ギアドラゴンでZ/Xを始めよう
ある日、いくつかの分岐点で枝分かれした未来と現代が繋がりました
戦乱に明け暮れる「赤の世界」や、荒廃した「黒の世界」など
中でも高度に進んだ知識や技術を手にしたのが「青の世界」です
その「青の世界」の叡智を守る竜が、機械の体を持つギアドラゴン
このnoteではそのギアドラゴンを中心としたデッキを組むまでの道筋を示すのを目的としています。デッキの回し方などは余裕があれば追記します
デッキ構築の予算
書き出しからかなり世知辛い話になりますが、基本的にTCGを始めるにはそれなりのおカネが要ります。もちろんZ/Xも例外ではありませんし、メーカーも一部の尖ったユーザーも煽り立てるのでドン引きするような金額になるデッキも存在しますが、まずルール覚えて遊び始めるだけなら常識的な遊びの範囲内で収まる予算でも組めます
梅コース:イデアライズ+アルターブレイク
竹コース:クライシスアーク
松コース:ユナイトアーク+パニッシャー
どのコースにも共通する部分としてスタートダッシュデッキを使います
いわゆる構築済みデッキで、そのままでも必要最低限は揃います
定価は税込み3300円でしたが、今だと探せば弐千円くらいでしょうか
このnote書いてる2023年3月の時点で2年近く前のデッキです
そしてZ/Xというゲームは半年ごとに新たなシステムを追加するので、構築済みデッキの中身も二周遅れくらいと言えますが、システム側に一長一短あるため一概に弱くなるわけでもありません
各コースの最大の違いはIGOB(イグニッションオーバードライブ)を採用しているか、クライシスアークを採用しているかの違いで、梅コースはスタートダッシュデッキに元から収録されているIGOBをそのまま使うので予算がかなり浮きます。竹コースの予算の大半はクライシスアークの新規購入分で、松コースは竹コースに加えて追加購入分を上乗せします
梅コース
SDデッキが弐千円、再録されたアルターブレイク関連が全部まとめて五百円、各1枚ずつは欲しいシフトが合わせて五百円、カッコいいドライブピニオンが1枚600円。デュナミスの足りない分を買い揃えても予算6千円を少し超えるくらいかと思います
竹コース
クライシスアークと同居できないIGOBとそれに付随するイデアライズやオーバーシフトなどがごっそり削られ、プレイヤーEXやアークゼクスに置き換えられます。またスタートリソースをはじめとして緑や多色(青緑など)も採用されることから、青単色を前提とした蒼旋機が抜けて、デュナミスにも青以外のカードが増えます
SDデッキが弐千円、PLEXが千五百円弱、アークゼクスが八百円くらい、ゼクステンドドライブのTypeXが千五百円くらい、むにむにや緑のカードまとめて千五百円くらいなので、メインデッキだけで約壱万円といったところ
梅コースになかったデュナミスのカードは、直に見ると目が潰れるので
「3枚もあればメインデッキと同じくらいの金額に届く」
ということだけ認識してくれればそれでよいです
松コース
上記の竹コースを少しアップグレードしました
主な変更点は、デュナミスのイベントエクストラを経由してアークゼクスをプレイするユナイトアークへ対応したことと、パニッシャーを採用したこと
具体的な金額は《蒼天を貫く螺旋の約束 ユイ》が三千円、《鋼豪渦巻く嵐機の螺旋竜》が八百円、《未来に向かう約束 あづみ》が千八百円くらい。あとヘリカルフォートをデッキから登場させられるイベント《セカイを穿つ青の砲撃》も八百円ほどしますので、もろもろ合わせて二万円くらい追加
なおデュナミスのパニッシャーたちは一万弐千円くらいです
後記
イラストやルールに興味を持って「まず始めてみるか!」という気持ちでしたら、梅コースからご検討ください。最近は更新されてませんが、公式サイトで配布してるフリーカード冊子でもIGOB初期のデッキが丸ごとありますので、それでリソースの支払いやイグニッション、攻撃やライフへのダメージなど大まかにルールは掴めるかと思います
もっと言うと、ゼクスタ開催店舗へ赴いて参加者の皆さんに声をかけましたら、松コース相当のデッキ貸してくれると思います。ご覧のように始めるまでのハードル高くて新規参入者なかなかいないので、既存プレイヤーは初心者さんの勧誘に飢えてます。さまざまなアーキタイプから、どれが馴染むか楽しめるか、選びながら学んでいけばよいと思います
TCGを始めるにあたって普通は初心者さんに「速攻か? 耐久か? コントロールか? ハンデスか?」などデッキの動かし方の傾向で好みを訊きますが、このZ/XというTCGそうとは限らないのですよね
「幼女か? オッサンか? 巨乳か? ショタか? 百合か? 男の娘か?」を訊かれて、それに答えるとデッキが決まります。不思議ですね