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玖珠美甘の話(49弾)

新プレイヤーの玖珠美甘(くす・みかも)
拳がすべてを解決する
 
知識は豊富でアホの子ではないが、あまり悩まず即断即決

TCG的には赤の世界に所属していることからリムーブゾーンも活用し、最大の特徴は新たに追加されたカード種別の「アセンション」を多用します
そしてキーワード能力オーバードライブもテーマに組み込みます



玖珠美甘の関連カード

プロフィールに「拳がすべてを解決する」とありますが、決して暴力的なだけではなく平和的な解決策も持っています
そう、ジャンケンですね。プレイヤーカードも3種類あります

プレイヤーはグー・チョキ・パーの3種類ですが、プレイヤーEXは1種のみ
能力は他の多くの主人公たちと同じく、指定名称でコスト5以上への絶界付与とライフ回復です

アセンション

48弾から汎用で収録されていたアセンションエクストラとは少し違う点もありますが、エクストラカードではないアセンションが3種類あります
 
その大きな違いとしては、ゲーム中に1回のみのアセンションエクストラに対し、エクストラカードではないアセンションは何度でもプレイできます

コスト0でシールド値も0のアセンション
起動能力で、デッキ上3枚からアセンション1枚を除外できます。もう一つの起動能力のための補助的な運用ですね
そして起動能力のコストでこのカードを手札に戻すと、除外されているコスト1以上のアセンションをプレイできます。使い方としては、攻撃目標となったこのカードが手札に戻って新たなアセンションが配置され直すことになるので、実質シールドを+1するような意味を持ちます
 

コスト1でシールド値は0のアセンション
自ターンに限って指定スクエアのパワー上昇させる常在能力で、相手プレイヤースクエアへの攻撃力が上がります
これも自ターンに限られますが、このカードが登場した際にデッキ上5枚から1枚を手札に加える効果か、相手ゼクスに8000ダメージを与える効果化を選べます。自ターン限定なので、星界賢聖で相手ターンにプレイしてもシールド値以上の意味はありません
 

コスト3でシールド値は1のアセンション
常在能力により、リムーブゾーンでコストが下がるのは、シールド値を考えると星界賢聖でプレイすることを想定していそうですね
このゲーム如何に小さなコストで大きなゼクスを登場させるかが強さの指標基準みたいなところありますが、指定スクエアに限られるとはいえ相手のリソース枚数以下の登場を許さない常在能力を持ちます。端的に言うとアークゼクスから殴られないのは偉い
このアセンションの登場時にコスト3以下のゼクスを手札から登場させられるため、自ターンに攻めとして使っても星界賢聖で除去能力を持つ小型を差し込んでも便利ですね

ゼクス

美甘のゼクスは、イグニッションアイコンが2種に非イグニッションアイコンが5種で、すでに構築するのに十分な枚数と言えます

スタートリソースはプレイヤーEX化のために最低でも1枚は採用しましょうプレイヤーEXかつ有効リソースの起動能力で、このカード自身のスリープとアセンションを手札に戻し、さらにトラッシュを除外することで手札からコスト5以下の美甘を登場させられます。コスト0の星界賢聖を使い回せるなら実質リソースコスト赤1だけで大多数の美甘を使えることになります
 
このスタートリソースの起動能力、リソース枚数の制限がないのでPLEX化のための1枚目を使って以降は、2~4枚目のスタートリソースで手札から美甘を投げ放題になります。アセンションをプレイすれば不正スクエアエフェクトによりスタートカードがトラッシュに置かれるので最低限1体は確定で投げられます。最速はクライシスエフェクトによりPLEX化した返しの後1
 

リソース5枚以上あればアセンションをスリープしてコスト1としてプレイできます。この常在能力でのコスト軽減は、条件的にアセンションがあるプレイヤースクエアへはゼクスをプレイできない大前提の基本ルールがあるため、スタートリソースとそんなに変わりませんね
 
自動能力で、カードが登場するたびに相手ゼクスへ5000ダメージを与えられ、美甘ならゼクスでもアセンションでもカードの登場なので、間接的にスタートリソースとの相性がとてもよいです
 
起動能力で手札1枚除外すると、2回イグニッションします。成功すればゼクスが登場してボードアドバンテージ取れますし、失敗してもトラッシュが増えるので他のカードのコストが賄えます
 

スタートリソースでPLEX化すればイグニッションアイコンとオーバードライブを得ます。他のあらゆるデッキで4枚しか入らないはずのオーバードライブがデッキ内で8枚になります
 
