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詩集 陽光のかほり・・・ 第 44 篇「風景(けしき)」


星空に溶け込み
陽光から叡智を受け取り
綿菓子のような濃霧に包まれた 風景に 心預ける


日々 日々 
移ろいゆく 心
日々日々
移ろいゆく 風景


一瞬たりとも 全く 同じ 風景など 現存していない
同じ 移ろいの中で
融和と調和を 観察している者


その観察者は
風景にも
心の塵芥にも

感想も述べず感応もする事無く
ただただ 覚め見つめ続けるのみ・・
五感を越えた場所にて 
風景を 認知 感知する その場所からも離れて・・

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