ありがとうガスト
先月末のPayPay祭りで散財したツケが回ってきました。明らかに自分の支払い能力を超えた請求書が届いてしまいました。23歳にもなってママに無心するしかない状況に忸怩たる思いであります。素寒貧なPesoyamです。
PayPay祭りにおける濫費もさることながら、なかなか負担が大きいのが食費です。私は週に2回か3回、ガストへ行きます。金に困っているのなら外食なんぞ避けて然るべきだ、という主張はごもっともです。
しかし、ガストでの勉強は捗るのです。Wi-Fiと電源を完備し、参考書の山を机に築き何時間も居座る私にも「ごゆっくりどうぞ〜」と寛容な態度を示してくださる慈悲深きガスト様には足を向けて寝られません。
ケチケチ星人の私は、朝10時半までにガストへ行かねばなりません。ドリンクバーが付いているモーニングセットの提供が終わってしまう前に必ず入店します。
モーニングセットの中で最安なのが、「トースト&ゆで卵セット」です。ドリンクバーが付いていながら、税抜き299円という博愛を体現したようなお値段です。ランチの時間帯にセットドリンクバーを頼もうものなら200円以上巻き上げられます。まず、このモーニングセットを頼むことで飲み放題の権利を獲得し、研究計画書を仕上げるために先行研究なんかを読み漁りながらアールグレイをしばきます。
昼時になって「ランチタイムだぞ、ご退店遊ばせ」という考えを店員さんに抱かせる前のグッドなタイミングで一番リーズナブルな日替わりランチを頼み、店員さんを宥めすかします。
美味しい日替わりランチを食べ終わると、店員さんがお皿を下げつつ「ごゆっくりどうぞ〜」と言いますので、ここは不承不承お言葉に甘えます。モーニングを頼んだことによる飲み放題の権利は継続していますので、適宜ブレンドコーヒーなんかを啜りながらやはり先行研究をまとめたりします。
夕飯までガストで食べると流石に支払い金額が2000円に近くなるので、夕方になったら目立たぬようにコソコソと支払いを済ませ……とここまで書いて自分は何と厚顔無恥な人間なのであろうと厭になりました。
自分でもガストにいる間は周囲を観察し、混雑してきたら速やかに退店することとしています。しかし、そもそもガストはファミリーレストラン、食事をする場であり、作業をする場ではないのです。私は支払う金額以上にガストから恩恵を受けているのです。
いやでも、やはり私が行くガストは満席になることは稀だし、私がひねもす居座ろうと毎週お金をチャリンチャリンと落としていく(実際はPayPayで支払うので「ペイペイ♪」です)存在であるだけで、尊いのではないでしょうか。むしろ私の方が慈悲深い存在なのではありませんでしょうか。
私は何を言っているのでしょう。とりあえず明日もガストに行こうかと思います。本心を言えば、ガストには本当にお世話になっております。味付けも良いし、ドリンクバーの種類も豊富で言うことなしです。迷惑をかけぬようにこれからもひっそりと利用させていただきたく存じます。
P.S. 親に無心をする前に保有している株式を売り払って現金を得ようかと思います。
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