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エボルスターの話(ユニオンや大和ママなど)

様々なカテゴリ(デッキのアーキタイプ)がある中で、2024年4月の48弾で燦然と彗星の如く現れたエボルスター、その翌月にはライフリカバリーやイベントエクストラも追加されて、構築上の不足はほぼ解消されました
 
そして現在のカードプールには公式に明示されたエボルスター用のプレイヤーがおりません。カテゴリ内だけでもほぼデッキが完成してしまうために少しでも適性があれば誰でも組めてしまいます

そこで天王寺大和などを挙げてみます



基本形

とりあえずエボルスターの基本形というか、カテゴリ内のカードを詰められるだけ積んで、スタートカードとイグニッションアイコンで体裁を整えましたよ。そしてデュナミスもカテゴリ内のカードを2枚と、それが使えなかった場合の代案になるカードをいくつか

デッキレシピ

ぶっちゃけ、それが使える状況でエボルスターユニオンをプレイするのが最強のデュナミスの使い方なので、それ以外の高価なカードは「強いプレイができないときに、いやいやながらも使わざるを得ない弱いカード」ということになります。まぁフォローが利くのに越したことはないのですが、順当に動けて勝てる試合では不要となるカードに大枚はたくの馬鹿らしいのです
 
もっとも強みが活かせる3ターン目も、(まだ相手が生きてれば)4ターン目も「エクストラカードのプレイ」はユニオンが理想。そのユニオンがプレイできずスタートカードを割りたい場合などにはエイホート。そしてニャルラトの剣臨器はミクストラしか想定してません
 
エボルスターにとってのアセンションエクストラは、直前のターンに相手がプレイしていて勝ち切るのが無理だと判断した場合にこちらも置いて次のキルターンが返ってくるのを待つためのカードです。よってシールド値の分も超過してライフを奪えそうなら使いませんので、デッキ全体の攻撃力が高いようなら不採用でも構いません。お財布とも相談してください

低コストゼクスの攻撃からライフを守るイベントエクストラは、イデアライズが使われなくなった今なら最新の《破滅を覆す心》が自身を裏向きにして再使用できる能力を持つため、それ1枚だけあればよいと考える方もいるでしょう。その考え方に間違いはないのですが、ゲーム中に貴重なリソースコストを支払う負担の大きさも加味すると、構築段階でデュナミスの枠を割く方が実際のプレイスタイルには合致する人が多いでしょう
こういった短期決戦向けの視点から、カタログスペックが上のカードを選び続けることだけが常に正解とはならないこともあります

ユニオンの使い方

ユニオンの条件はスクエアに純白獣フゥイと漆黒獣グリースが存在しつつトラッシュにミクストラが揃っていてリソース5枚以上ですが、トラッシュに漆黒獣グリースと黒獣フゥイがいるなら見切り発車で雑に始動しても大丈夫でしょう。幼獣グリースから黒獣フゥイ登場させればデッキ上5枚は削れるので、デッキからミクストラが落ちてくれる可能性はそれなりにあります
 
では対戦相手が姫君だとして、こちら先攻2ターン目に白獣フゥイ+白獣グリースでライフ叩いたら、黒彼方で2枚のトークンが登場してイグニッションフェイズに運河。後攻2ターン目でコスト下がってる白アセンションをプレイして盤面を流してから、運河によりコスト軽減された白彼方でバラードが登場してターン返されました

先攻3ターン目でリソースは5枚。イグニッション2回でトラッシュ4枚が増えたものの、こちらの盤面はスタートカードのみ。幸いにも漆黒獣グリースを含めてトラッシュにエボルスターが6枚以上あったので、どこまでやれるか試してみましょう
 
トラッシュのエボルスター4枚をデッキに戻して黒2の支払いで漆黒獣グリースをプレイします。この後の動きのために、幼獣グリースと黒獣フゥイはトラッシュに残しておきましょう

漆黒獣グリースの攻撃時に、コスト7以下の相手ゼクスを破壊しながらトラッシュからコスト3以下のエボルスターをプレイできます。今回の例ではバラードトークンを破壊して、幼獣グリースを登場させます
 
