【スキルアップ・勉強法】新人カテ技師にオススメの書籍とpdfを紹介するよ
こんにちは。ペサ山です。
小銭が欲しかったので有料記事にしたかったのですが、「他人の書籍や文献を紹介するだけで金取るとは!?(怒)」となりそうだったので、無料記事にします。
近いうちに「救急IVRの基本」みたいなスライド作って100円で売るので楽しみにしててください。
→(2021年3月)作った。買ってください↓↓
というわけで本記事は、カテ技師山田🥨が参考にしている書籍やpdfを紹介するだけの記事です。ちなみにAmazonのリンクはアフィリエイトではないので、安心してクリックしてください。
1.書籍(買える)
これは良書です。カテ室に配属された看護師向けの本ですが、心カテに必要な検査・画像・治療についての知識が一通り学べます。
「お前来月から心カテな。」って言われたらまずこれを買いましょう。
循環器画像技術研究会が書いている、「血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師」に合格するための公式テキスト(その①)
循環器画像技術研究会が書いている、「血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師」に合格するための公式テキスト(その②)実は山田🥨は読んだことが無い。(じゃぁ勧めるなよ)→読みました。割と良書だったので個人で買っても良いと思います。
2.書籍(非売品)
◆日獨医報vol.59 special edition 2014
「特別企画シリーズ 画像診断とIVRのための腹部血管解剖」
(バイエル薬品株式会社)
血管解剖と破格(通常と異なるバリエーション)がたくさん載っている、かなりボリュームがある1冊。バイエルさんに言えばたぶん貰える。
◆「ナースのためのIVRの実際と看護」
(京滋IVR懇話会)
上記研究会が監修、バイエル薬品株式会社が出版している良書。IVRの各論について、それぞれ手技の目的、流れ、画像、合併症の対策とうが載っている。たぶんバイエルさんに言えば貰えそう。メルカリやヤフオクでも出品されている。山田🥨が持っているのは第4版だが、第5版まで存在することを確認済。
3.勉強になるサイト
→日本IVR学会のHP。教育コンテンツは「会員限定」なのだが、実はゴニョゴニョするとうわなにするやめろ
→10年位前の古い資料が載っている。言うほど為にならない。
→CITECと似た名前の、もう活動していないような団体?
「心臓カテーテル検査における心内圧測定・酸素飽和度測定」は読む価値あり。
◆福島血管撮影技術セミナー(FANTA)|過去の演題・動脈解剖
→「学生・新人の皆様へ向けた動脈の基礎解剖」というファイルが無償提供されている。
→「画像診断cafe」のごろ~にゃ先生@radiology_cafeのサイト。だいたいTACEの時はこのページの最後の画像を印刷したものを手元に置いている。
→これは全ページ読みました。すべての「エクササイズ」の部分を読めばだいたい心カテ知っている風を演じれます。有料の教材は買ったことはありません。
4.pdfファイル(フリーアクセス)
→上記ファイルの在処というのは、日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構の旧HPの「第4回認定講習会のご案内」の中にある「追加テキスト」という、非常にマニアックな場所にあるpdfです。かなり広い内容を網羅していると思います。
◆[ダイジェスト版]循環器診療における放射線被ばくに関するガイドライン(2011年改訂版)
→日本循環器学会のガイドラインシリーズの一つ。カテ技師なら一度は読んでおきたい。
→謎のサイトのコンテンツの1つ。山田🥨の虚血心電図の知識はぶっちゃけこれだけである。心電図の他にも(古いが)内科系全般の知識が学べるコンテンツが眠っている。
◆「透析患者の循環器マニュアル」|朋進会 洋光台セントラルクリニック
→どこかの病院の内部マニュアルなのであろうが、アクセスできるので使わない手はない。虚血治療、心不全、不整脈までさらっと学べる。
→「やさしい」と銘打っておきながら121ページと言うかなりのボリュームである。放射線技師でここまで心電図が頭に入っていればカテ室でドヤ顔できるはず。
◆「心臓カテーテル検査によって得られた結果をどう解釈するか」
日本小児循環器学会雑誌, 31(4): 148-156 (2015)
→日本小児循環器学会雑誌は基本的にオープンアクセスになっているのが喜ばしい。この「小児循環器専門医のための総説シリーズ」は、小児循環器画像診断に関わる技師はすべて読みたいところである。
同シリーズの「ペースメーカーのすべて2」の最後のページにシリーズ巻号のもくじ的なものがあるので、同会誌J-STAGEの検索ボックスにタイトルを入れると容易にアクセスできます。
◆「骨盤骨折のIVR」
日本腹部救急医学会雑誌,2016 年 36 巻 6 号 p. 1061-1067
→日本腹部救急医学会雑誌もオープンアクセスであり、急性腹症の画像診断やIVRについての寄稿があります。上記文献は救急IVRの基本である骨盤骨折に伴う出血のTAEに関する基礎的内容となっています。
◆「急性期脳主幹動脈閉塞の画像診断update」
脳神経外科ジャーナル,2019 年 28 巻 12 号 p. 768-776
◆「脳卒中に対する最新の脳血管内治療」
明日の臨床, 31号 vol.1(2019年)愛知県保険医協会
→併せて読みたい、最新の脳動脈血栓回収術のトレンドについて書かれています。
挙げれば無限にキリがないので、これくらいにしておきましょう。
近いうちに、カテ系の有料記事を書きたい。
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