推しがいるということ
わたしにとって「推しがいること」とはどういうことなのか。
幼いころからたくさんの習い事(ピアノ、そろばん、英会話…)をさせてもらっていた。親からのかすかな期待を感じつつも、昔から飽きっぽく、コツコツと努力することができないわたしは、結局どれも長続きせず辞めてしまった。目標もなく何となくやっていたので、負けて悔しいとか、うまくできなくて泣いてしまうこととか、そういう向上心がないので挫折することもなく、突出してできるものは何一つ得ないまま終わってしまった。今でも、飽きると分かっ