綾瀬とズィーガーの話(50弾の発売直前)
上柚木綾瀬のキャラクターデッキ(店頭ではなくカードガチャで販売される形式の構築済みデッキ)が昨年10月(発送は11月末)のことでした
その後、11月~12月のゼクスタ参加でもらえるランダム封入のPRカードで足回りが補強されて、今春の48弾に新規カードをもらいました
共通サイクルでライフリカバリーに別の役目を与えられてしまったため、それまで展開役も担っていたアルタービーストの代わりになる別のイグニッションアイコンを必要とされたためのデザインでしょうね
パニッシャー無視してアルターで構築すると類似4枚の体制が取れるので、再びライフリカバリーをアルターに戻す可能性もなくはないかと思います
現状ガチャデッキ二つと、PRカードを4枚と48弾の新規を2~3枚ほど買ってくれば誰でも最新デッキです。ぶっちゃけ48弾の《墜翼の壊爪 ズィーガー》が公開された当時の率直な感想は、能力で破壊できないゼクスを高パワーで殴らねばならない微不利な状況に備える保険カードなのでオーバードライブでも代用できそうな十五夜ズィーガーのマイナーチェンジだと思ってました。手札に余裕があれば憑依条件のために使うのもよいでしょう
10月17日、予告はされていたリビルドのあらましが明らかになったことで、墜翼ズィーガーの評価が少し上がりました。破天降臨のコストになれます
元から持ってた自動能力は変わっておらず、リビルドによる旧版との差異は破天降臨が追加されたことだけです。ただそれがとても偉い
話の枕が要らない人向けショートカット
あまりズィーガー以外の不純物を混ぜない綾瀬デッキについて語ります
キャラクターデッキをニコイチしてアウェイクンパニッシャー(以下AP)を事故なく使うこと目標にした構築です
デッキレシピのサンプル
能力コストとして置かれるチャージがズィーガー以外では困る状況があるため、その状況を構築段階から避けるために不純物を除いています
不純物を多少なり受け入れるのであれば、ヴォイドブリンガーの枠を1~2枚くらい《シャンブラの囁き》に差し替えるのもよいかと思います
リビルドされた邂逅ズィーガーを2枚にしてみました
デュナミスの枠は16枚しかないので、あれも欲しいこれも欲しいとなるのは悩みどころですね。ロゴパトエトスは、同じ降臨条件の黒緑アゲハでも、パニッシャーの壊竜巫バラハラでも、はたまたシフトのエンデでも好きなように調整してください
絶対死との邂逅ズィーガー
完全新規ではありませんが、現状の使い勝手が壊滅的でほぼ忘れ去られていたカードがリビルドされて返ってきたのでなかなかの強化です
リビルド
この令和のZ/Xで馬鹿正直にリソースコスト5とか支払ってられないので、リビルドにより破天降臨が追加されました。それ以外に旧版との差異はありません。カード画像を並べると文章量それほど違わなく見えますが、これは現在サブテキストに移った覚醒条件のせいですね
比較用に並べてみました。下半分まったく同じです
まだIGOBが出始めた頃だった初出当時の使い方としては、先攻でも後攻でも3ターン目に覚醒条件でプレイして、相手の展開したゼクスを破壊しながらトラッシュから誓いイベントかズィーガーバケーションを拾って次のターンに備えるという感じでしたね。当時はそれくらいの出力でよかったんです
破天降臨のコストは、リソースコスト黒1の支払いと、スクエア上からコスト5以上のズィーガーを除外すること。リブートでなくて構わないので、攻撃し終えて埋まってるスクエアを空けつつそこから攻撃できます
実質的に黒1でライフ取れるということですね。コストとなったズィーガーは除外されてしまうのでトラッシュからの再利用などもできなくなりますが、そのまま殴り切って勝てば次のターンなんて要りませんからね
破天降臨のために
まずコスト5以上のズィーガーが必要です。そして破天降臨にはリソースコストも要求されるので、なるべくそこに負担をかけない方法で登場させたいところです。前述のサンプルとして挙げたデッキレシピではこの辺り
