マジカルの話(はろうぃんパニック)
現状のカードプールで許されないはずの能力が、カテゴリ限定ということでなぜか許されてしまったマジカル。過去弾で強化された際にドラゴンとアイドルで専用カードを得ており、更には元々の他種族カテゴリということでもプラセクトやリーファーをパートナーにしているゼクス使いまで選択肢に含めることができます
上述の通り選択肢はありますが、僕はペクティリスが好きなので、他のプレイヤーについては別記事で紹介します
新規カード紹介
強化は4枚、そのうち1種は降臨条件を持つゼクスエクストラ
いずれもゼロオプティマに関連した能力を持ちます
サイエンス・マジカル ケミリー
まずリソースにリーファーとプラセクトがない状況はカテゴリの構成上ほぼありえません。一応プラセクトについてはドラゴンカジノ収録時のカードが例外になりますけれども無視していい条件です
登場すると、デッキの上のカードをリソースに置き、リソースのゼクスを手札に戻します。おそらくデザイン意図としては、ゼロオプティマの達成に向けてイグニッションアイコンの有無でリソースの選別ができますね
ゼロオプティマ3を達成すると、能力で登場した相手ゼクスをリソースへ置けます。どちらのターンでも誘発して対象範囲がコスト4以下なので、レイドや早いターンのパニッシャーなどでの防衛を阻止できます
パラソル・マジカル フレラ
各ゾーンでイグニッションアイコンを得たり、ゼロオプティマ8を達成するとパワー10500になれたりもしますが、このカードの強さは「封神されてる水遊びジャガーのアッパー調整版」であることに集約されるでしょう
水遊びジャガーの誘発は、カードの能力でリソースに置かれること。フレラの誘発は、マジカルのカードの能力でリソースに置かれることと、登場。そして水遊びジャガーの効果はデッキの上をリソースに置くこと、フレラの効果はデッキの上を手札に引いてから手札のマジカルをリソースに置くこと
デッキ内がほぼマジカルで固められたカテゴリ構築なら、ジャガーより誘発する条件が増えて、ジャガーよりアドバンテージと選択肢が増えています
封神され「デッキに1枚たりとも積むな!」と公式ルールブックから言われたカードより強い、なんだこのバケモノ
ディスガイズ・マジカル クシュル
ゼロオプティマ5で自身を除いた全体のパワーが上がります。固定値ですが、カテゴリ外でもヴァインドラゴンとしてクシュルに使えるよう調整されたアリンとして、より使いやすくなっていると言えそうです
ゼロオプティマ8で、範囲内の緑ゼクスが相手に選ばれなくなります
絶界は自身も選べませんが、この効果は相手だけなのでパワーを上げたり小回りの利く回避能力になっています。ただし選べないだけで効果は受けるため、全体除去などからは逃げられません。過信は禁物
ベリー・レイジー・マジカル リリアン
コスト5のゼクスエクストラで、カテゴリにとっては有って無いような降臨条件なので早ければ1ターン目からにでもプレイできそうですが、常在能力によりプレイを制限されています。それでも出るときは出ますが
登場すると、チャージを1枚トラッシュに置いて、トラッシュから2枚のカードをリソースに置けます。降臨条件でプレイするためチャージは用意できますし、リソースへ置くカードについては指定がないので、かなり応用の利く便利な能力となっています。単純にゼロオプティマ達成へ向けてイグニッションアイコンを増やしてもいいのですが、セリウム+プロングホーンなど揃えるのにも使えます
ゼロオプティマ9を達成すると、真実を求めて(2023年9月28日より封神指定)とほぼ同じ能力をプレイできます。リソース12枚くらいまで伸ばせばゼロオプティマ9は見えるので、だいたい3ターン目には使える想定です
デッキレシピ
プレイヤーはペクティリスでPLEXにリリアン
スタートリソースとライフリカバリー以外はカテゴリ名称のマジカルを含みます。スタートリソースはイグニッションアイコンを持たないため、ゼロオプティマをカードギミックの主軸に据えたマジカルとの相性がいいとは言えないのですが、緑2でプリムラやプルムを投下できるメリットが偉すぎるので採用しています
