女神デッキと構築の話
主題と言うか目的は構築の方です
よって「もっと女神デッキを強くしたい」という人の参考にはならないと思います。サンプルデッキも載せてますけど名称をリストアップして、優先順位の高い方から詰め込んだだけですし
まず女神デッキとはどういうものかについてですが
初出はゼクプレ!という2018年9月の商品に収録された、バステトとアメノウズメIGOBを中心としたデッキ、でした。バステトの自動能力が象徴するように、手札からサイズ度外視して登場させられますが即座に破壊されてチャージへ置かれます。ただ一時的にでも「登場する」の事象で誘発する自動能力や、溜まっていくチャージをコストにして様々な効果を使えます
それ以前までに多数の「カード名に女神を含むゼクス」は収録されていましたが散発的にゲーム上での意味はあまりなかったのが、それらの名称で統一したデッキが企画され、当時のIGOB環境に合わせて女神デッキ専用のIGOBを主軸として戦うデッキが産まれました
そして環境がIGOBからアークゼクスへと移り、女神デッキを目にすることはなくなりました。それが最近2024年4月の商品で復活して現在に至ります
デッキレシピ
ゼクスのデッキを構築する上で特定のカードを使うためにプレイヤーが重要だったりもしますが、女神の名称を持つゼクスにほぼプレイヤーが影響しないことから誰でもよかったりします。そのため汎用的なイベントなど採用するためにプレイヤーを選ぶこともありますね
後述しますが、自分のリソース5枚以上で《舞い踊る女神の誓い》をプレイしてIGOBを登場させることを目標としていれば、それ以外はどうとでもなります。それゆえに《烈日の猫女神バステト》を登場させる意義は薄まりました。いれば盤面の制圧力は上がって、相手の限界を妨害するのにも役立つので不要ということではありません。周りも強くなったのでバステトに依存しなくてもよくなったということです
まずデッキの主軸となるIGOBの上半分を3枚。一気に攻め勝つデッキなので仮に採用しても4枚目を使う機会は来ないかもしれません
アセンションエクストラを2枚、これは選択肢があれば有利と言うだけでゲーム中はどちらか1枚だけしか使えないので、いずれかに絞ってもいいでしょう。守る必要がなければ使わなくて済むカードでもありますし
大半のシフトは剣臨器となるゼクスが剣臨条件に合わないため、IGOBさえ登場すれば使える《絶対無敵のE組》と、赤のイグニッションアイコンという容易な剣臨条件の《【麗鳥招来】セマルグル》くらいしか選択肢に挙がらないという側面もあって5枚です。チャージを手札に戻せるのは女神デッキにとって有用なので《【友愛刃神】星望海ニンガル》のことは覚えていてあげてください
相手ターン中にもプレイできるイベントエクストラとして、ライフへの軽い攻撃をいなせる《破滅を覆す心》は代替品の《カードデバイスの変革者》でも構いません。アイドルにしか使えない特権として《ひと夏の思い出》を採用したのでプレイヤーはカナPになりましたが、ここさえ外せば別のプレイヤーで問題ありません
あとはいくつかの異なる方法でプレイされるゼクスエクストラですが、あまり多く採用しても1ターンにプレイできるのは1枚だけなので、役割を絞ると常用する1~2枚と緊急時の対策として使う1~3枚くらいになるかと思います。このデッキでは《≪あいするゆうき≫》と《真相を追う片翼 ルーノ》が3ターン目以降に可能ならプレイしたくて、相手が絶界を持つゼクスで盤面を埋めて対処に困ったら《月夜を彷徨う屍飾神 エンリル》を使うことになります。降臨条件や破天降臨でも登場させられることから《『厄災』の蛇竜 ヤトノカミ》は非常に便利なカードです
デュナミス構築の話
採用理由は概ね上で書いた通りですが、他のデッキにも通用する構築の話をします。まずデュナミスは上限16枚で、エクストラカードをプレイできるのが1ターンに1枚までなので、無闇に増やしてもゲーム中に使わない(使えない)カードが出てきます
よって1~2ターン目に使うエクストラカード、3ターン目(リソース5枚)に使う可能性が高いエクストラカード、4ターン目以降(リソース6枚以上)にしか使えないエクストラカードという風に、ゲームテンポに合わせた採用候補を絞るとよいでしょう
そして相手ターン中にも使えるイベントエクストラは、上記の括りとはまた分けて考えるものもあります
2ターン目以降
一応コスト3なので1ターン目からもプレイは可能ですが、その時点でライフを攻撃される可能性が極めて低いので考えなくてよいでしょう。いずれのアセンションエクストラも後攻ならコストが下がって赤2でプレイできます
本来の用途はシールド値とそれ自身の分だけライフへの攻撃を肩代わりしてくれることですが、その固有の能力から《征展星“コルウス” スイフト》は相手の多面展開への切り返しに向いています
自動能力にリソース枚数の制限があることから《聖典星“スクトゥム” フィンレー》をリソース4枚以下でプレイするのは推奨しませんが、常在能力で全体のパワーを上げてくれるので相手プレイヤースクエアに居座るオーバードライブのパワー15000への回答として使えます
3ターン目
リソースが5枚になると、降臨条件を持つコスト5のゼクスエクストラがプレイできるようになります。以下のゼクスエクストラいずれも多色ですが、その降臨条件はいずれかの色を持つリブートのゼクス2枚を破壊すればよいので、赤+赤として青や黒を含まなくてもプレイ可能です
《≪あいするゆうき≫》は登場時にすべての相手ゼクスにダメージを与えるので自身のパワーが低くても火力として貢献でき、たまに相手プレイヤースクエアを空けられたりもします
また色の指定があるとはいえこのデッキは赤単色なので、トラッシュにあるゼクスを手札に戻して再利用できます。デッキ構築の段階で同種を4枚より、異なる数種を少枚数ずつにしておくと戦略の幅が広げられます
4ターン目
降臨条件としても破天降臨としてもリソース6枚以上が必要なので、いずれの方法で登場させるにしても4ターン以降になります
降臨条件は色を問わずゼクス2枚なので、コストの合計が6以上になるよう2枚のリブートのゼクスを破壊すればプレイできます。これはルールによるエクストラカードのプレイです
破天降臨はそのカードが持つ起動能力で、コストの大小を問わず2枚のリブートのゼクスをトラッシュに置くことを代償として、リソース6枚以上あればこのカードが登場します。カードのプレイではなく能力によって登場させているため、ヤトノカミを登場させても他のエクストラカードのプレイが可能です
消費リソース少ないためターン問わず
憑依条件は、最小値は1ですがその条件にしたゼクスの分だけコストを下げてプレイできるので、リブートのゼクスでコスト8分を下げられれば理論上は1ターン目からでもプレイできます。まともに考えたら3ターン以降です
憑依条件でフォースにしたゼクスの枚数に応じてパワーが上がるので、だいたいパワー8000か12000を前提にしてよいでしょう
キーワード能力「絶界」を持つゼクスは能力で選べなくて厄介ですが、エンリルが登場すればすべて破壊できます。女神デッキのダメージを与える能力で対処できない盤面への回答です
女神デッキ(あづみ)
参考までに、この辺りのカードが一挙に揃うので、ホロ抜きの「キャラクターデッキ 各務原あづみ2024」を探してみるのもよいかと思います
デュナミスのカードは色や条件が近ければ転用できるので、構築済みデッキをパーツ取りで買うことも多々あります