いわゆるアークゼクスである紫閃の反逆獣。リソース6枚以上を要求されるので、おそらくは相手のリソース4枚以上の条件も満たされていることでしょう。チャージを消費すれば自力でリブートしてライフを叩けます
48弾で新規追加された墜翼の壊爪。手札さえあればリソースコストは白か黒いずれかの1だけでよく、攻撃時にチャージを手札へ戻せる能力は相手のスタートカードなどを除去するのにも使えます
キャラデッキで追加されたハピネスタイム。自ターンのみですがエヴォルシードのようにデッキからトラッシュへ置かれることで誘発して、相手のゼクスを破壊しながらそのゼクスのあったノーマルスクエアに登場します。何らかの行動でトラッシュを増やそうとしたついでに降って湧く高コストは、憑依条件に便利です
登場は運次第ですが、リソース支払わないので上振れへの期待があります
運用上の動き
とりあえず例として飛鳥をぶん殴りましょう
こちら先攻で適当に立てたズィーガーを、相手が応戦して攻撃し返しているような感じで3ターン目が返ってきました
イグニッション宣言によりデッキ上から公開されたハピネスタイムがトラッシュへ置かれたので、ノーマルスクエアのフィエリテを破壊してそのスクエアにハピネスタイムを登場させます
ハピネスタイムでプレイヤースクエアのスタートカードを攻撃します
コスト6以上の黒いゼクスなので《わたしがお姉さんなんだから》を無償でプレイし、デッキ上3枚をトラッシュに置きます
また「ズィーガー」の攻撃でゼクスを破壊したことで、トラッシュから《生徒会の癒しの時間 ズィーガー》の能力が誘発し、その効果で自身をチャージに置きます
黒3を支払って手札から《死神の咆哮 ズィーガー》をプレイし、その自動能力でトラッシュからコスト4のプレデターとして《静凛§結魂 ズィーガー》を登場させます。そしてリンクゼクスである静凛§結魂の自動能力で中央にリンクを置きます
死神咆哮とリンクゼクスを降臨条件にして、デュナミスからルシファーをプレイし、ルシファーの自動能力はチャージのリンクゼクスをトラッシュへ置いて解決します。そしてライフへの攻撃まで実施
黒1を支払いつつコスト5以上のゼクスとしてハピネスタイムを除外し、破天降臨によって《絶対死との邂逅ズィーガー》を登場させます
対応したリンクが置かれているので、アウェイクゼクス(静凛§開化 ズィーガー)の起動能力でアウェイクンパニッシャー(静凛§継承 上柚木綾瀬、以降はAP綾瀬と表記)を登場させます。ここまでで死神咆哮が黒3、破天降臨とAP綾瀬で各1ずつ支払ってリソース5枚を使い切りました
リンクの上から絶対死との邂逅が攻撃する際に、AP綾瀬の自動能力が誘発して、チャージのズィーガー2枚(生徒会と死神咆哮)をトラッシュに置いて、絶対死との邂逅がリブートします
そして絶対死との邂逅が元から持っている自動能力で、トラッシュからリンクゼクスを手札に戻します
もしも相手のライフからゼクスが登場したらAPの攻撃で破壊します
そして手札に戻したリンクゼクスをレイド能力で登場させ、すでにリンクがあるのでトラッシュのズィーガー2枚をチャージに置きます
これでまた相手のライフを絶対死との邂逅で攻撃する際にリブートできます
なお絶対死との邂逅は攻撃するたびにトラッシュのズィーガーを回収します
この流れならルシファーで1回、絶対死との邂逅で1~2回は相手のライフを叩けるでしょうか。リンクの設置が前のターンに済んでいたり、スタートカードを降臨条件にしていたり、あと相手のゼクスを余分に破壊できていればハピネスタイムを剣臨器として《【二度目の迎春'14】綾瀬》にシフトしてチャージや手札をやりくりできますね
個人的に思うところなど
自壊しての面空け、どうしようかと思ってましたが破天降臨で解決しましたね。もともとルクスリアもアリスも黒の破天降臨はズィーガーにとってさほど使いやすい印象はなかったので、切り替えてしまってよさそうです
あとは、そうですね。同じ頃に条件もカードパワーも同等と見なされてデザインされた類似カードなら、そのリビルドも同じように扱われるべきだと思うんですけど、なにか間違ってますかね?