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指す順6th 地獄の観戦記(B2 第6回戦)〜第3章 時の旅人〜

〜前回までのあらすじ〜

きっとリンク先の記事を読むのが面倒だと思うので、ざっくりとまとめると、『オレオ』は久しぶりに食べると思ってた以上に美味かったし、さんとうまぴょい伝説(とよし)さんの地獄の直接対決を制したのは、『急戦の申し子』でお馴染みのさんだった。

序中盤1章中終盤2章と、観戦記を2回に
分けて書いてみたのだが、思いの外、仕事が忙しくなってしまった為、業務中に記事を書くことがでにないというトラブルに見舞われたことで、
かなり遅延してしまい、完全に旬を逃してしまった。だけど、オイラは負けないよ。

〜禁断のしあわせバター〜

対局直後の表面的な感想戦がこちら。
指し手に全く触れず、お互いの温度感もイマイチ伝わってこない。負けたとよしさんの悔しさというか、歯痒さというか、憤りというか、何と表現して良いのかわからない感情だけは読み取れる。
そしてここからが本番。『地獄の感想戦』が今、
始まろうとしている…が、なかなか始まらない。

地獄検討室では、解説の八十さんとポールさんの振り返り検討が行われていたが、私はお気に入りのポテトチップを食べることに夢中だった。
昔から大好きだった味だったが、今作は個人的に最も評価が高い。『禁断の』と強調しているだけある。家の前のコンビニに置いてある在庫は我が家で買い占めたと言っても過言ではないくらい
主食と化している。(決して転売はしない

画像の右上に映り込んでいるのは、我が家の
アイドル的な存在、オランウータン『テナガ サルオ』君だ。通称『てっちゃん』と呼んでいる。特にこれと言って、他意はない。

さて、本題に戻るが、対局者の二人がなかなか地獄検討室(スペース)にやってくる様子がない。
もしかすると、とよしさんは敗戦したショックから精神崩壊してしまったのではないかと心配していたが、ポテトチップが一袋なくなる頃に、
ようやく姿を現した。

〜風呂入っていた〜

これがとよしさんの第一声だった。
さすがにかなり意表を突かれたが、思い返してみると、『地獄研』では毎回、必ずと言っていいほど、唐突にとよしさんの『お風呂タイム』が発生するので、特に驚くようなことではなかった。
必ずミュートにしていくので、残念ながら入浴している様子まではこちらからは確認できない。
そして戻ってくるのも意外と速い。

八十「あの△8四角はなんだったの?」
とよし「錯覚した。▲同歩△8三角で6一の金が
浮いているのが盲点だった」
八十「だよね。あそこでペースが崩れたね」
とよし「序盤が機敏で、一手ミスったんですよ」

とよし「ここで△4五歩と突いたんだけど、
△3四銀と上がろうとしてたんですよ」
ぺるそなお激指的にはこれが敗着になってますね。△3四銀が最善手らしいです。知らんけど」

ここでとよしさんがリスナーとして地獄検討室
に待機していたポール先生を召喚した。
『ミレニアム』がどうとか、『端棒銀』がどうとか、私のような下等生物には到底理解できない
質問をしていたので、お茶(ホット)をグラスに注いでいたら、突然、地獄検討室から音が消えてしまった。何も聞こえない。何も聞かせてくれない。我が家の通信量が昔より大きくなったからなのか。

元気ですかー!?

とりあえず誰の声も聴こえないので、一発かましてみた。相変わらず何も返ってこない。Twitterスペースではよくあることだ。一回落として立ち上げ直すしかなさそうだ。一時はどうなることかと心配していたが、アントニオ猪木さんも元気になったようで本当によかった。

八十「とりあえず最後の△7三飛はタップミスでしょ?」
とよし「あ、バレた?△同飛としようとしたけど…まぁ、どっちにしろ詰んでたかな」

とよし「ちょっと対応を間違えたと思ったのが、
飛車を出られた時に反射的に銀を引いてしまったけど、ここで攻め合わないとダメデスネ…」

ここで『地獄の一手』正解発表!!!

