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メインクーンの話(51弾の新カード)

ほぼ毎日のようにZ/X公式のTwitter(現X)アカウント上では新商品の発売前ということで定例の先行公開をしていますが、2025年1月9日(木)の正午、この日に公開されたのはメインクーンの新規が2枚。今年度から通常弾では4月7月10月のいずれかに1回と、1月に全プレイヤーに1回の強化が予告されていましたので情報公開そのものはようやく順番が回ってきたというだけですが、その内容は目を見張るものがありました


虚仮の一心 メインクーン

虚仮(こけ)とは、中身の伴わない見せかけや愚か者といった意味であり、あまりよくない言葉で「虚仮脅し」などにも使われますが、慣用句の「虚仮の一心」は「たとえ愚か者でも、一つのことに打ち込み続ければ、立派な結果が出せる」ということを表していて、第1弾から泥棒猫としての印象を残し続けたメインクーンにはピッタリのカード名ですね

常在能力により、このカード自身のコストが軽減されます
相手側の1ターン目にリソース3枚を使い切ってくれれば、早くて2ターン目にはコスト4として手札からプレイできますね。相手のリソース4枚以上スリープされていれば、デッキからコスト3以下として登場させることもできます

常在能力により、レンジ2を得られます
条件としてスクエアに5枚以上の種族ケット・シーが必要になりますが、レンジ2が欲しくなるのは相手プレイヤースクエアを3体で囲んだ後の話なので、気付いたら勝手に満たされるたぐいの条件です
注意点としては、パニッシャーやアバターなどデュナミスから登場させたゼクスエクストラの多くは種族ケット・シーではないことでしょうか
 
自動能力により、相手ゼクスのパワーを下げられます
誘発事象は、このカード自身か種族ケット・シーが登場することなので、少し懐かしさを感じますね。かつての魔祓誓装とは異なり、自ターンの縛りが消えましたので相手ターン中にレイド宣言などで不意に誘発させることもできます

一応このカードを早期に出すこと自体は可能ですし、2ターン目にコスト7パワー10500が対処しづらいのも確かですが、どちらかと言えば終盤に埋められた盤面を自動能力で空けながら押し返すためのカードではないかと思います。自分のプレイヤースクエアに登場して、展開していけば相手プレイヤースクエアに攻撃が届きます

煌めく晴姿 メインクーン

正月で縁起物を搔き集めたメインクーン、信心があるのか俗っぽいのか
ロシア出身であるニーナ・シトリーはペンドラゴン教会の宣教師なので、肩書から考えたらよその宗教儀礼に則った初詣はどういうスタンスで接するべきかという議題もあるのですが、そもそもアダム・ペンドラゴンが日本文化を好いており信仰対象が種族エンジェルってだけで既存宗教に対しての態度がとても軽いというか柔らかいというか少なくとも否定的な印象まったくないのですよね。成り立ちとしてはペンドラゴンのオッサンが勝手にエンジェル信仰を始めたから破門されて新興宗教になったんですが
 
白の世界の四大天使のうち3人が元日本人ですし残る一人もアダム・ペンドラゴン本人ですし、ペンドラゴン教会としては日本文化に対してむちゃくちゃ友好的にせざるを得ない気がします

イグニッションアイコンを持つコスト3パワー4500の種族ケット・シー
 
起動能力により、手札からコスト5以下の「メインクーン」を登場させられます。条件としてスクエアとリソースにメインクーン名称を6枚以上ある場合となっていますが、このカード自身も含まれるため早くて2ターン目にリソース4枚とスタートカードで達成できます。使うと同名のこの能力がターン中は使えなくなりますので、いわゆる2枚目が腐るたぐいのカードですがそのデメリットを吞んででも4枚にする価値があると思います
 
注意点として、この起動能力を使うとこのカード自身はデッキ下に置かれますが、手札からコスト5以下のメインクーンを登場させるまではスクエア上に存在しています。そのためこのカードのあるスクエアへは登場させられないことと、使用後にスクエアが空くことは予め考えておきましょう

デッキレシピ

ざっと試作したデッキレシピだとこんな感じでしょうか
4ターン目にしか使えないアークゼクス関連のカードが足を引っ張ってる気がしますけど、アセンションがある以上そのターンまでもつれ込む可能性があるの否定できないんですよね

メインクーンのカード名に寄せた都合もあって、イベントで呼び出すパニッシャーを不採用としました。まだ2週間弱あるので未公開のカード次第では変わるかもしれません

ヴィヴァーチェとエイホート、ほんと便利ですね。このデッキに有用なリソース寝かす効果と、対処しづらいコスト6以上を除去する効果を、破天降臨で用意できるのがとても便利

結び

デッキ構築する上で、パートナーゼクスを持つプレイヤーでは特定の名称に寄せる必要があって汎用的なカードを採用しにくい場合があります。ニーナはそれが顕著になりがちですが、そういうデザインをするなら特化したことで得られる恩恵も大きくしてほしいんですよね
 
そういう意味で今回の煌めく晴姿はとてもいいカードをもらえました

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