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No.156 2010年1月 監修『情報を整理する新聞術』の出版

 2009年の8月上旬、初等科の私宛に児童図書の監修依頼のお手紙が届いていたようです。児童書の編集制作をしている株式会社「童夢」からのものです。私は夏休み中で7月の中旬から8月の下旬まで学校に行くことはありませんでした。自分の研究や教材研究などをフィールドワーク先や研究会、自宅で行っていました。
 8月の下旬、初等科に行きますと職員室の私の机上にお手紙が置いてありました。以下のような文面(一部)でした。

 お手紙を読ませて頂き、あの「アンパンマン」の出版元のフレーベル館ということにも関心を持ち、早速連絡をとり返信が遅くなったことをお詫びしお会いして内容を確認することにしました。学院に許可を頂き具体的に進めました。もちろん、勤務時間外の自宅での作業です。
 
フレーベル館
https://www.froebel-kan.co.jp/
 
 今回は監修ということで、全て私が執筆するのではないので気は楽です。制作を行う「童夢」がかなり私の今までの著作を把握されており、全体の構成をチェックしましたがよくできていました。私の基本的な考え方が十分反映されていた構成でした。

目次は以下のようでした。

 メディアリテラシーとしての「新聞術」としては以下の視点は重要です。

 私は最後に、教員・保護者のみなさんへとして「新聞を活用して、読解力とメディアリテラシーを鍛える」ことを書きました。5つの視点を提起しました。
「新聞は、社会とつながる『生きた教材』」「PISA型読解力の向上に新聞学習が役立つ」「NIEや読書の奨励による韓国の読解力の向上」「ファミリーフォーカスで新聞に親しむ」「無理せずしぜんに長く続けること」

 2010年1月に発行され、4月に「朝日新聞」で紹介されました。

 子どもたちが新聞の読み方を習得し、社会とつながっていくことができればと願っています。

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