はい、大正解です!!!『2五桂』!!!
うっかり飛車で銀を取ると、ついつい
ツイートしたくなるような局面になるんですね。

おめでとうございます!!!
唯一の正解(回答)者のモコナさんには、
11月頃に配信される(かどうかは未定)の
『地獄研ラジオ』スペシャルゲストとして
お誘いする可能性が0ではないので、心の準備を…(本当にやるのかは本人たちも知らない…)

とよし「8四の歩が浮いたのもうっかりだよね」

ついに、もう1人の対局者のさんが口を開いた。

とよし「キレ良く序盤からやられてしまって、
今日はダメでした」
「いやいや、作戦通りではあったんですけど、想定通りではなかったんです」
とよし「あ、そうなんだ」
「急戦やりたいってのはあったんですけど、
馬を作れたのはたまたまですし、50手目前後が難しかったなと。こちらが微妙に良いとは思っていたんですけど…」

▲3四歩が成立してたかどうか…」
八十「たしかに違和感があった気がする」
とよし△6五桂かなと思ってました」
八十「それはどこかであるかなと」
「失敗してたらマズイなと思って…」
とよし「△5ニ歩と土下座するつもりでした」
ポール「それは根性の土下座ですね!笑」
八十「ここ先手からピッタリする手がないよね」
ぺるそなお「激指の読み筋では最善手は
▲6五歩らしいです」

みなさんの感想戦についていけず、ひたすらソフトの読み筋ばかりをドヤりながら披露するしか
脳がない惨めな私。ソフトの読み筋評価値
形勢で、いったいこの将棋の何がわかるというのだろう。対局者2人に解説者2人を交えた感想戦が盛り上がったちょうどその頃、数ヶ月前に購入したゲーミングチェアの座り心地がしっくりこないので、立ったり座ったりを繰り返していた。

〜和さん?強いよね〜

八十▲6六歩はどういう意味だったの?」
「次こそ桂馬跳ねるぞ…という」
〜なんか難しくてよくわからないので省略〜
八十「ちょっと恐い手かなと思ったけど、
なるほど、さすが大局観に優れている」

八十「寄せは緩みなかったよね」
とよし「そう、緩んでくれなかったのよ」
ぺるそなお「うーん(特に意味はない)」
八十「唯一、ポールさんが言ってたのが、
▲7四銀じゃなくて、▲9四銀の方が良いのではないかと、何なら▲9四歩でも良いかも」
「あーたしかに。飛車取っても良いのかなと思ってたけど、時間なかったから…」

八十「▲9四歩をサッと取り込まなかったのが
さすがだよね」
「あー、はいはいはい」
八十「アレ取り込んじゃうと、香車の頭を連打されて飛車打たれる筋あるもんね」

当然、私には何を言っているかわからなかった。

八十「2回目の▲3四歩は良かったよね」

〜あなたの風呂はどこから?〜

金が浮いていることを錯覚して、馬を作られたあたりで風呂に入ることを意識し始めたというとよしさん。マイクの音声がしばしば『第二次世界大戦時の無線』のようになってしまうことをとよしさんに指摘される八十さん。85手目▲5九歩を打った局面を気にするさん。そろそろ締めに入りたいなと考えている私。

ここからさらに1時間以上雑談が続くが、棋譜検討にどのソフト使ってる?的な話とか、最新のソフトは人間に優しくないから、もう少し人間の気持ちに寄り添ってくれるソフトが欲しいよね…みたいなお話から八十さんが人生初のパソコンを購入する話題に移行した。mixiの話で感想戦以上に
盛り上がったが、文字数の都合で割愛する。

初めての観戦記を書いてみて、一つ言えることがあるとすれば、もう二度と誰かの観戦記は書きたくないということだ。軽い気持ちで書いてみるとか言ってみたが、記事への反応の割に労力が半端なかった。何なら次戦からの自戦記を書くのも
超絶めんどくさくなってきたくらいだ。

最後に、『地獄研ラジオ(仮)』で歌う合唱曲を何にするかで揉めている。(本当にやるのかは知らないし、歌うのかも知らない)いつかアンケートをする日がくるかもしれないので、候補曲を発表しておく。(多分やらないと思うけど)

候補1…気球に乗ってどこまでも
候補2…マイバラード
候補3…時の旅人(イチオシ)

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