヒー・喫茶店と私①

           喫茶店でゆっくりコーヒーを飲むことは、なんて贅沢で素敵な時間の使い方なんでしょう。  多くの人が、理由や方法は違えど、喫茶店・コーヒーを愛しています。そして、私もその一員です。  みんなは、どうして喫茶店・コーヒーを好きになったんでしょう?そんなことが、ムクムクと気になってきました。人のことを聞くときは、まずは自分から、と言いますので、まずは私のことをお話しします。自分がどうして、喫茶店・コーヒーに惹かれるようになったのか、それを振り返る意味もこめて。  現在、大学四

          コーヒー・喫茶店と私①