あとゲーム開始時から目の前にリリアンいると嬉しい
デュナミスの大半は、色や種族に合わせた汎用カードなのでペクティリス以外のプレイヤーでも共有される部分は多いのですが、能力で登場した小型ゼクスを破壊できる《卓上の決戦》あたりが他にはない強みです
プレイングの凡例
毎回できるわけではありませんが、もしこれができれば試合が有利に運べるという動きをいくつか紹介しておきます
初動の上振れ
まずコレンゲやケミリーをプレイし、リソースにカードを置く効果を解決しますが、基本的に序盤でプレイできる能力では置いたのと同じ枚数を別のゾーンへ移すため、質的な良化はあっても量的な増加はありません
しかし上振れでフレラがめくれると話は変わってきます
本来はコスト5で中盤からのカードとなるフレラは、スクエアへ登場するだけでなく他のマジカルの能力でリソースへ置かれることでも誘発し、手札からマジカルをリソースへ置けます(戻したりしないのでリソースが増えます)
ケミリーの能力でフレラが置かれ、同時にコレンゲが手札に戻ります
もともとリソース3枚から、この時点では増減ありません
そして置かれたことで誘発したフレラの能力で、手札に戻したコレンゲをリソースに置きます。そうするとフレラがコスト4以上のマジカルなのでコレンゲの自動能力が誘発し、デッキ上からリソースを置きます
コレンゲの能力で、デッキ上からステラがリソースに置かれました
フレラとステラは常在能力でイグニッションアイコンを得ているため、ゼロオプティマ4が達成されました
リソースの総枚数とイグニッションアイコンの数で条件を満たしたので、降臨条件でレイジーリリアンをプレイします
降臨条件で破壊したケミリーを自動能力でトラッシュ経由してリソースへ置けるのでゼロオプティマ5に届きます
リソースにイグニッションアイコンが5枚あればシフトもできます
不用意に相手のスタートカードを破壊するのはリスクもありますが、シフトの自動能力を誘発させるためには攻撃が必要です。それで増えたリソースをホタルでロンダリングしてやればゼロオプティマ6になります
ご覧のように上振れだと先1でもこのリソースが作れます
お気付きかとは思いますが、どこかのタイミングで2枚目のフレラかコレンゲが置かれればもっと伸びます。あとケミリーの前に《仮初の輝き》というイベントをプレイして置くと、更に伸びる可能性があります
マリガン基準はコレンゲです
もしレイジーリリアンが生き残ってターン返ってくると、ゼロオプティマ9になって実質《真実を求めて》と似たような起動能力を使えます
終盤の詰め
ある程度リソースを用意して、相手にターン渡したら、なんやかんやでスクエア埋め尽くされて、こちらはライフから出たコレンゲのみ。でもリソースはたっぷりありますので頑張って押し返しましょう
蛇足ながら相手の行動をおおまかに書いておくと、
スタートリソースで緑イース、約束イベントからニグたんパニッシャーとニグたんからリルフィ、ブレイクで魔刀(レンジ3付与)、魔刀のブレイク能力で銀器、アウェイクゼクスでアウェイクンパニッシャー、レイドでリンクゼクス登場させて銀器イース。以上の2・2・1・1で使って起きてるリソースはなく、こちらのドローフェイズに緑から赤へカラーブレイク(チャージのスタートカード除去)
あと魔刀がPLEXで絶界
まず隣接しているアイコンへ攻撃してスクエアを空けます。そしてブロッサムマジカルガーデン(以下ガーデン)の起動能力で空けたスクエアへステラを登場させ、更にステラの自動能力でケミリーも登場させます。ケミリーの自動能力でフレラを手札に戻して置きます
ケミリーでわるい子リルフィを攻撃しスクエアを空け、そこへスタートリソースの起動能力でプリムラを登場させます。そしてプリムラの自動能力で上6枚から好きなイグニッションアイコンを探してリソースに置きます
追加のポルチュやコレンゲあたりが欲しいところです