幼獣グリースでデッキ2枚トラッシュに置いてカード引いたら、トラッシュからコスト4のエボルスターをプレイできます

幼獣グリースの起動能力を経由して、トラッシュから黒獣フゥイをプレイします。そしてその登場時に、幼獣グリースで引いた手札をトラッシュへ投げ捨てながらデッキ上3枚をトラッシュに置き、エボルスターラヴやエボルスターエッグなどを手札に戻します。漆黒獣グリースのプレイで4枚を戻しましたが、もうここで5枚がトラッシュに置かれ直しています
ここでは都合よく5枚でミクストラがトラッシュに置かれたものとしますが、トラッシュ減らしたくないのでエヴォルシードの処理は無視します
 
黒獣フゥイの攻撃でアセンションのシールド値を削ってから、エボルスターラヴを経由して純白獣フゥイをプレイします

純白獣フゥイの登場時に、トラッシュのエボルスター3枚をデッキに戻してノーマルスクエア上の低パワーゼクスらを破壊します。そして攻撃でアセンションのシールド値を削ります

スクエア上にカード名の異なるコスト5のエボルスター2枚(純白獣フゥイ、漆黒獣グリース)、トラッシュにコスト10のエボルスター(ミクストラ)、これで条件が揃ったのでイベントエクストラのエボルスター・ユニオンをプレイします。なおユニオンの効果で純白獣フゥイがトラッシュに置かれると、それでスクエアを離れているために自動能力でコスト3以下のエボルスターがトラッシュからプレイできます

幼獣グリースから黒獣フゥイは定番の動き。結果的にトラッシュ5枚と手札1枚が増やせますし、その手札もトラッシュにある好きな1枚(ほぼエボルスターラヴ)を選べるのでプレイングの再現性はそれなりに高めです
 
攻撃でシールド値を削ってとうとうゼロになりましたが、まだこの時点でアセンションは破壊されません。シールド値がなくなってからの攻撃で破壊されます。これ、直感的にわかりにくいですよね

コスト7以上であるためミクストラを剣臨器として愛邪精神ニャルラトにシフトします。エボルスターは2種族カテゴリなので、イベントでなければ手札2枚がトラッシュのゼクスに変わります。ミクストラの起動能力でプレイする幼獣グリースを自前で用意できます
 
先ほどトラッシュに置かれた漆黒獣グリースを含む2枚をコストとしてデッキへ戻しながら、ミクストラの起動能力で幼獣グリースをプレイします

黒獣フゥイをエボルスターラヴで漆黒獣グリースにして、トラッシュに置かれた黒獣フゥイを幼獣グリースでプレイします。そしてフゥイの攻撃でようやくシールド値ゼロのアセンションが破壊されました

ミクストラでライフを叩きます。ここでライフからヴォイドブリンガーなどを筆頭にした除去能力を持つゼクスがプレイされると困ります
余裕あるならエボルスターエッグの起動能力で、漆黒獣グリースが相手に選ばれないよう守ってあげましょう

もしミクストラの攻撃によるダメージでライフからゼクスがプレイされていたとしても、それがノーマルスクエアに登場したなら漆黒獣グリースの攻撃時に破壊できるでしょう
 
そして漆黒獣グリースの攻撃時にトラッシュからエボルスター・コンビネーションをプレイすると、その起動能力で純白獣フゥイを登場させられます

アセンションの防御力の前では「このぐらいしか」できません
黒獣フゥイをシャンブラの囁きで破壊できていればまだ殴れます

大和ママ

プレイヤーに天王寺大和を採用する理由は、アウェイクンパニッシャーの《降魔§継承 天王寺大和》(以下AP大和)ですね。それ以外で大和にしかできない動きが欲しかったら、そもそもエボルスターではなくクレプスに特化したデッキを組むべきでしょう。ほんの数枚だけで借りられる武器としてリンクやパニッシャーは魅力的です

デッキレシピ

アウェイクンパニッシャーに合わせてそれ以外の黒パニッシャーも採用した結果、デュナミスが一気に埋まりました。エボルスターユニオンで押し切れなさそうな場合のサブプランが取れるのはよいですね

八千代、あづみ、ヴォレフ、あいするゆうき、いずれもトラッシュからリンクゼクスとアウェイクゼクスを持ってくるためのカードなので、他で代用できると感じたらいくつか差し換えるのもいいでしょう

リンクとAP大和

とりあえずリンク設置とそこからAP大和の流れを書きたいので、黒2で漆黒獣グリースをプレイして、その攻撃時に相手ゼクス破壊と幼獣プレイを経由して黒獣フゥイまでは省略します。上述の基本形にある手順でだいたいご理解いただけるかと思います