このカードが登場すると(カード種別の指定なく)リムーブ1枚を手札に戻せます。イベントでもアセンションでも拾い放題です
自ターンでも相手ターンでも使える起動能力で、トラッシュ2枚をコストとして除外し、このカード以外のすべての自ゼクスのパワーを上げます
 

キーワード能力のライフリカバリー
自動能力で、デッキ上2枚を見てそのうち1枚を手札に1枚を除外。美甘にとってはどちらも有効活用できるゾーンです
まず前提としてリソース5枚以上ある場合にしかプレイできない起動能力ですが、そのコストで(リブートでもスリープでも)自分のゼクスを手札に戻して、リムーブからミカモアセンションをコスト支払わずにプレイします。さすがに同名ターン1ですね
 
スタートリソースでアセンションを手札に戻しながら美甘を投げつけて、投げつけた美甘をライフリカバリーで手札に戻しながらアセンションをプレイし、スタートリソースでアセンションを手札に戻しながら美甘を投げつけます。投げてた美甘がハンマーなら2回ずつイグニッションもします
 

自動能力で、登場時に手札を除外したら2枚まで引けます。してよいなので除外しないことも選べますね
手札かトラッシュにあるこのカード自身を除外することをコストとした起動能力で、アセンションがあれば自ターン中ゼクス1枚は相手のカードの効果を受けなくなります。絶界よりも偉い回避能力
 

コスト6なのでスタートリソースでは登場させられませんが、常在能力でプレイ時のコストを下げることができます。最大5枚までリムーブからデッキへ戻してシャッフルできるので、デッキが薄くなってきた際のイグニッション成功率を調整することもできそうですね
 
このゼクスをプレイして登場させたら、手札1枚をトラッシュに置くことでノーマルスクエアのゼクスを(自分のでも相手のでも)除外する効果か、手札かリムーブからミカモアセンションをコスト支払わずにプレイする効果のうちいずれか一つを選べます。現状だとゼクス除外が使いやすくて強く、アセンションはカードプールが広がっての将来性に期待ですね
 

特殊なコストを支払うと、起動能力で手札かリムーブから登場します。そのコストはパワーが合計11000以上になるように同名以外のリブートのゼクス1~2枚を除外。オーバードライブなどなら1枚、パワー増やすの得意ですからゼクス2枚もいれば超えるでしょう
 
登場すれば手札を引けて、相手ゼクスを除外できます
ターン終了時にリソース1枚までリブートします。星界賢聖でコスト1以上のアセンションをプレイするためのリソースは超宇宙ビームで用意できました
 

イグニッション候補

とりあえず非イグニッションアイコンのカードですが、アセンションが3種とゼクスが5種で各4ずつにすると8*4=32となって、スタートカードも含めて何枚か削って調整しましょうってことになりますね。専用カードプール外から採用したいカードあったら更に削ってください
 
本題はイグニッションアイコンです
まずハピネスタイムとライフリカバリーがありまして、それ以外にオーバードライブを4枚まで積んで残り枠は8枚

相手の行動を抑制できて攻めっ気が強いのはアームドですけど、アセンション除外したりスピニングみかんキック探したり便利なのはセマルグル

ヴォイドブリンガーとしてアビッソを採用すると、星砕の弩髪ハンマーでイグニッション当てた際に盤面が空きます。飛べクスミカモとシナジーありそうなクイックドローでも悪くないと思います。絶界を得られる機会はそうそうなさそうですが

イベント積んでみるのも悪くないかもしれません
ただ自壊目的でテインの叫びを採用すると、パワー上がり過ぎて破壊できないこともあるかもしれません。トラッシュ枚数も稼げるから再生の胎動はよさげですがデュナミス枚数を圧迫するのが懸念材料

あとは原初アバターあたりが安定して強そうだと思います
超宇宙ビームで構えられるリソースもありますし

デッキレシピ

サンプルです。わかりやすさ優先なので、強いカードを4枚ずつ
3枚にしたカードも弱いわけではなく、代用が利いたり必要とされるのが中盤以降であったりするためです

デュナミスはパニッシャー不採用なので降臨条件や憑依条件でプレイ可能なゼクスエクストラを目に付く端から入れてった感じですね

プレイング

序盤の、というか2ターン目にスタートリソース2枚以上を用意できた場合に備えた1ターン目の心掛けのようなものです

  • マリガン基準はアセンションの有無

  • トラッシュを作るためにカードをプレイする

  • あとでリムーブからは回収できるので悩まない

ゲーム開始時の手札4枚にコスト1以下のアセンションがなかったら引き直しましょう。コスト0の星界賢聖もコスト1のむずかしい話はNGもそれぞれに良い点があります。両方ともあるのが理想ですけど、どちらか一方があれば他方を探しにも行けます
 
