大倉一真(一般社団法人パーソナルサービス支援機構 代表理事 / 鹿児島県大隅地域を拠点に不登校・ひきこもり支援、自殺対策事業などを展開)

不登校やひきこもりの子ども・若者の日常生活から就職後の自立までを継続的に支援。地域共生をめざし、企業や支援機関など多くの社会資源を巻き込んだ新たな仕組みを創造する。フリースクール、就労訓練、自殺相談、子どもアドボカシーなど各事業を運営。https://kanoya-ps.com/

大倉一真(一般社団法人パーソナルサービス支援機構 代表理事 / 鹿児島県大隅地域を拠点に不登校・ひきこもり支援、自殺対策事業などを展開)

不登校やひきこもりの子ども・若者の日常生活から就職後の自立までを継続的に支援。地域共生をめざし、企業や支援機関など多くの社会資源を巻き込んだ新たな仕組みを創造する。フリースクール、就労訓練、自殺相談、子どもアドボカシーなど各事業を運営。https://kanoya-ps.com/

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不登校児童生徒にとってのゲーム・スマホ

私たちのフリースクールや不登校児童生徒支援室では、ゲーム機やスマホ・タブレットの持ち込みを禁止にはしていません。 その理由にはいくつかありますが、フリースクールや不登校児童生徒支援室に通うことはあくまでも「寄り道」だと考えているからです。 息抜きをして、体が記憶したトラウマをケアし、友だちと過ごすことの楽しさを思い出し、自分のこれからのことを自分で考えられるようにするための場所で、だからこそ復学できるし、進学もできるのです。 学校と同じようなルールがあれば息抜きもできないし、

    • 「どんな事態にも対応できる存在に」 学校に行かない選択をした子どもの居場所を守る

      鹿児島テレビ 2023年1月25日放送(FNNプライムオンライン特集記事) 文部科学省の最新の調査によると、不登校の児童や生徒は全国で29万人以上。鹿児島県内でも年々増加し、2021年度は過去最多を記録した。「学校に行かない」という選択をした子どもたちの居場所は今どこにあるのか、取り巻く環境はどう変わってきているのか取材した。 不登校の子どもたちが通う「フリースクール」 午前10時。鹿屋市の住宅地にある一軒家に次々と子どもたちが入っていく。ここは、一般社団法人が運営する

      • きつ音を理解する

        不登校やイジメにあった子どもたちの支援をしていると、時々、きつ音や場面かん黙の子どもと出会います。 私は10数年ほど前にある医師から、医師でもなんでもない私に「きつ音や場面かん黙は技術で治すものではなく理解で治すもの」と、私でも治すことができるのだと教えられ、それをきっかけに勉強し、気がつけば言語聴覚士の試験を受けていました。資格はおまけみたいなもので、この知識は本当に今でも役に立っています。 鹿児島に来てからも何人か支援しましたが、その中のきつ音を持つある子どもとの会話の

        • フリースクール・通信制高校サポート校への利用を考えているご家族さまへのメッセージ

          最近では体験活動などを取り入れるフリースクールや通信制高校サポート校がちらほら出てきたかなと感じます。少し前までのこういったスクールというのは、家で一人にさせるのが心配なので、とにかく預かってもらうところという印象でした。そこでは家にいるときと何ら変わらず、学習プリントや漫画を読んでるだけ、、というのが多く、以前、そういったとこの出身者から「学生時代や10代の思い出は何も無い」なんて寂しい話をよく耳にしていたものです。 私たちのスクールではふんだんに体験活動などを実施している