海外ペットテック スタートアップ カオスマップ解説(CB Insights版)
今回は2019年頃にCB Insightsで公開されていたペットテックのカオスマップ「THE PET TECH MARKET MAP」に紹介されている海外のスタートアップを何回かに分けて紹介していきます。公開当時とは状況が変わっている会社もありますが、ペットビジネスのトレンドを掴んだり、ペットに関する新規事業のアイデアにもなったり、参考になると思います。
彼らのマップは以下6つのメインカテゴリーで分類されています。このあたりペットビジネスのトレンドですね。
・Pet Service(主にCtoCマッチング、シェアリング)
・E-Commerce(主に世界各国でローカライズされた主要なペットEC)
・Veterinary & Pet Health(主に動物病院向けのSaaSやヘルスケア)
・Wearables(主にデータトラッキングデバイス)
・Hardware(主にスマートカメラ等のIoT)
・Subscription & Food Products(主にD2Cフードのサブスク)
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今回はPet Serviceに焦点を当ててスタートアップを簡単に紹介します。
Rover
最近はコロナ禍でレイオフをするなど厳しい経営環境に追い込まれていますが、最近はウォルマートとも提携したCtoCマッチング(宿泊や散歩、デイケアなど)の一角です。マップにも掲載されている
Wag
Roverと競合するCtoCマッチングのプレイヤー。Softbank Vision Fundが$300M出資したことでも話題になりました(すでに投資撤退済み)。投資当時、ビジョンファンドが犬の散歩マッチングに大金投資したというニュースを見て衝撃を受けた人も多いのでは。
DogBuddy
イギリスを拠点にヨーロッパにおける「犬向けAirbnb」のリーディングプレイヤーでしたが、上記のRoverが2018年に買収済みです。CtoCマッチングの領域は世界各地域にローカライズ版が多く出てきているので規模的な成長を目指す時、資金調達して類似企業を買収という流れは一つのトレンドかと。
PetMe
例えばこのPetMeはCtoCマッチングのイタリアにおけるプレイヤー。
Dog Hero
そしてブラジルを中心に南米でCtoCマッチングを展開するDogHero、といった具合に、各地域で類似サービスが勃興しています。
Mad Paws
そしてこのMad Pawsの展開地域はオーストラリア。Mad Pawsは2018年にカンタス航空をリードとした資金調達(資本業務提携)を行っています。カンタスはオーストラリアおよび南半球最大手の航空会社ですね。私もそうですがペットの飼い主のペインの一つとして長期旅行の際にペットをどうしよう問題があるので、CtoCマッチング会社と航空会社というのは相性が良さそうです。カンタス航空は、Mad Pawsを利用した顧客に対しては、1ドルあたり1カンタスポイントがたまる仕組みを提供しています。
Borrow My Doggy
Borrow My Doggyも類似のCtoCマッチングですがウェブのトップを見てわかる通り訴求点がやや異なり「ペットを飼いたくても飼えないが週末や休日はペットと触れ合いたいという人向け」というメッセージングをしてますね。
いったん今回はここまで。残りの領域のスタートアップも順にご紹介していきたいと思います。
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