スタートリソースで登場させる方の起動能力は、コストにトラッシュも必要としています。もっとも簡単なのはアセンションをプレイしてスタートカードを不正スクエアエフェクトでトラッシュに置くことですね
相手がちゃんと攻撃などしてくれるなら、コスト3以下のゼクスを相手プレイヤースクエア周りなどへプレイして、破壊してもらったのをイグニッション宣言でもいいでしょう。プレイしたアセンションでも、次ターン開始時までに破壊されればチャージへ置かれるのでイグニッション宣言できます
 
怒りのだだっこ拳が登場すれば、リムーブゾーンにあるカード1枚を手札へ戻せるため、ちゃんとデッキが回ればリムーブは取り返しのつく領域です。また間接的にですがスピニングみかんキックのコストでもリムーブゾーンにあるカードをデッキへ戻せます

最速2ターン目の理不尽

教材として、キャラクターデッキグロリアを使います
 
先手で「手札の引き直し」をしてもコスト4以上のカードしかなくて、リソース置いただけで1ターン目を終えたら、相手は心頭滅却グロリアをプレイしてターンを返してきました
 
その2ターン目ドローフェイズにむずかしい話はNGクスミカモ(以下NGミカモ)を引けて、スタートリソースの2枚目を置いたところから状況開始

まず1枚目のスタートリソースの起動能力で、プレイヤーを玖珠美甘EXにします。そして赤1でNGミカモをプレイし、デッキ上5枚から星界賢聖を手札に加えます。なおスタートカードの精霊メリアは、アセンションがプレイされたことにより不正スクエアエフェクトでトラッシュに置かれています

スタートリソース(2枚目)の起動能力で、NGミカモを手札に戻して精霊メリアをトラッシュから除外し、星砕の弩髪ハンマーを登場させます。一応この時点で心頭滅却グロリアに5000ダメージ与えて破壊もできるのですが、選ばず無視します。手札に星界賢聖があるなら、戻したNGミカモはリムーブゾーンにあった方が都合よいので、ハンマーの起動能力コストで除外します

イグニッション2回でハピネスタイムがプレイできました
それとプレイヤースクエアに星界賢聖もプレイします。星界賢聖の起動能力を使ってデッキ上3枚からアセンションを探して除外できます

ハンマーとハピネスタイムの2枚でパワー合計11000以上あるので、手札から超宇宙ビームを登場させます。その登場により、カードを引いて心頭滅却グロリアを除外します
 
ここでリムーブ5枚未満なら、星界賢聖を戻してNGミカモをプレイします
もしリムーブ5枚以上なら、スピニングみかんキックまで届きます

リムーブ5枚をデッキに戻して、手札からスピニングみかんキックをプレイ。プレイして登場させたので、手札から飛べ!クスミカモをコスト支払わずにプレイ、飛べミカモの自動能力でハピネスタイムまで登場します
 
超宇宙ビームにPLEXの起動能力で絶界を付与して置き、相手プレイヤースクエアを空けてライフ1点は取れそうですね。まだ先手2ターン目なのでレイドやPLEX化などの思惑が絡むと、余力があっても攻撃するべきでなかったり、逆にライフへのダメージ負うためハピネスタイムでも攻撃を素通りさせてくれることもありますので、ここから2点まで取りに行くかは相手次第

とりあえず次のターンが返ってきたら、今度はスタートリソースを2枚とも登場させる能力で使えて、破壊されたカードなどでトラッシュも用意できているはずです。オーバードライブで叩き伏せましょう

埋められてからの返し方

相手の先攻3ターン目に、心頭滅却グロリアを手札からプレイして3枚目のリンクを置いて、チャージから起動能力で粉骨砕身グロリアとその能力で手札からハピネスタイムグロリア、さらにハピネスタイムがトラッシュから偶像崇拝グロリアを登場させたとします。さらにコスト軽減のために心頭滅却グロリアをトラッシュに置いて夕涼みに赴くグロリアを登場させ、心頭滅却グロリアは自身の能力でトラッシュからノーマルスクエアへ登場させます
 