相手のライフにダメージを与えているので、レイド能力をプレイして、更にその登場時の自動能力でリンクをスクエアに置きます。見やすいようリンクを中央に配置しましたが、この後エボルスターラヴで黒獣フゥイをトラッシュに置くため、リンクはそこでも構いません

黒獣フゥイをエボルスターラヴでトラッシュに置き、デッキから純白獣フゥイをプレイします。純白獣と漆黒獣とが揃ったならユニオンですよね

そしてユニオンの効果で純白獣フゥイをトラッシュに置くため、スクエアを離れたことで誘発する自動能力により幼獣グリースも登場させます

トラッシュから登場した黒いゼクスなので幼獣グリースを剣臨器にして、終焉招来エンデにシフトします。そしてエンデの能力でトラッシュにある黒いゼクスとしてアウェイクゼクスを手札に戻し、その起動能力でAP大和を登場させます
 
ミクストラやAP大和は、随時それぞれに攻撃させます

AP大和の起動能力で、コストとして自分の種族ディアボロスを破壊し、相手の手札2枚とノーマルスクエアの相手ゼクスをトラッシュへ置きます。ノーマルスクエアのゼクスはいなくとも、手札を奪っておけば安心です
 
破壊するディアボロスをスタートカードにすると、チャージで有効になる能力が使えて便利です。先んじてスタートカードを攻撃などで除去されていたら、代わりにレイド能力で登場させたクレプスを破壊しましょう
 
スタートカードの誘い込むリベルは、一見してカテゴリ怪盗団の専用カードであるように見えますが、これ自身が怪盗団なので能力は自己完結します
リベルがコスト6以上のゼクスを破壊できるので、自分のミクストラを破壊してカードが引けます。その前にミクストラの起動能力で、手札からエボルスター(幼獣グリース)を登場させられるのもお忘れなく

2体の幼獣グリースからそれぞれトラッシュの黒獣フゥイ。その黒獣フゥイらのどちらかでエボルスターラヴを見つけられれば、さらに追加でダメージを与えることができます。

黒獣フゥイが見つけてきたエボルスターラヴをプレイして、フゥイをトラッシュに置いてデッキからプレイした漆黒獣グリースで攻撃します。その攻撃時にコスト3以下のエボルスターゼクスをプレイできますので、常在能力によってコストが下がっているコンビネーションをプレイします

漆黒獣グリースの攻撃したバトル終了時に、リンクの能力でグリースを破壊します。そしてゼクスがいなくなったので、コンビネーションの起動能力でトラッシュから純白獣フゥイを登場させます

ライフリカバリーを2種だとか特定のカード(エボルスターラヴ)に頼り切っているという点は否めませんが、そこそこいい打点が得られます
AP大和は無視して、ライフリカバリーはカテゴリ内の1種4枚だけにするのもプレイングの安定感を確保する意味ではよいと思います

姫君ママ

動かし方は基本形と変わりないため、デッキレシピのみ掲載
スタートカードが優秀なだけでプレイヤー選ぶ理由になります
 
またカテゴリ専用のイベント2種が、いずれもプレイされるとデッキに戻っていくため、デッキの総枚数が少なくなるほど《心融かし和を願う少女》でイベントを手札に加えられる確率が上がるのは面白いですね。ユナイトイベント積むのなら、多少はエボルスターゼクスを削って約束イベント(とデュナミスのパニッシャー)を採用してもいいのかもしれません

デュナミスは割愛します

きさらママ

姫君のデッキレシピにスタートカードが優秀と書きましたが、こちらもほぼ似たようなものです。違いといえばスタートカードを使用する目的やタイミングが、緊急避難的に限定されることです

こちらもデュナミスは割愛しますが、黒緑アゲハの降臨アバター採用することを推奨します。極論エボルスターユニオンが2枚あれば戦えます

7月以降のエボルスター

オーバードライブにいいのが来ましたね
純白獣フゥイで相手のパワーを下げれば破壊できる対象範囲が広がります

ロッティさん、カード化されるの予想よりも早いですね
しかしこれエボルスター名称じゃないので採用されるかは怪しい
このカード自身をレイドゼクスにしたり、ゼクス扱いならトークンを加工できることで何か悪さするかもしれません


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