ステラとプリムラを降臨条件にしてレイジーリリアンをプレイします。ゼクスエクストラの登場によつてわるい子リルフィが誘発しますので、登場させて手札からフレラをトラッシュに置きます。その登場したリルフィはケミリーでリソースを経由させてデュナミスへ送り返します。さてレイジーリリアンが登場したので、都合よくトラッシュにあるガーデンとフレラをリソースへ置きますね。そうすればポルチュでガーデンを手札に戻せます
ゼロオプティマ9はプリムラあたりで達成しているでしょうから、ポルチュを含むリソースをリブートさせます。ポルチュの起動能力には制限がないため、リブートできれば何度でもガーデンを回収できます。単純に枚数分だけでも優秀ですが、レイジーリリアンと組み合わせれば2倍にできます
ポルチュで回収したガーデンでスクエアを空け、そこへカトリーナを登場させて攻撃します。その攻撃時にケミリーをリソースへ置いてデッキ上3枚からマジカルを登場させます。まずはプルムを登場させて、使ったガーデンと何かをリソースへ置くとしましょう。元のパワーも7500ありますのでPLEXのリリアンEXでパワーを上げれば、攻撃で魔刀のスクエアを空けられます
再度ポルチュで回収したガーデンでカトリーナを仕舞って再登場させて攻撃します。その攻撃時にコレンゲをリソースへ置いて、デッキ上3枚からスイートリリアンを登場させます。コスト3以下ではないのでイベントエクストラの迎撃は怖くありませんし、ゼロオプティマ5によりイグニッションアイコンを持つため後ほどカトリーナの自動能力で別のマジカルと入れ替えられますから、スイートリリアンは全力でプレイヤースクエアを殴ります
この盤面に対してはあまり意味ありませんが、絶界であろうとスイートリリアンの起動能力なら問答無用でリソースへ置けますし、純粋なパワーもアークゼクス越えで上がっていきます。コレンゲやミラー(ライフリカバリー)などをデッキへ返すのを目的として効果は空打ちでもコスト支払っておけば色々と捗ります
カトリーナを剣臨器にニャルラトをシフトして回収したガーデンで、カトリーナを仕舞って再登場させて攻撃します。その攻撃時にスイートリリアンをリソースへ置いて、ペクティリスを登場させ更にデッキ上3枚からガーデンを探します
ペクティリスはコスト7以下なら、自他を問わずゼクスをリソースへ置けますので攻めにも守りにも使えます。コストとしてコレンゲやフレラをトラッシュに置くのは、ランドラやプルムの布石にもなります
最後のガーデンはミュオを登場させます。ゼロオプティマ8あればリソースのマジカルをプレイヤースクエアへ登場させられますので、スイートリリアンを登場させましょう。パワー15000を超えてて、絶界を貫通する多面除去を備えた最強のダウナー系美少女です
まぁ、カトリーナが頑張ってくれてたら守りは考えなくてもよいのです
盤面を気にするなら、残った銀器もペクティリスでリソースへどうぞ
ぶっちゃけ何回ガーデン使ったかの勝負なので、重要なのはポルチュとカトリーナです。そしてそれを支えるのが最序盤から手札とリソースを整えてくれるフレラやコレンゲ、詰めの後押しをするのがレイジーリリアンです
多分、水遊びジャガーの封神解除したら、他の緑もこうなります
構築の軸について
マジカルの構築で大きく分けられるポイントは、開発陣が迷走していた時期の名残で課せられた「リーファーとプラセクト」以外がない場合をどう受け止めるかではないかと思います
受け入れるとミュオやプリムラを強く使えますが、代わりにマジカル名称でもヴァインドラゴン交じりの一部は使いにくくなりますし、最近どのデッキでも採用されるようなパニッシャーとは無縁になります
言い換えれば、プレイヤーにクシュルを採用したらこのnoteで掲載したデッキレシピとは異なるタイプのマジカルが組めます。その辺も比較して紹介できるnote書いてみてもいいかもしれませんね
あと早い段階からご覧の通りのリソース枚数になりますので、少し勝率に目をつぶればIGOB+イデアライズで戦えなくもありません
それでは、おやすみなさい
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