おそらくノーマルスクエアにいた美甘が銀鎖リンクの能力により手札へ戻されていますね。教材用なので細かいところは詰めません

ノーマルスクエアが1ヶ所でも空いていれば、スタートリソースで弩髪ハンマーを登場させられるので、パワー5000以下のゼクスは端から焼いていけます。なお起動能力で2回イグニッションしてる最中は、ゼクスを登場させても自動能力が誘発するだけで解決まではされない(まだその時点では5000ダメージを与えられない)ことには留意してください

イグニッションを当てて、アセンションをプレイして、それぞれの登場で誘発した5000ダメージを与えて盤面がスッキリしてきました。ただ相手のコスト5以上のゼクスも少なくとも1枚以上は絶界でしょうから、弩髪ハンマーを過信してはいけません。まぁ能力で選べなくても殴ればいいのです

アセンションをスリープすることでコスト軽減した弩髪ハンマーBと最初に登場させてた弩髪ハンマーAでそれぞれ絶界グロリアを攻撃し、空いたスクエアにイグニッション成功するとこんな盤面になるでしょうか。オーバードライブでパワー15000として扱われているセマルグルは、リムーブゾーンに超宇宙ビームがあるなら除外してそちらを登場させましょう。パワー15000よりもコスト8の方が除去しづらいでしょうし

怒りのだだっこ拳と超宇宙ビームで相手のプレイヤースクエアおよびライフを攻撃します。あとの展開の準備として、星界賢聖ミカモも手札に戻しておきましょう。もしかしたらトラッシュ枚数などによってはアセンションも放置するのがいいのかもしれません

疲れたらひと休み(ライフリカバリー)の起動能力で(攻撃し終えてスリープの)怒りのだだっこ拳を手札に戻して、飛べ!クスミカモをプレイします。飛べミカモの自動能力で、手札からハピネスタイムも登場させます

ひと休みとハピネスタイムを降臨条件にアナスタシアをプレイします。そして手札に戻っていた怒りのだだっこ拳を、2枚目のスタートリソースで登場させます。そろそろイグニッションに頼らずリソース使います

アグレッシブに攻めるなら、攻撃させた怒りのだだっこ拳は、スピニングみかんキックをプレイした際の自動能力で除外できます。そして空いたスクエアに、アナスタシアのイグニッションや、飛べミカモをスリープさせることでコスト軽減した弩髪ハンマーCをプレイするなどして追撃が可能です

絶界の弩髪ハンマーがいる状態で、プレイヤースクエアが星界賢聖だと、ちゃんとリソース残してればリムーブの飛べミカモをプレイしてコスト3以下のゼクスも登場させられるから、弩髪ハンマーが2回の誘発でパワー10000以下を迎撃できるんですよね
 
この例なら少し前の状況で、手札から星界賢聖をプレイして不正スクエアエフェクトによりトラッシュへ置かれた飛べミカモを、怒りのだだっこ拳の起動能力でトラッシュからリムーブゾーンへ置けば準備完了です

八尾セット

すでに名称指定のあるカードだけで構築がほぼ完結しているので、素直に組もうとするとイグニッションアイコンくらいしか手を入れられそうに見えませんが、最後に安価で採用し得る候補がありますので紹介します

まだ玖珠美甘に専用のシフトがありませんので、プレイヤー指定がなく採用しやすいシフトとして八尾セット
 
まず剣臨器となる八尾が、自分のでも相手のでもスクエアにゼクスがいさえすれば手札でコストが下がります。合わせて6枚以上あればコスト赤1まで下がり、登場すれば手札補充か除去のいずれか一つの効果を解決できます
 
シフトも込みで考えると、元の手札が何枚でも(この八尾1枚だけでも)すべて捨てれば4枚まで引けます。もし2枚以上の八尾を採用していれば、リムーブから次の八尾を回収もできます

少し先のお話

エクストラパック48弾ゼクスプラッシュサマーメモリーにて新規収録される予定の玖珠美甘が少なくとも1種はあります。先だって48弾に収録されて直後のエクストラパックで強化されたエボルスターのことを考えると、この他にも玖珠美甘載カードはあるかもしれません

手札を使い果たしても、わずか赤1でリムーブゾーンからプレイできる上にリムーブゾーンから任意に2枚まで手札に戻せるので、便利ではあるのでしょう。けれども頼らざるを得ない状況になること自体が避けたいので、評価の難しいカードですね
 
転身カテゴリや出雲、あとシュリがピン積みしてると輝きそうですね
任意に手札を捨てられて、キーカード揃えたら勝ちのコンボデッキで採用する分にはデメリットなくて、むしろ最強の起爆スイッチと言えます

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